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連載週刊スタートアップ通信──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

カケハシが2020年以来の調達ラウンド発表、累計額131億円に──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。各社からリリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。

そこで、忙しいベンチャー・スタートアップに関わる人のために、一週間のウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信していく。題して、週刊スタートアップ通信──。

土日にまとめて読みたい話題を、毎週金曜日に更新中。

今週は国内外問わず、数多くのスタートアップに関するニュースが世間を賑わせた1週間となった。その中から4本のニュース・話題をピックアップ。

・「ユニコーンになる方法」を徹底調査、その結果は

・愛知県に引き続き東京都も…スタートアップ支援拠点を設置

・カケハシ、テックタッチ…今週の資金調達ニュースは?

・SmartHR CEO就任から1年!芹澤氏の1年間とは

について見ていく。

  • TEXT BY HIKARU HAMADA
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「ユニコーンになる方法」を徹底調査、その結果は

ユーザベースが作成した『スタートアップ企業の上場後の成長に関する実態調査報告書』が今、注目を集めている。INITIALのデータを参考にまとめたもので、日本のスタートアップ企業のIPO後の成長状況を調査。どのような企業が評価額10億ドルのユニコーン企業になるのかが明らかになった。

国内のスタートアップはIPO後に成長が緩やかになるということは前々から何度も指摘されてきた。現に同資料によれば、時価総額が上場1年目とその後2-4年目を比べると1年目の方が高いというデータが出てきたという。これは年間平均成長率(CAGR)を比較したもので、IPO時の初値時価総額が0-100億円の企業は、1年目のCAGRが12.36%であるものの、2年目は5.38%、3年目は4.41%と年々下がっていく。

その他にも同資料では、事業セグメント数や海外進出といった、スタートアップがグロースするための戦略が実際にどの程度グロースに貢献するのかをデータで分析。海外進出に関しては、していない企業に比べてユニコーン企業化しやすいなど、データで明らかになった。

その結果、ユニコーンになる企業はIPO時の初値時価総額は500億円以上、IPOから1年以内の従業員増加数は14人、未上場時の総調達額は8.92億円、そしてIPO後の資金調達をしている傾向にあることがわかった。

じっくり読むとなかなか奥深い資料だ。今週末にじっくり読み込んでみてはいかがだろうか。

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愛知県に引き続き東京都も…スタートアップ支援拠点を設置

東京都にも「ステーションF」を。

日本経済新聞によれば、東京都の小池百合子知事が2023年度予算案を査定した会見にて、年度内に大規模なスタートアップ支援拠点を整備すると発表した。事業費は25億円を見込み、2024年度内の本格稼働を目指すという。

既に行政による大規模なスタートアップ支援拠点は愛知県が手がけている。1月6日には、総額整備費143億円のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」の起工式を開催。2024年10月の開設を予定している。同施設はソフトバンクが出資し、国内外含め1000社規模の利用を予定する。

スタートアップ起業が加速し、国も積極的な支援を進めている。その中で自治体がどのような事業を推進し、スタートアップとの関係性を築いていくのか、今後も注目していきたい。

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カケハシ、テックタッチ…今週の資金調達ニュースは?

年明け早々、驚きの資金調達のニュースがTwiterを駆け巡った。パワーエックスや日本酒文化を世界に広めるWAKAZE、香川県でメディア事業を展開する瀬戸内サニーなどが資金調達を発表した。

中でも注目すべきが、薬局DXを目指すカケハシ。第一生命やグロービス・キャピタル・パートナーズなどから総額約76億円を調達したと発表した

カケハシは電子薬歴・服薬指導ツール『Musubi』をはじめとした薬局向けの経営支援を行うDXサービスを複合的に展開するヘルスケアスタートアップだ。すでにMusubiのシェアは10%を超え、全国7000店舗以上の薬局で導入されているという。

今回調達した資金は、組織基盤の強化や新規事業の立ち上げに用いるという。

毎週のように資金調達ニュースを紹介しているので、市況はそこまで悪くないのではと感じる読者も少なくないだろうが、実際資金調達に動く経営者の目から見た市況はとても悪いという。その中で今回紹介したカケハシの資金調達はまさに「希望を与えるもの」となった。

そしてもう一件、ノーコードツールを提供するテックタッチ17.8億円調達だ。

三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル株式会社などから調達を実施。用途は採用やマーケティング、海外進出となるという。

テックタッチはノーコードで大企業のDXをサポートするSaaSサービスを展開するスタートアップ。すべてのユーザーがシステムを使いこなすことができる世界を目指し、国内企業の生産性向上を推進している。FastGrowでもその起業ストーリーを追った記事を出したばかりなので、合わせてチェックいただきたい。

また、冒頭で触れた瀬戸内サニーも、次世代の注目スタートアップだ。香川県に本社を置き、創業代表がYouTuberとして始まった事業。今では地元の中小企業から大企業、さらには自治体に至るまでさまざまな顧客を獲得し、ブランディングやマーケティングの支援を行っている。新たに打ち出す注力領域「地域の若者への教育機会の創出」には、期待が高まる。

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SmartHR CEO就任から1年!芹澤氏の1年間とは

電撃のSmartHR CEO交代から1年。創業者の宮田昇始氏より経営の座を引き継いだ現CEOの芹澤雅人氏のインタビューが注目を集めている。

この記事によれば、宮田氏からの引き継ぎはほぼなく「丸投げ」状態からはじまったという。 2022年1月からどのような本を読んでインプットしたのか、どのような経営課題に向き合い、その時にどんな本に助けられたのか。スタートアップ経営でよく取り上げられる『ストーリーとしての競争戦略』や『世界標準の経営理論』などが登場。会社の経営を任された経営者として苦労していた様子が伺える。

記事公開後の反応としてTwitterでは、「CTOとCEOは考え方が違う」「さっそく『ストーリーとしての競争戦略』をポチりました」といったつぶやきが見られた。

Podcast『ALL STAR SAAS PODCAST』でも配信されているので、気になった方は是非聴いていただきたい。

さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。

こちらの記事は2023年01月13日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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執筆

濱田 ひかる

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