連載シンプレクスで活躍する女性社員が語る、入社後の本音
求めていた「成長環境」と、入社して知った「現場」の意外なギャップ 〜シンプレクスで活躍する女性社員が語る、入社後の本音【後編】〜
Sponsored転職クチコミサイトのシンプレクスのページには、「ハードワーク」というキーワードがある。
2021年9月にはMBO時の宣言どおり、東証一部へ再上場。年々事業を拡大し、20代の圧倒的成長環境として東京大学の学生をはじめ、就活生から高い人気を誇る同社だが、こうしたネット上のクチコミが気になる学生も少なくないだろう。
そんな人気企業・シンプレクスの働き方の実態に迫るべく、前後編にわたって社員インタビューをお届けしている本企画。前編となる前回記事では、30代の女性マネージャーの2名に話を伺い、「むしろ働きやすい会社」という、シンプレクスの一面が明らかになった。
後編となる本記事では、就活生にとって身近な20代の女性社員3名にインタビュー取材を実施。就職活動当時のことやクチコミの真相、3人が今抱えている働き方への本音について、本音で語っていただいた。
- TEXT BY MARIKO FUJITA
- PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
本当に自分に自信があるなら、
外部の評判に惑わされず意思決定できる
今回話を伺ったのは、2016年入社のM氏、2017年入社のI氏、2018年入社のH氏のお三方。それぞれ現場のプロジェクトのリーダーを務める、若手のエースたちだ。
まずは現在の仕事内容と、シンプレクスに入社を決めた経緯について語っていただいた。
M現在入社6年目で、入社してからはずっと保険業界のクライアントを担当しています。具体的には、生命保険の申込み画面の開発や、コールセンター周りのシステムの導入・保守などをやっています。

M就職活動の時は、業界や職種にこだわりが特になく、さまざまな業界の企業を幅広く見ていました。シンプレクスには合同説明会で出会ったのですが、他の会社が「うちはこんな会社です」と会社説明をしている中、シンプレクスは「優良インターンの見分け方」みたいなテーマのプレゼンで、会社のことを何一つ話さずに終わったんです。そこで興味を惹かれ、選考を受けました。
最終的には、内定をいただいていた別のIT企業との二択で悩んだ末、シンプレクスに入社を決めました。「せっかく新卒で入社するなら、チャレンジできる環境に行く方が将来のキャリアも明るいだろう」と思って、シンプレクスを選びました。
シンプレクスでは、「今の自分には無理でしょ!」と思うような高い目標達成を要求される環境でITの知識を叩き込まれます。1~2年もすれば、一般的な環境よりも速い成長ができますから、どこに行ってもある程度は通用するようになると思います。
I私は1~2年目の終わりくらいまで、FX系のプロジェクトの運用・保守と、新規案件の設計とテストというフェーズをやっていました。その後3年目から今に至るまでは銀行系のプロジェクトに配属され、為替に関するアプリの要件定義・設計・開発レビュー・テスト設計をメインでやっています。このプロジェクトではアジャイル開発を採用しているので、プロジェクトマネージャー(PjM)として開発の全工程を一通り経験できている感じです。
就活の際は「安定をとるか、挑戦をとるか」という部分ですごく悩んでいたのですが、やっぱり若い時じゃないと挑戦ってしづらいし、先に安定感のある企業に入ってしまうと、そこから挑戦するのはハードルが高いと思ったので、挑戦できそうな会社を探し始めました。

Iシンプレクスについては、ちょうどこの会社で働いている友人がいたので、その友人からいろいろ話を聞くうちに興味を持ったという流れです。友人は1年目から活躍しており、ものすごく楽しそうに自分の仕事について語っていましたし、「一流のビジネスパーソンになれそう」という印象があって。
「どうせチャレンジするのなら、どこに行っても通用するビジネスパーソンになりたい」という気持ちがあったので、それが実現できそうだったシンプレクスを受けました。
H私は自分に甘いというかすぐに怠けてしまうタイプなので、なるべく厳しい環境に行きたくて。コンサル業界に絞って会社を見ている中で、シンプレクスの説明会に行ってみて、人事がかっこよく話す姿に心を打たれて、選考を受けました。
「私には絶対この会社がフィットしている」という直感があったので、内定が出てからは迷わず入社を決めました。

ポジティブマインドで、ほとんど迷わずにシンプレクスへの入社を決めたという三人。しかし選考のプロセス自体は軽いものではなく、「他の企業より面接は厳しかった」と感じたという。
Mそれまで他の企業の面接では、明るくハキハキと事前にまとめた考えを喋っていればだいたい通っていたんですよね。
ところがシンプレクスの面接では「なんでそう思ったんですか?」と掘り下げられることもあって、「相当本人の思考回路や思考背景について関心を持っているな…」という印象がありました。一人ひとりの学生と、それだけ真剣に向き合っているんだなと感じましたね。
I入社して大丈夫か学生にもちゃんと見極めてもらうために、真摯な面接をやっているんだと思います。そうすることが、お互いの幸福につながるのだと。
たしかに、ミスマッチが起きた状態で採用をしても、結局はお互い不幸になるだけだ。だからこそシンプレクスは「この人は本当にうちの会社でやっていけるかな?」を真剣に考え、深く掘り下げる。それがシンプレクスなりの誠実さ、前回の記事に引き続き、「Client First」の精神というわけである。
シンプレクスってどういう会社なの?
チャレンジングな仕事を求めて、三人はシンプレクスに飛び込んだわけだが、彼女たちが就職活動をしていたのは、ネットで会社の情報が調べられる時代。「ハードワーク」といったネット上の噂を見て、周囲から反対を受けたり、不安になったりすることはなかったのだろうか。
H両親はそもそもシンプレクスを知らなかったので「シンプレクスに行きたい」と話したときは、「え?どこそれ?」という感じで(笑)。
ところが父が、仕事で関係のある銀行の管理職の方に「娘さん、どこの会社に行くんですか?」と聞かれ、「シンプレクスってとこらしいんですけど……」と答えたときに、「おお、スゴい会社ですよね!知っていますよ!!」と言われたらしく。金融関連の界隈では、知名度の高い、一流金融機関からも重宝される会社なんだとわかってからは、両親も「シンプレクスならいいんじゃない?」と言うようになりましたね(笑)。
やっぱり他業界の人からすると「シンプレクス?」ってなるでしょうし、正直知名度も高くないと思うんですけど、金融業界に対し実績を重ね、高い評価も確立していて、それってスゴいことなんだな、と感じました。
I母からは「体調に気をつけてね」ぐらいのことは言われましたけど、反対を受けるようなことは特になかったです。
たしかに仕事で大変なこともありますが、働き方や評価制度は社員の声を聞きながら常にアップデートされ続けています。数年前の古いクチコミはそこまで気にしなくていいのかなと思います。シンプレクスはベンチャーマインドのある会社ですから会社の制度や仕組み、働き方について、変革を恐れていません。
M 入社前にネット上で会社のことを調べるのは普通だと思いますが、その内容は精査したほうがいいと思います。

M入社したらマズい会社なのか、それとも相性の問題なのか見極めが必要です。シンプレクスの場合は、ミスマッチは全くありませんでした。
「仕事が忙しい」ということは、面接の際に社員から学生に向けて説明されていたことで。だから、プロジェクトの繁忙期は意外ではありませんでした。
今、実際にPMをやっていて感じるのは、忙しい時も忙しくない時もあるけれども、チーム一丸となってゴールに向かっている瞬間はとてもやりがいを感じますし、メリハリをつけて働くことで、得られるものは大きいのかなと。
社内の人間関係はフラットで明るい
前回の記事にもあった通り、シンプレクスでは、入社時点における専門スキルや知識はほとんど求められない。「ずっと金融は苦手だった」と語るM氏は、最終面接で「金融商品を5つ言えますか?」と聞かれ、「株」しか答えられなかったそうだ。
I氏は、ITに対する苦手意識を克服するつもりで、あえてシンプレクスを就職先に選んだという。
I私は経営工学部の出身ですから、金融や数学、ITは本来得意じゃないといけない領域なんですけど、パソコンもWordしか使えないくらい苦手でした。大学でのプログラミングの課題も、友達に教えてもらって何とか乗り切っていました。
「これ以上逃げ続けたらダメだ」と思って、研究室はIT系を選んだんですが、結局そこでも苦手意識を克服することはできなくて。だからIT企業に入って、今度こそ苦手を克服しようと思いました。三度目の正直ですね。
そうしてシンプレクスに入社してみると、日々システムに触れる内に苦手意識もなくなっていきました。やるべきこととしてやっているうちに、「苦手」と意識することも自然と消えた感じです。
昔の自分に比べれば、ものすごく成長したように思います。
シンプレクスでは、比較的年次の若いうちからフロント・クライアント先での対応に挑戦することができる。一流金融機関の管理職と対峙し経験を積むことで、ビジネスパーソンとしての胆力を若手の間からでも一気に鍛えることができるのだ。
また、実際に入社してみると、入社前に抱いていたイメージとのいい意味でのギャップもあった。まず1つ目に挙げられたのは「社員同士のフラットで心地よい関係性」だ。
H業務中のフランクなコミュニケーションが多くて驚きました。ミーティングや休憩の場で話すのは普通だと思うんですけど、パソコンをカタカタしながら雑談することも意外に多くて。
選考中はシンプレクスの人たちが「仕事中に話す」「社内の人間関係を大事にしている」というイメージをあまり持っていなかったので、入社してから「自己成長できるだけでなくて、良い仲間や先輩にも恵まれた環境だったんだ」という観点で、プラスの印象を持ちました。

M私も、人間関係がもっとサバサバした職場だと思っていたんですよね。かといって、ベタベタしてるというわけでもないんですけど。
採用の面接などで学生さんと話しているときも、「もっと怖い会社かと思っていました」とよく言われるので、「優秀な人が多い=怖い、怒られそう」というイメージがあるんだと思いますけど、全然そんなことはなかったですね。むしろ優しい人ばかりでした。
人事やアサインについても、個人の成長や、やりたいことを尊重してくれるので、「業務がチャレンジングなことと、個人が尊重されないことは別だよ」ということは、社外の人たちに誤解されないといいな、と思っています。
Iたしかに、採用サイトに掲載されている人の経歴や、説明会で出てくる役員や人事は、魅力的な人ばかりだし、オフィスも虎ノ門ヒルズで、「私はやっていけるんだろうか…」と思ったこともありました(笑)。社員にいわゆるフツーの友人がいたから怖くなかっただけで、友人がいなかったら、説明会の時点で「私にはこの会社無理」って思っていたかもしれません。

Iでも、実際働いているのは、多様性がある人達なんですよね。面接に来てもらうと、様々な社員が出てくるので、一緒に働く人のイメージが湧きやすいと思います。
「Up or Out」ではない。20代のチャレンジと失敗を歓迎する
続いて出てきたのは「風通しのよさ」というキーワード。CEOの金子英樹氏を筆頭にトップの求心力が強いシンプレクスは、ややもすると「強力なトップダウンで物事が決められそう」とか「ついていけない人は切り捨てられそう」というイメージを持たれるかもしれないが、話を聞く中で見えてきたのは、年次に関係なくメンバーの声に耳を傾け、困ったときにはお互いにフォローし合う温かいカルチャーだ。
M基本的に、否定されることはないんですよね。たとえ1~2年目が言うことであっても、本質を捉えていたら、ちゃんと聞いてもらえる文化があるように思います。

I私も、若手でもすごく意見が言いやすいし、ちゃんとその意見を取り入れてもらえると感じますね。
何かあったら遠慮なく上の人に相談することができて、すぐにフォローアップの体制を取ってもらえるところも、風通しが良いなと感じるポイントです。
H私も一回、業務で困りすぎて、PMに「助けてください」ってヘルプを出したら、飛んで助けにきてくれたことがありました。そのとき「ちゃんと『助けてください』って言えるのは良いことだね」って言ってもらえて。「無理なときは一人で抱え込まずに頼っていいんだ!」と、気持ち的にすごく楽になりました。
それから、失敗を責めない、チャレンジした上での失敗なら、むしろ褒めてくれるという文化もすごくいいなと感じます。
はじめてPL(プロジェクトリーダー)をやったときに、障害を起こしてしまったことがあって。原因分析の部分ではけっこうつらい思いもしたんですけど、その後の振り返りの場では「今回の障害を通じて、こういうことができるようになったね」と評価を受け、「次につなげるために、もう一回PLやってみようか」とフォローしてもらえた上に、再チャレンジの機会もいただけました。
個人の成長を最大限に引き出すために、ストレッチアサインを与えるシンプレクスでは、その分失敗の数も多くなる。
だからこそ個人の失敗を責めず、むしろチャレンジしたことを賞賛する。制度だけでなく、そうしたカルチャーがセットであるからこそ、シンプレクスでは失敗を恐れず挑戦し、成長し続けることができるのだ。
男性マネージャーも進んで育休取得。
時代に合わせて柔軟に変化するカルチャーも
シンプレクスらしさ
そして話題は、本記事のメインテーマでもある「女性の働きやすさ」に移る。働きづらさを感じる場面などはないのだろうか。
また、20代半ばの三人は、「結婚・出産といったライフイベントが視野に入ってくるタイミング」と語る。将来的なライフステージの変化を考えたとき、シンプレクスは長期的な視点においても理想的な職場と言えるのだろうか。
M仕事の渡され方や評価において、ジェンダーで差をつけられることは全くないので、「いかなる性別であっても本当に平等」という意味では、働きやすい会社だと思います。
「働きやすいかどうか」は、その人にもよると思います。ストレッチアサインされて成長スピードが早い分、仕事は大変だし繁忙期もあるので、自分でどうするか、向き合わないといけない部分もあります。
I私も、ジェンダー関係なく接してもらえる部分には、すごく働きやすさを感じています。うちの会社のカルチャーにフィットする人であれば、ジェンダーに関係なくのびのびと働けるんじゃないですかね。
ライフイベントの部分に関しては、出産育児を経て活躍している先輩などもいて、働きやすくなっていると思います。
以前は不安もありました。ですが、子育て世代の社員を支えるための取り組みがどんどん進むのを目の当たりにする中で、「子育てをしながらシンプレクスで働くのもありかもしれない」と思うようになりました。
H私の今いるチームにも、産休・育休を取ってるメンバーは結構います。男性で育休を取っている人もいて、「シンプレクスで働きながら子育てを始めてみました」という資料を作って、「こういうスケジュールで暮らしてました」「こういう大変さがあって、それをこうして解消しました」といった内容の発表をしていました。
ただ制度を活用するだけではなくて、こうしてオープンに他の社員にも共有してもらえると、周囲も「産休や育休取ってもちゃんと復職できるんだ」「また活躍してキャリアアップできるんだ」と感じられると思うので、いい取り組みだなと思いましたね。

「ハードワーク」といわれるシンプレクスにおいて、このような事実は少々意外かもしれないが、これは会社が育児を性別を問わない課題と捉え、改革に取り組んでいることの現れでもある。
また、「保育園のお迎えのため早めに帰る」といった各自の裁量による勤務調整も、当たり前に行われているという。たしかにそれなら、育児をしながらシンプレクスで働くイメージもつきそうだ。
企業が成長し、制度が整ったからといって
「成長環境は失われない」
会社の進化や変革は、企業成長においてはなくてはならないものである。しかし、20代で圧倒的な成長を手に入れたいと考える読者にとっては、「再上場も果たし、以前のような圧倒的成長環境はないのではないか?」と不安に思うかも知れない。しかし、当の3人は、「シンプレクスの成長環境がゆるむことは全く無い」と口を揃える。
Iたしかに会社も毎年大きくなっていますし、いろんな取り組みや改善は進んでいるんですけど、だからといって根底にあるシンプレクスマインドが変わるわけではない、ということは誤解しないでほしいポイントです。やりがいや成長を求めてうちに来てくださる方は大歓迎なんですけど、「給料が高そうだし、うまく楽に働けたらいいな」という人はマッチしていません(笑)。
さまざまな制度を整えているのも、ポジティブな気持ちで働いている人が長く働けるような会社を目指してやっている取り組みなので、そこを勘違いして入ってきてしまうと齟齬が生じちゃうのかなと思います。
H本当に困ったときは必ず誰かが助けてくれるけど、全部を周りがお膳立てして、手を差し伸べてくれるということではないです。自分からわからないことは聞きに行ったり、できないことは「できない」と言ったり。待ってるだけじゃ誰も助けてくれないから、自分で動けるようにならないとダメだよっていうのは、常々感じていることです。
M自分で考えて自分で動かないと、評価されないっていうのはありますね。「どうしたらいいですか?」って聞いただけだと、必ず「一旦考えてから持ってきてね」と戻されます。「必死で考えて、それでも無理でした」ってなったら、そこで初めてサポートしてもらえるくらいの温度感ですね。
IT系やコンサル以外に転職しても、活躍できる──
シンプレクスで手にした「成果を出す自信」という大きな成果
入社して4~6年目というと、社内でも中堅社員として扱われるようになり、転職を考える人も増えてくる時期だ。とりわけシンプレクスで丸3年間働き抜いたとなれば、それだけでどこに行っても歓迎されるくらいのスキルや経験が身についていることだろう。
三人はそれぞれ、現在の自分の市場価値をどのように捉え、今後のキャリアパスについて、どのように考えているのだろうか。
Mこの6年間で要件定義から保守までの全工程を一通り経験しましたし、プロジェクトマネジャーも経験させてもらったので、IT系やコンサルティングファームであれば、どこに転職してもそれなりに活躍し、それなりのポジションにもつけるかも知れないという手応えはあります。
ただ、「転職したい」という気持ちは全くなくて。先ほども言ったとおり、結婚して子どもが生まれてからも、シンプレクスで働き続けるのがいいかなと思っています。
一方で、私たちより年次が上の女性社員がそこまで多いわけではないので、将来のキャリアビジョンを、これから会社と一緒に模索して行こうと感じます。
Iむしろ、今、子育て中であったり、産休や育休、介休を取得している少し上世代社員や私たちが、ロールモデルとなって、切り開いていくことになりますよね。これから入社する人たちは、ロールモデルが増えていくので、身近に感じられるタイミングだと思います。
今後のキャリアについては、シンプレクスという環境に身を置いて、プロジェクトマネジメントやメンバーマネジメントを経験できたらなと思っています。
ただ、Mさんも言うとおり、ビジネスパーソンとして、どこに行ってもある程度通用する自信は持てています。

Iシンプレクスに入るまでは、自分に本当に自信がなかったんですけど、今「この自信と実績さえあればなんとかなる」と思えるようになったのは、すごく大きいですね。
H私も二人と同じで、転職しようとは考えてません。ちょうどプロジェクトマネジメントを経験しているところなので、そこでより大きな自信を得られたらと思います。
シンプレクスでの業務を通して「たとえITやコンサル業界じゃなくても、活躍できそうだ」と思えたのは、人生の選択肢を広げるという意味でも大きかったですね(笑)。やりたいと思うことが見つかったら起業しても、転職してもいい。それまではシンプレクスの今のチームに貢献しつつも学ばせていただきつつ、ゆくゆくはもっと大きな責任を持てるポジションを担っていけるようになれたらいいなと思います。
一方、入社してからこれまでの間に、辞めていった同期もいるという。
H残っている人はみんなけっこう楽しそうに働いているんですけど、転職する人も一定数いますよね。
残っている人は、今後も長くシンプレクスで中核メンバーとして活躍するんだと思います。
Mこれはどこの組織でも同じだと思いますが、新卒も中途も、社風やカルチャーに合わない人は一定期間経過したら辞めていく印象がありますね。なので採用においては、そこを注意深く見ているのかなと思います。
1人では出来ないことをチームで達成する。
「Work for Simplex」
で大きなイノベーションを成し遂げたい人を求む
それではいったいどんな人材が、シンプレクスに合うのだろうか。最後にそれぞれから、現在社内で活躍している人や、逆に合わないと思う人の特徴を挙げてもらった。
Mまず、受動的な人や指示待ちの人は合わないと思います。逆に「もっとこうしていきたい」っていう気持ちを持っていたり、強い発信力を持っていたりする人は、社内で活躍している印象がありますね。
あとは、発信力はなくても、自分の仕事に対してコミットする気概が強く、その結果として組織や会社に貢献している人が、正当に評価され、活躍し続けていると感じます。
I「現状を変えたい」と思って行動できる人ですかね。「これはよくない」「こうしたい」と思っていることについて、全員が口に出して行動を起こしているからこそ、社内のいろいろなところで、小さな改善がどんどん進んでいる感じがあります。
たとえばGitHubやSlackといったツールを導入するときも、有志の人たちから「導入したい!」という声が上がって、小さなチームから導入していたものが、全社に広まっていったという流れでした。
年次やポジションに関係なく、チームや会社のためになるなら、良いものはどんどん発信し、実際に取り入れていくというベンチャースピリッツがシンプレクスの根底には流れ続けているので、そこに共感できる、そういうものを求めている人だとフィットするかもしれません。
H逆に「フィットしない人」という視点でいうと、自分一人で突き進もうとするタイプの人はあんまり合わないと思います。負けず嫌いで、成果にコミットして自分の実力を上げていきたいっていう気持ちは大事だと思うんですけど、一方で仕事はチーム戦ですし、シンプレクスは「Work for Simplex」というフィロソフィを掲げています。
強い個性や尖ったスキルがありながらも、協調性を持って他者を受け容れたり、支援したりできる人であれば、フィロソフィを体現し、必ず評価される会社だと思います。
個人の力をとにかく伸ばしたい、自分1人でどこまでやれるか試したい、みたいな思考の人は、それこそフリーランスや少人数で起業した方がいいんだろうなと思いますし、シンプレクスという会社組織で働く以上は「チームでやる」「1人でできないことをチームで達成する」という意識は必要かなと思います。

これまでFastGrowでは、経営層をメインにシンプレクスへの取材を重ねてきたが、今回の取材では現場で働く若手社員たちの生の声を聞くことで、成長環境としての同社の解像度が大きく上がったように感じる。
それは決して生やさしいものではないが、「絶対にここで成長するんだ!」という強い気持ちさえあれば、必ずやその期待に応えてくれる。「我こそは」と感じた学生は、ぜひシンプレクスの門を叩き、挑戦してほしい。
こちらの記事は2021年11月24日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
執筆
藤田マリ子
写真
藤田 慎一郎
連載シンプレクスで活躍する女性社員が語る、入社後の本音
2記事 | 最終更新 2021.11.24おすすめの関連記事
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