EVENTREPORT
早船 明夫 宇佐美 信乃 黒川 慶大
18-02-03-Sat
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金融業界の変革を目指す。
SPEEDAコンサルティングサービスチームのメンバーたち

TEXT BY MISA HARADA@HEW
PHOTO BY YUKI IKEDA

ユーザベースは、「経済情報で、世界をかえる」というミッションのもと、
企業・業界情報プラットフォーム「SPEEDA」やソーシャル機能も兼ね備えた、
経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」などを運営する、
国内でもトップクラスの勢いを持つ経済情報スタートアップだ。

金融機関在籍者からも転職先として熱視線を送られる同社が2017年12月某日、
都内にて若手金融パーソン向けのキャリアイベントを開催した。

実際にメガバンクからスタートアップに飛び込んだメンバーたちは、
ユーザベースで何を実現しようとしているのか?

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銀行を2社経験して、共通する問題を感じた

早船本日は私が司会で、宇佐美と黒川にスピーカーを担当してもらいます。本日お集まりの皆さんは、「SPEEDA」のことはご存知でしょうか?せっかくなので、すこし紹介させていただきます。

写真右:株式会社ユーザベース ディレクター 早船 明夫氏

早船「SPEEDA」は、BtoB向け情報プラットフォームで、一言で言えば“ビジネス版Google”みたいなものです。世界500万社の企業データや約560業界に渡るレポートが分析、収録されていて、コンサルティングファームや投資銀行、会計ファームなど600以上の企業・団体に導入されています。

SPEEDAを使うことにより、、数分で資料作成に使えるデータやグラフを出力できます。「情報収集やその加工にかかる時間を大幅に短縮し、付加価値の高い業務に時間を使うことができる」ということがサービスコンセプトになっています。

SPEEDA紹介動画 on Vimeo

宇佐美私は2007年に三菱UFJ信託銀行に入社して、銀行員として「SPEEDA」が導入される前と後の両方を経験しているのですが、「SPEEDA」以前は本当に大変でした。

有価証券報告書を百何枚も印刷して、線を引いたり付箋を貼ったり、Excelに打ち直したり、といった作業から解放され、すごく感動したことを覚えています。専用端末がいらないクラウドサービス、PCだけでサクサク使えるのもいいところですよね。

株式会社ユーザベース コンサルティング・サービスチーム マネージャー 宇佐美 信乃氏

早船2人は何故ユーザベースに転職したんですか?

宇佐美新卒で三菱UFJ信託銀行に入社して、不動産仲介や法人営業、財務戦略の提案業務に従事して9年ほど働き、その後は三井住友銀行に転職。そこで法人営業を担当して、2017年2月にユーザベースにジョインしました。

銀行を2社経験してみると、どちらにも共通する問題が発生している部分があると感じたんです。そこを外から変えたいと考えたのが、ジョインの理由のまずひとつですね。

あとは「SPEEDA」を使ってきて、私はこれをもっとよくできるという根拠のない自信があった(笑)。すごく自由な会社で自分の力を試したい気持ちももちろんありました。

黒川私は2010年に三菱東京UFJ銀行に入社。中小企業から大企業まで営業を7年間経験した後、2017年6月にユーザベースにジョインしました。大企業の中だと、やはり理想通りのキャリアを歩むことが難しい局面もあり、自分で意志決定できる環境に行こうと考えて転職しました。

もうひとつの理由としては、私も「銀行の働き方を変えたい」と感じたからです。銀行で働いていた当時もいろいろ頑張ってはいたんですが、私がその営業部署を離れると、結局同じ苦労が後輩に引き継がれているのでは、と感じるようになっていました。

もっと根本から改革するためには、外から変えていくのが一番なんじゃないかと思ったんです。

株式会社ユーザベース シニアコンサルタント 黒川 慶大氏

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“人間同士の空気の読み合い”がスピードを遅くする

早船どんなところに働く上での課題を感じていたんですか?

黒川やっぱり印鑑と書類で全部を回していく文化だから、どうしても意思決定のスピードが遅くなってしまう。銀行に限らず大組織の宿命なのかもしれませんけど。

また、自分以外でもできそうな仕事に忙殺されて、本当にやりたいことを見失ってしまう瞬間もありました。そういうのを取っ払って、本当にやりたいことだけを一生懸命に追求できる職場環境が作れたらいいのに、とはずっと思っていました。

宇佐美銀行員時代、優秀な人が夜中まで経営会議のための資料を“テイク35”まで作り直していたのを今でも覚えています。

しかし、なぜそれほど変更を重ねる必要性があるのか、納得できる理由があったわけではありませんでした。“大企業病”ってあると思うんです。そうなると、「この人に伝える前に、あの人に伝えておかなきゃ」みたいな探り合い、人間関係の空気の読み合いに陥ってしまう。

あと、“会議を開くための会議”や“会議を開くための会議を開くための会議”が開かれるのが恒常化してしまっていました。

宇佐美私は空気の読めない銀行員だったので(笑)、ユーザベースのスピード感は働きやすいですね。今回みたいなイベントをやるときも、執行役員に「こういう理由で、この予算でいきます」というチャットを1本送れば、すぐにOKの返信が来る。“役員に承認をもらう”という作業でも、銀行時代と比べて、間にコミュニケーションの無駄がまったくないのが快適ですね。

黒川ユーザベースで働いていて、印鑑を押したこともないし、稟議のための資料を1枚も提出したことがない。そして、役員にSlackで「これ承認してもらっていいですか?」と気軽に頼める。このスピード感は、ピラミッド的な組織だとなかなか実現できないことだと思うんですよね。

早船確かにうちの会社でシャチハタを使っている人は見たことがありません。

宇佐美ただ銀行という大企業を経験していてよかったと思えることもあります。ベンチャーに転職したとしてもお客様に大企業は多いので、相手の論理が手に取るようにわかることは強みになります。大企業が抱える問題点がわかるのも大企業に身を置いていたからこそなので、今となっては貴重な経験をさせてもらったと思っています。

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お客さんの“本当にやりたいこと”に自分が協力できている喜び

早船私たち、コンサルティングサービス(以下、CS)チームの役割も説明しておきましょうか。

宇佐美「SPEEDA」は、売り上げが何億円以上とか、従業員が何人以上とか、いろんな条件で企業情報を検索できるサービスです。

ただ、たとえば離職率が高い会社を探したいとなったときに、それをどんなデータで表現するのかというのは結構アイデア勝負になってきて、機械にとっては苦手な、クリエイティブな作業になってくるんです。それを私たちCSのメンバーが知恵を絞って、「じゃあ平均勤続年数のデータを使ってみましょうか」といったようにお客様に提案するイメージですね。

表面的な回答を返すのではなく、お客様が本当にやりたいこと、困っていることは何なのかというニーズを引き出し、そこまでたどり着けるように一緒に走りきる役割です。

早船「こういうデータ作りたい」とか「こういうデータを実際に作ってほしい」といったご相談を1日40件くらいお受けしています。要するに「SPEEDA」のコンシェルジュ的な役割ですね。2人はユーザベースにジョインして、今の仕事の中で、「外から銀行を変えている」実感はありますか?

宇佐美組織を変えるのは難しいことなので、「ものすごく変えています!」とは言いづらい現状ですが、やはり「SPEEDA」ってめちゃくちゃ便利なんですよ。データ収集が簡単になるぶん、「SPEEDA」利用者自身もお客さんに向き合う時間を増やすことができる。そこは役に立てている実感があります。

黒川何か困っていることがある方の問い合わせに対して、解決策をご案内する中で、誰かの“本当にやりたいこと”に自分が協力できている喜びはありますね。アンケートを回収すると、やはり喜びの声がすごく多いんですよ。

宇佐美もっと大きな視点で考えると、いまの時代は“働き方改革”が叫ばれていますが、働く人たちの考え方が変わらなければ、働き方も変わらないと思うんです。だからこそ“働き方を変える”のは難しいことなのですが、「SPEEDA」を使ってデータ収集や資料作成することに業界全体が慣れていけば、利用者全員の勤務時間も短くできて、業界全体の“働き方改革”に一歩近づけるかもしれません。

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自分が“アガる”目標を自分で決める

早船銀行からユーザベースに転職して、働く上で大変なポイントはどんなところでしょうか。

黒川自分で目標を決めて走れる人じゃないと厳しいかなとは思います。大組織の中だと上から“達成すべき目標”を渡してもらえますが、ユーザベースでは自分で目標を設定して働いていくことになります。

だから、「将来自分はこうなりたい。だから今はこれをやっていこう」という明確なビジョンが描ける人はのびのび働けますが、受け身でいることに慣れている人だと、辛くなりそうだなとは思います。良くも悪くも厳しい環境なんですよね。自分で自分の役割を決めないといけない。

参加者具体的にどんな目標を立てているんですか?

黒川最近だと「ユーザーからよくある質問や依頼を100個ストックしよう」ですね。ストックがあれば対応のスピードも上げられるし、基本を再確認しておくことで、より深い理解にもつながるという理由です。一度目標を決めたからには絶対達成しようと、計画を組んで3カ月間取り組んでいきました。

宇佐美目標を決める上で大事にしているのが、「自分の120%の力を発揮して取り組むことのできる内容である」ことと、もうひとつ、「わくわくできる」ことです。自分はそれで本当に楽しいの?世界を変えることができるの?と問いかけることで、自分の気持ちがアガる目標を、自分で決めていくんです。

黒川だから、よくある質問・依頼を100個用意するのも、一歩一歩前進している感覚が得られて楽しかったんです。今まで30分かけて返していたアウトプットが5分で返せる世界って、自分もお客さんも嬉しいよな、と思えました。

宇佐美わくわく感で言うと、私もこれから取り組もうと思っている目標があります。「SPEEDA」はBtoBのサービスですが相当な数のフィードバックが来て、しかも「本当に感動しました!」みたいな熱量あるコメントも毎月10件以上いただくんですよ。

宇佐美せっかく届けてくださるんだから、そういう「ものすごく感動しました」のようなコメントをカウントしていって、年間200件に届くことを目指そうかなと思っています。

それこそ、毎日すごく楽しそうじゃないですか!その目標を実現するんだったら、“1”ほしいお客さんに“1”返すんじゃなくて、“5”や“10”を返して感動してもらわないといけない。自分がお客さんの立場になったとき、どういう回答が来たら特別感を感じるのか考えることを、本気で取り組むと同時に日々楽しみたいと思っています。

早船今日は2人とも熱いトークを展開してくれているので、「気の緩みが許されない企業」という印象を抱いてしまうかもしれませんが、日ごろのチームは結構ゆるい一面もあります。会社に勝手に炊飯器を持ち込んで、お米を炊いたりしていますからね(笑)。

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自分が納得できる仕事を選ぶことは、周囲の幸せにも繋がる

早船最後に参加者へのメッセージをお願いします。

黒川人生1回しかないので、“誰と・何で・どう働くか”を自分で決められる環境にいるのがいいんじゃないかと思っています。ユーザベースにはいろんな人がいますが、金融業界出身者も多く、ベースの人間性がすごく共感できる人たちばかり。みんなが同じ想いを持っている場で、自分がやりたいことを自分で決めて、一生懸命走るというのは本当に楽しいものです。

黒川すごく個人的なところで言うと、私には1歳ちょっとの子供がいるんですが、収入どうこうよりも、やりたいことをやってキラキラ輝いている父親の方が、絶対にかっこいいと思うんですよね。だからそういう父親になれるように、自信を持って仕事する。自分が納得してできる仕事を選ぶことは、自分だけじゃなく周りの人の幸せにも繋がるんじゃないかと思っています。

宇佐美転職しても悩みは尽きない日々ですが、愚痴を言うくらいだったら自分で変えにいける環境の方が絶対楽しいし、その結果やっぱり違うなと思ったとしても、また違う方法を考えて変えにいけばいい。私は、知ったような口で愚痴を言う人間だけには絶対なりたくないんです。

宇佐美ユーザベースに来てからすべてがバラ色という状況ではなくとも、本当にお客さんのためになることを突き詰めて考えられるのは楽しいし、突き詰めて考えたい人が自分以外にもたくさんいる環境ではあります。それに魅力を感じてくれるような人と一緒に働きたいですね。

[撮影]池田 有輝

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