連載スタートアップ通信──5分で注目ニュースをまとめ読み

スタートアップ新卒続々入社!各社の入社式は──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。各社からリリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。

そこで、忙しいベンチャー・スタートアップに関わる人のために、一週間のウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信していく。題して、週刊スタートアップ通信──。

土日にまとめて読みたい話題を、毎週金曜日に更新中。

今週は国内外問わず、数多くのスタートアップに関するニュースが世間を賑わせた1週間となった。その中から4本のニュース・話題をピックアップ。

・スタートアップで入社式開催!各社の様子は

・LayerX LLM Labsを開設を発表!AIへの本気度は?

・「ChatGPTを使って、生活をどう変えたい?」神山まるごと高専1期生入学

・シード8億円調達したHelical Fusionとは

について見ていく。

  • TEXT BY HIKARU HAMADA
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スタートアップで入社式開催!
各社の様子は

4月といえば入社式。今年も「スタートアップ新卒合同入社式2023」を始め、各社で入社式が開催された。今回はその様子を見ていく。

まず紹介したいのは、もはや毎年恒例、YOUTRUSTの「スタートアップ新卒合同入社式2023」だ。今年も開催され、スタートアップの「同期」コミュニティづくりの一役を担ったようだ。

次に紹介したいのは、つい先日の週刊Startup通信でも紹介したサイバーエージェントの入社式。代表取締役 藤田晋氏からの新入社員へ向けたメッセージ、「サイバーエージェント自体は会社を大きくしている真っ只中です。大きくなった会社ではなく、なっている最中です」は印象的だった。

次に紹介したいのはChatworkの新入社員入社式。その様子がnoteで公開された。

入社式のコンセプトは「Brand New Gate」。「入社式」というゲートをくぐり抜けた後に待っている成長への道のりを表しているデザインを、オフィス中央のパーテーションに彩ったという。

スタートアップでも、中途社員だけではなく、新卒社員を採用するようになってきた。今後もさらに一般的になっていくだろう。

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LayerX LLM Labsを開設!
AIへの本気度は?

LayerXは、ChatGPTをはじめとした大規模言語モデル(LLM)関連技術を用いたイネーブリング・新規プロダクト開発、R&Dを行うLayerX LLM Labsを開設すると発表した。また、その所長にはLayerX 代表取締役CTOの松本勇気が就任。同氏によれば今回の研究所開設の意図は、「まずは専任のチームを立ち上げて事業・研究両面で取り組む」ためという。

研究所開設に関する詳細は、松本氏のブログに委ねるが、LayerXとしての大規模言語モデル(LLM)への期待値は相当高い様子だ。これまで機械が扱うことのできなかったpdfなどの中身をあっという間に「精緻なデータ化を進め、さらに活用まで進めること」ができるといった期待が高まっており、「SaaSの世界が変わるかもしれない」と語る。

また今回のLayerXの発表に引き続き、Gaudiyも大規模言語モデル(LLM)を活用した研究とプロダクト開発を行なっていくとのこと。

毎週のようにChatGPTや大規模言語モデル(LLM)の話題が尽きない。今後も引き続きウォッチしていきたいテーマだ。

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「ChatGPTを使って、日常をどう変えたい?」
神山まるごと高専1期生入学

私立の高等専門学校、神山まるごと高専が開校した。何度か取り上げたことのある、スタートアップ界隈でも注目を集める高専。私立ではあるものの、ロート製薬や富士通など大手企業がスカラーシップパートナーに名を連ね、奨学金が手厚いことで有名となっている。

そんな神山まるごと高専だが、一般向けの春休みの宿題がどうも面白そうだったので紹介したい。

何度か開催したことのある一般向けの「オンライン宿題企画」。今回は「あなたは、ChatGPTを使って、15歳の日常をどう変えたいですか?理由も併せて500文字以内で答えてください。」がテーマだった。

気になった方はぜひ宿題にチャレンジしてほしい。

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シード8億円調達したHelical Fusionとは

Helical Fusionは、SBIインベストメントをリード投資家として、ニッセイ・キャピタルや三井金属鉱業などから、核融合炉および関連技術の開発を目的とした資金調達を実施したと発表した

Helical Fusionは、磁場閉じ込め方式で核融合エネルギーの社会実装を目指すスタートアップ。ヘリカル方式を取り入れた、世界初の定常核融合炉の開発を目指しているという。

核融合スタートアップといえば、京都フュージョニアリングをはじめ、EX-Fusionなど国内で活躍する企業は多い。国内の大学研究シーズを活かした事業化が進んでいることもあり、今後の同業界には引き続き注目していきたい。

さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。

こちらの記事は2023年04月07日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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執筆

濱田 ひかる

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