連載週刊スタートアップ通信──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

「転職サイトでの転職」は、既に王道じゃない?──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

指数関数的な成長を志向するスタートアップ。

当然、その流れは早い。各社からリリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。

そこで、忙しいベンチャー・スタートアップに関わる人のために、一週間のウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信しいていく。題して、週刊スタートアップ通信──。

土日にまとめて読みたい話題を、毎週金曜日に更新中。

今週は国内外問わず、数多くのスタートアップに関するニュースが世間を賑わせた1週間となった。その中から4本のニュース・話題をピックアップ。

・起業家になれるかどうかも、親ガチャ?

・Salesforceで完成じゃない!セールステックはAIでまだ進化する

・ゾーンに入りたい…そんなあなたにおすすめCentered

・「ストーリー採用」ってなに?

について見ていく。

  • TEXT BY HIKARU HAMADA
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起業家になれるかどうかも、親ガチャ?

今週、あるツイートが話題となった。起業家の多さは「親の年収」と明確な正の相関があるという統計に、改めて注目が集まった。

この元ネタは、令和3年3月に公表された、『内閣官房 成長戦略会議事務局 経済産業省 経済産業政策局の基礎資料』。ベンチャーキャピタル投資の国際比較や、ユニコーン企業数の国際比較など、日本の起業環境が海外と比べて落ち込んでいることを指摘したものだった。その中の参考資料の中に、「米国の起業家に関する環境効果(親の所得)の統計が掲載されている。

同資料によれば、親の所得が上位10%に位置する子どもに、起業2年後の売上または雇用がトップ1%の「スーパー起業家」や、同じくトップ10%の「スター起業家」が集中しているという統計結果が出た。つまり、親の所得が高い家庭で育った子どもは、将来起業家になる割合が高い」ということだ。

Twitterでは、「夢もへったくれもない…」や「モチベがないとかリスクがとれない以前に、そもそも発想がなさそう」などといったネガティブなコメントが目立った。

確かに、「金銭的に余裕がないと起業は難しい」というイメージは強い。以前よりも起業はしやすくなったとはいえ、お金にゆとりがなければ、まだまだハードルが高いのかもしれない。

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Salesforceで完成じゃない!セールステックはAIでまだ進化する

商談や会議の内容は、その場に参加しない限り、第三者には内容が伝わりにくい。この課題を新たに解決するツールのベータ版が公開された。

営業支援AIツール『ACES Meet』は、オンライン商談の準備から、録画・書き起こしをACESの独自開発AIが自動で行い、重要なシーンを簡単にピックアップし、簡便にチームに共有できるアルゴリズムソフトウェア。コロナ禍で増加したオンライン商談をサポートするものだ。

中でも最大の特徴は、的確な議事録作成の手間が省けるということ。単なる文字起こしとは違うのである。会議ログからAIが自動で作成してくれる。

xTechやSaaSの走りとも認識されるSalesforceを利用する企業がかなり増えているが、現場では入力作業が面倒くさいと感じるセールスパーソンも少なくないだろう。そんな新たなペインに対するソリューションが、SalesTechをまだまだ進化させるかもしれない。

新型コロナウイルスの感染が日本国内では落ち着きつつあり、「テレワーク終了宣言」が話題になる中、オンラインの商談や会議が急になくなるということはないだろう。そんな時代に、『ACES Meet』がどのように存在感を放つのかが気になる。

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ゾーンに入りたい…そんなあなたにおすすめCentered

集中したいけれど、SlackやTeams、Facebook Messengerの通知がうるさくてなかなか集中できない。そんな体験はないだろうか。今回紹介する『Centered』は、外部環境のせいで集中できないあなたにうってつけのサービスだ。

Centeredとは、ユーザーが1日の流れを確認する手助けをし、仕事が達成できるようにカレンダーを守り、軌道修正に役立つパーソナルアシスタントを追加することができるアプリ。

中でもCenteredが特徴的な点は、ゾーンに入るフロー状態を意図して作り出すことができることだ。仕組みは、ゆっくりとしたテンポの環境音楽を鳴らすフローミュージックをユーザーに聞かせることで、ユーザーをゾーンに導くという。

TechCrunchによれば、Centeredの創業者兼CEO、ウルフ・シュエッケンディック氏は「フローセッションを開始すると、Noah(ノア)が出迎えてくれます。このボットは、あなたの作業をガイドしてくれます」と説明。「あなたが気が散っていることに気づいたら、仕事に集中するよう促してくれます」という。

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「ストーリー採用」ってなに?

リファラル採用スクラム採用など、「採用」のトレンドを捉えるワードが次々と生まれる中、より広く捉える言葉として「ストーリー採用」を紹介したい。HARES代表取締役の西村創一朗氏のnoteの内容だ。

ストーリー採用とは、ストーリーを武器にした採用戦略という。この極意は3点、「互いのストーリーを「紡ぐ」ことにこだわる」「打ち手の数を増やし「面を増やす」ことにこだわる」「全員参加型のストーリー採用にこだわる」がある。

そして、企業と候補者間のコミュニケーションにおいても同様に3点、「自分たちのストーリーを「伝える」、相手のストーリーを「聞く」、互いのストーリーを「紡ぐ」、ということが重要と指摘する。

企業側と候補者側の双方が互いを理解し、納得した上で入社するのかしないのかを決める。このように互いが対等な関係性を築けることこそが、ストーリー採用の本質と言える。

とにかくいろんな潜在採用候補者に出会い、お互いが合致したら「副業」などのゆるいかたちで関わる。そして、本当にいいなと感じたら正式に入社する。ゆるく、太く、多くの人と関係性を築き上げる上で、ストーリー採用は多くの人が共有すべき前提となるだろう。

さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。

こちらの記事は2021年11月27日に公開しており、
記載されている情報が異なる場合がございます。

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執筆

濱田 ひかる

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