商品URLを貼るだけで、関税・配送料・為替まで自動計算──グローバル越境エージェンティックコマースを目指すSAZO
FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。
だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、株式会社SAZOだ。
この会社の魅力を一言でいうと?
海外ECサイトの商品URLを入力するだけで、翻訳・関税・配送・決済まで自動化するAI越境ECプラットフォームを提供する事業。
募集中の経営ポジション
リーズAで32.1億円(累計39.7億円)を調達したSAZOで、代表・ギル マロ氏とともに事業を牽引する将来の事業責任者や幹部候補。日本・韓国・米国をまたぐグローバル組織を、まだ組織やカルチャーが未完成なシリーズAの段階からゼロで設計していく。単なる越境ECサービスの運営にとどまらず、関税計算や物理的な配送ルート選定までAIが自律的に実行する「エージェンティック・コマース」のインフラを作り上げていく打席がある。
事業概要
AIを活用した越境ECプラットフォーム「SAZO」を開発・運営する。ユーザーが購入したい海外商品のURLを入力すると、AIが商品情報を翻訳し、為替レート・配送料・関税・手数料を自動計算して購入総額を即時に提示する。決済から国際配送、輸入通関までを同社が代行し、国内ECサイトと変わらない感覚で海外商品を購入できる。2024年5月に日本・韓国間のサービスを開始して以降、取扱高は毎月増加し、2026年度上半期には月間取引額が約7倍に拡大。海外売上比率は75.65%に達している。メルカリや楽天市場ともAPI連携し、韓国ユーザー向けの購入代行も支援する。
FastGrow的「ここがすごい!」
「画面の中で完結するAIではなく、関税と物流という"物理"に挑むエージェンティックAI」
多くのAI企業がチャットボットや業務効率化ツールなど、画面の中で完結するSaaS型のAIに取り組む中、SAZOが挑んでいるのは、AIが自律的に関税を計算し、最適な物理的配送ルートを選び、国際配送を完結させるという、デジタルとフィジカルの融合領域だ。この難易度の高い挑戦に対し、日本郵政キャピタルや大手物流企業の鈴与、韓国のNAVER Corporationといった、物流・越境コマースの実務に精通した事業会社が名を連ねて出資していることが、技術と事業の両面での信頼性を裏付けている。
いま若手経営人材が飛び込むべき理由
「まだシリーズAなのに、レイターステージ並みの30億円超を託される環境」
SAZOは、組織やカルチャーがまだ完成していないシリーズAの段階でありながら、32.1億円というレイターステージ並みの資金調達を実現している、日本のスタートアップの中でも極めて稀な環境にある。自社完結のBtoCサービスを伸ばすフェーズはすでに終え、日本のコマース全体を裏側で支えるインフラへと進化する過渡期にある今だからこそ、日・韓・米をまたぐグローバル組織を自分の手でゼロから設計できる。この規模とタイミングが重なる打席は、今この瞬間のSAZOにしかない。
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こちらの記事は2026年09月30日に公開しており、
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