住まい探しから、「空室確認」という徒労をなくす──管理会社の物件情報をそのまま届ける新しい賃貸標準、エアドア
FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。
だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、株式会社エアドアだ。
この会社の魅力を一言でいうと?
物件情報の鮮度や手数料の不透明さといった部屋探しの不満を、管理会社データとの直結で解く。仲介手数料は最大無料の賃貸プラットフォーム。
募集中の経営ポジション
代表・鬼頭史到氏とともに事業を牽引する、将来のCOOやCTO、CFO、VP of Sales候補に加え、経営企画室・社長室など「代表の右腕」を担う人材も求めている。任せるのは、賃貸プラットフォーム「エアドア」の提携管理会社の拡大と、部屋探しのオンライン化を進めるプロダクト開発。組織づくりにも横断的に関わる。エアドアはシード期にディープコアやDNX Capitalなどから資金調達を実施し、組織の拡大期に入った。不動産という生活に欠かせない巨大市場の構造そのものを、いまの段階から変えていける打席がある。
事業概要
管理会社が持つ物件データベースを直接掲載し、リアルタイム性をより高めた賃貸プラットフォーム「エアドア」を運営する。申込データも取得して物件ごとの申込状況を表示するため、空室かどうかを問い合わせて確かめる必要がなく、空いている部屋を効率的に探せる。内見予約などのやり取りもオンラインで進められる。成約報酬のある物件では仲介会社と連携し、仲介手数料は最大無料。「エアドアパートナー」として提携する不動産事業者と連携する仕組みで、提携管理会社は180社以上、管理戸数は340万戸を突破している。
FastGrow的「ここがすごい!」
「不動産業界のSaaS企業出身者が見た、ポータルサイトの構造的な限界」
代表の鬼頭史到氏は、不動産業界向けSaaSを手がける「いい生活」に2010年に入社し、その頃から「ネット不動産が当たり前になる」という業界の将来を見据えていた人物だ。SUUMOやホームズといったポータルサイトが普及する一方、Web上の物件情報の真偽はユーザー側では分からず、業者目線でサービスが運営されているという構造的な課題に着目し、エアドアを立ち上げた。管理会社のデータベースと直結させることで、情報の鮮度と正確性を技術的に担保する発想が、他の不動産ポータルにはない差別化要因になっている。
いま若手経営人材が飛び込むべき理由
「生活に不可欠な不動産市場に、まだ情報の非対称性が残っている」
不動産は誰もが関わる生活インフラでありながら、物件情報の正確性や手数料の透明性といった基本的な課題が、業界内に長く残されてきた。エアドアは、管理会社との直接連携という仕組みで、この情報の非対称性そのものを解消しようとしている。組織が急拡大するシード期の今だからこそ、事業づくりと組織づくりの両方を同時に経験でき、不動産業界のステークホルダーと連携しながら事業を進める中で、業界との太いつながりも築いていける。
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こちらの記事は2026年10月22日に公開しており、
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