「人を守る仕事」で心が壊れていく人を、9年間見てきた──AIエージェントで保険代理店を変えるダイリー
FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。
だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、ダイリー株式会社だ。
この会社の魅力を一言でいうと?
AIが24時間365日、保険代理店の電話対応から見積・申込・更新業務までを担い、現場の疲弊を解消する日本初のAIネイティブInsurtechスタートアップ。
募集中の経営ポジション
ード期のダイリーで、代表・坂野裕一氏とともに事業を牽引する将来の幹部候補。AI受電システム「dairii電話」を起点に、見積・申込・更新・保全業務全体をAIエージェントで覆うマルチプロダクト戦略を顧客の現場に入り込み、使われて成果が出る状態まで伴走しながら推進する。人を守るはずの産業で、働く人が疲弊しているという構造矛盾を、AIネイティブな業務OSで変えにいく創業期のど真ん中に立てるポジションだ。
事業概要
保険代理店業務を24時間365日サポートするAIソリューション「dairii(ダイリー)」を開発・提供する。日本の保険業界は、複雑な事務作業と古い慣習に縛られた50兆円規模の巨大市場でありながら、大きな非効率性を抱えてきた。最初のプロダクト「dairii電話」は、AIによる電話受電を起点に、会話内容を即座にテキスト化・データ化し、業務を完了まで前に進める。電話はあくまで入口であり、見積・申込・更新・保全業務まで含めた保険代理店業務全体をAIエージェントで覆い尽くすことを目指している。
FastGrow的「ここがすごい!」
「9年間見てきた“メンタル不調の連鎖”を、自らの手で断ち切る」
代表の坂野裕一氏は、新卒で大手損害保険会社に入社し、約9年間のキャリアと海外MBA(INSEAD)を経て2025年に起業した人物だ。人の「万が一」を支えるはずの保険業界で、その現場に立つ人々自身が、複雑な事務作業と古い慣習の中で自分の幸せを見失っていく姿を9年間見続けてきたことが、創業の原点になっている。元・損保ベテランとしての深い業界理解と、INSEADで培ったグローバルな視点を融合させ、DNX Capitalからの出資も受けながら、日本初のAIネイティブInsurtechスタートアップとして事業を進めている。
いま若手経営人材が飛び込むべき理由
「50兆円市場のレガシーなオペレーションに、AIネイティブで挑む数少ない機会」
保険業界は高齢化による専門人材の減少という課題も抱えながら、いまだに複雑な事務作業と古い慣習に縛られている。ダイリーは、この社会インフラを支える巨大市場のオペレーションを、AIエージェントで根底から自動化しようとしている。現場の「働きがい」と顧客体験を同時に高め、業界全体に笑顔の連鎖を広げていくというミッションに、創業期という最も裁量の大きいタイミングから関わっていける。
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こちらの記事は2026年10月15日に公開しており、
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