連載スタートアップ通信──5分で注目ニュースをまとめ読み

「株式会社インターネット」への転職成功例、増加中か──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。各社からリリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。

そこで、忙しいベンチャー・スタートアップに関わる人のために、一週間のウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信しいていく。題して、週刊スタートアップ通信−−。

土日にまとめて読みたい話題を、毎週金曜日に更新中。

今週は国内外問わず、数多くのスタートアップに関するニュースが世間を賑わせた1週間となった。その中から3本のニュース・話題をピックアップ。

・上場前に事業売却、スタートアップ戦略も多様化

・早稲田で初VC誕生!大学発VCの期待値は

・増加するスタートアップ間の転職、良い兆候?

について見ていく。

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上場前に事業売却、スタートアップ戦略も多様化

解体工事のマッチングサービス『くらっそーね』を手がける、名古屋のベンチャー企業クラッソーネは、2つめの事業だったエクステリア事業を、じげんに売却したと発表した。主力事業の一本化体制を選択した経営判断について注目を集めた。

会社経営だけではなく、チームのマネジメントでも重要視される「選択と集中」。今回のクラッソーネの判断はまさにこの選択と集中だろう。

会社規模を拡大していく上で、主力事業に続く新事業立ち上げを模索するベンチャー・スタートアップは多い。その中でクラッソーネはあえて、第2の事業を手放し、主力事業に専念する経営判断を下した。

対してじげんは今、事業の多角化を進めている。主力は美容やヘルスケアの転職・求人情報サービス『リジョブ』などのライフサービスプラットフォーム事業だが、その他にも賃貸情報サービスの『スモッカ』や、世界中のバイヤーに日本の中古車を届ける『TCV』などのサービスも手掛ける。

クラッソーネは今、空き家の解体で悩む地方の自治体と協定を結び、住みよいまちづくりを地方から目指している。今回の事業売却により、解体工事のマッチングサービスへ一本化した同社の今後の動向に期待したい。

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早稲田で初VC誕生!大学発VCの期待値は

早稲田大学にはじめてのベンチャーキャピタル(VC)が誕生する──。

早稲田大学は、量子コンピューターやAIなどDeepTechスタートアップや、同大学の研究室で生まれた研究(シーズ)へ出資する目的で、早稲田大学ベンチャーズ(WUV)を4月に設立すると発表した。1号ファンドは80-100億円規模を想定し、この夏にも運用を開始する予定だ。 ジェネラル・パートナーには、東京大学発VCの東京大学エッジキャピタル(UTEC)の元パートナーである山本哲也氏と、産業用ドローンメーカーのACSL代表の太田裕朗氏が就任予定だ。

大学発VCや、大学関連法人が運営するファンドは近年、多く立ち上がっている。東京大学をはじめ、京都大学では京都エンジェルファンドが『京大創業者応援ファンド』を、大阪大学では大阪大学VCが『OUVC』を運用中だ。私立大学では、慶應大学がすでに慶応イノベーション・イニシアティブが総計150億円程度のファンドを運用する。

背景には、大学で生まれたシーズの事業化がある。これらの動きもあり大学発ベンチャーは増加。経済産業省によると、2020年度調査において存在が確認された大学発ベンチャーは2905社。5年前の2015年と比べると1.6倍の設立社数となっている。

今後、大学発スタートアップはより一層増加していくかもしれない。大学ごとのサポート内容も重要になりそうだ。

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増加するスタートアップ間の転職、良い兆候?

スタートアップ間での転職が増えている。

Coral Capitalは、「増えるスタートアップ『間』での転職」とのタイトルで記事を公開した。同記事によれば、「あるスタートアップから別のスタートアップへ転職する人が増えている」とのこと。実際Coral Capitalの投資先でも同様のことが起こっているようだ。

大企業からスタートアップへ転職する時、これはスタートアップという「業界」への転職となる。これは、はじめて入社したスタートアップでうまくいかなかったとしても、他のスタートアップへの移動は比較的簡単なことが多いからだ。 例えば自動車業界の転職を見てみよう。T社で制御の仕事をするAさんが転職を考えた時、N社やH社など、同じ業界内で転職活動をすることがほとんどだ。背景には、同業他社への転職は容易で、かつ今まで蓄積したスキルを活かしやすいとの見方ができる。スタートアップ間の転職も同様だ。

そもそも、スタートアップで活躍する人材は一定の特徴を秘めている。それは、「新しい経験への開放性」と「創造性」だ。特に新しい経験への開放性は重要で、スタートアップではたらくということは、今まで経験したことがないことに対して率先して取り組まなければならないからだ。

スタートアップは今、人手不足で苦しんでいる。その中で、どうやって人材を獲得していくのか。この記事のようにスタートアップ業界で働く人を獲得するのもひとつの手だ。もちろん、業界外からも人材を獲得していかなければいけない。本当に採用は「難しい」。

さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。

こちらの記事は2022年01月15日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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