連載スタートアップ通信──5分で注目ニュースをまとめ読み

「ありたい姿」を、ブランドとして描け──LayerX5周年の取り組み──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。各社からリリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。

そこで、忙しいベンチャー・スタートアップに関わる人のために、一週間のウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信していく。題して、週刊スタートアップ通信──。

土日にまとめて読みたい話題を、毎週金曜日に更新中。

今週は国内外問わず、数多くのスタートアップに関するニュースが世間を賑わせた1週間となった。その中から4本のニュース・話題をピックアップ。

・CoralのJames氏が実践。「Management Memo」とは

・ディープテック起業の登竜門、2023年版エントリー開始

・『シームレスな世界』をデザインするアクセルラボ、12.7億円でシリーズBクローズ

・LayerX、5周年記念しリブランディング!ブランドは「どうありたいか」

について見ていく。

  • TEXT BY HIKARU HAMADA
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Coral CapitalのJames氏が実践。
「Management Memo」とは

「書くマネジメント」について、強い納得感があったので、紹介したい。

Coral CapitalのCEO James Riney氏はよく「書く」らしい。その理由が、James氏にとって書くことは頭の体操であり、思考を整理し、疑問を投げかけ、明確な形でその思考を言語化する必要があるからだという。

この書くことを象徴する取り組みとしてJames氏は新たに、現在の経営課題を明確にすることなどを目的とした「Management Memo」を開始。チームメンバーが情報を共有し、納得感のあるコミュニケーションをとることに寄与している様子だ。

この投稿により、書くことの重要性が起業家の中でも再認識されたようだ。

より深い思考が必要なときにこそ、まず文字に起こしてみることを、強く意識していきたい。

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ディープテック起業の登竜門、2023年版エントリー開始

ディープテックへの支援が加速している。

Beyond Next Venturesは、研究シードの事業化推進プログラム『BRAVE』のエントリーを開始したと発表した。期間は2023年8月25日まで。ディープテック領域に注力するANRIやデライト・ベンチャーズなどVC20社が参画し、研究成果の事業化に尽力するという。

支援内容は、創業チームの組成、メンターとのビジネスプラン支援、そして事業資金の提供の3点だ。そのほかにも、BRAVE卒業生との交流や、レンタルラボの無料利用券などを提供予定とのことだ。

スタートアップエコシステムを盛り上げていく上で注目を浴びるディープテックによる起業。ディープテックは世界で勝つことができるポテンシャルがあると期待されている。中でも5月にシリーズC105億円を調達した京都フュージョニアリングを代表とする核融合スタートアップは、国内でも筆頭のユニコーン企業候補だ。

今後の国内の研究シードがどう社会実装されていくのか、着目していきたい。

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『シームレスな世界』をデザインするアクセルラボ、12.7億円でシリーズBクローズ

今週は注目したい資金調達リリースが多かった。モビリティSaaSのニーリーによる17億円調達や、ワークスタイルプラットフォームを展開するAcallの23億円調達など、額としても注目したい資金調達が並んだ。その中で今回は、IoT領域に取り組むアクセルラボの資金調達に着目したい。

アクセルラボは3.9億円、シリーズBで総額12.7億円調達したと発表した。今回調達した資金は。プロダクト開発やIoTデバイス調達、そして人員の拡充に充てるという。

アクセルラボは、スマートフォームを実現するためのプラットフォーム『SpaceCore』をメインプロダクトとして展開。すでに全国300社以上、約23,000件以上で利用されているという。入居者がデバイスを遠隔操作できるスマートホーム機能以外にも、物件オーナーと居住者のコミュニケーションを円滑にするリレーション機能、住んでいる地域のサービスを知ることができる生活サービス機能などを保有している。

今後の同社の活躍に期待していきたい。

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LayerX、5周年記念しリブランディング!
ブランドは「どうありたいか」

コーポレートブランドをどう見せていくべきか。

LayerXは、5周年をむかえた8月1日を記念し、ロゴを含めたリブランディングを決行。複数の軸で事業を立ち上げ続け、社会にレイヤーを足す意味を込めた新ロゴや、ミッションの副文をアップデートしたと発表した

ブランド作りは奥が深い。ブランドはその会社の人格や自分たちの「ありたい姿」をどう定義するのかという内面的なものの表現だからだ。ブランドをリニューアルしたところで売り上げが上がることもなく、プロダクトも改善されない。しかしありたい姿を表現し、アップデートしていくことは会社を支える企業文化の投資になるという。

なぜ今、LayerXがリブランディングしたのかは福島氏のnoteをぜひ一読いただきたい。スタートアップとしてすべての経済をデジタル化していくため、どのような思いでブランドを作っていくのか、今後も着目していきたい。

さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。

こちらの記事は2023年08月04日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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執筆

濱田 ひかる

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