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エンゲージメントマーケティングがうまい企業やサービスはありますか?海外事例でも良いので、具体的な取り組みなどがあれば教えていただけると幸いです。

質問

エンゲージメントマーケティングがうまい企業やサービスはありますか?海外事例でも良いので、具体的な取り組みなどがあれば教えていただけると幸いです。

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回答1
回答掲載日
2020.11.04
平田 祐介
  • Repro株式会社 代表取締役 

1980年、東京都出身。戦略コンサルタント出身のシリアルアントレプレナー。大手コンサルティングファームに入社後、主にメーカーに対して経営戦略立案支援や成長支援業務に従事。2011年から複数の立ち上げに関与する。2014年にReproを創業し、世界66か国7,300のサービスに導入(2020年1月時点)されているカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Repro(リプロ)」を提供。

「エンゲージメントマーケティングがうまい企業やサービス」は、LTVの高さで測ることができます。そもそもエンゲージメントマーケティングは、顧客体験そのものをマーケティングとして組み込んでいるケースが多いです。この観点で参考になるのは、「ディズニー」と、最近の事例だと中国のEVメーカー「NIO(蔚来汽車)」ですね。

まずディスニーに関しては、こちらの動画によく表れていますが、「ゆりかごから墓場まで」と表現されるように、生まれてから死ぬまでお金を払い続けてもらえる最強のビジネスモデルだと思っています。自分が子供のときは当然ですが、大きくなって彼氏・彼女ができたタイミング、さらには自分が親になったときもディズニーランドに行ける。あらゆるライフイベントでタッチポイントをつくり、人生に寄り添っています。そしてハードのディズニーランドだけでなく、映像作品やグッズ、さらにはDisney+(ディズニープラス)でサブスク展開と、非常に素晴らしいビジネスモデルだと思います。

NIOは「中国のテスラ」とも呼ばれていますが、「テスラは顧客へキーを渡すまでが仕事だけれど、NIOはキーを渡してからが仕事だ」というほど顧客のライフスタイルに入り込んでいるのが特徴です。サービスの詳細はこちらの記事に詳しいですが、車を販売するだけでなく、車を保有することで発生する面倒なことも解消するサービスを提供しており、それらの顧客体験が結果的にマーケティングに繋がっています。エンゲージメントマーケティングにおいては、「既存の顧客が顧客を呼んでくれる状態」が究極系だと思いますが、NIOはそれに非常に近づいている会社の一つです。

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