全産業ワーストの人手不足業界に、20年ぶりの基幹システム刷新を仕掛ける──ホテル経営の基盤そのものを再設計するCheck Inn
FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。
だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、Check Inn株式会社だ。
この会社の魅力を一言でいうと?
サイトコントローラー・PMS・自社予約エンジンを一体化した、日本唯一のオールインワン宿泊施設システム「Check Inn」を提供する事業。
募集中の経営ポジション
シリーズAで2億円(累計約3.5億円)を調達したCheck Innで、将来のCFOやVP of Sales候補として事業を牽引する。断片的な業務改善ではなく、ホテル経営の基盤そのものを再設計できる点が魅力だ。基幹システムから入り複数サービスを統合していくコンパウンド型のアプローチで、これまで構造化されてこなかった宿泊業界の業務データを再構築し、「System of Action」の実現に向けて、経営陣と近い距離で戦略と実行を行き来できるポジションだ。
事業概要
サイトコントローラー・自社予約エンジン・PMS一体型の宿泊施設向けオールインワンシステム「Check Inn」を開発・提供する。自社や外部の予約サイト情報を集約して一元管理し、部屋割りや空室管理、清掃の手配などフロント業務も一つのツールで完結させる。予約は3ステップで完結し離脱率を低減。独自に蓄積するデータ基盤を活用し、次はAIも用いて業務を自動で最適化・実行する「System of Action」の構築を目指している。
FastGrow的「ここがすごい!」
「20年変わらなかったSIer製オンプレシステムを、置き換えにいく」
多くの宿泊施設は、SIerが構築した20年変わらないオンプレシステムを、サイトコントローラー・PMS・自社予約と3つバラバラに運用してきた。代表の田中健太郎氏は横浜国立大学在学中に休学しエンジニアとして実務経験を積み、Pricing Studio共同創業を経てCheck Innを立ち上げた。この課題設定の的確さが、B Dash Camp企業賞最多受賞やICC KYOTO DXカタパルト3位入賞にもつながっている。
いま若手経営人材が飛び込むべき理由
「2030年、観光業は自動車産業を超える外貨獲得産業になるとされる」
観光産業は、2030年には外貨獲得産業として自動車産業を超えるとも言われる、日本を支える次世代の成長産業だ。政府もインバウンド拡大を後押しする政策を次々に打ち出す一方、ホテル・旅館の現場は利益率の低さ、生産性の低さ、非効率なオペレーションという課題を抱え、人手不足の深刻度は全産業の中でも最悪の水準にある。この矛盾を放置したままでは、需要がいくら増えても業界としての成長にはつながらない。業界のスタンダードを刷新できる"最後のチャンス"とも言えるこの5年間に、経営として立ち会える。
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こちらの記事は2026年10月26日に公開しており、
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