連載事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選

MIXI出身の26歳が挑む、後継者不在のパソコン教室再生──年商1.6倍で実証した“買収を繰り返せる型”、クリエイピア

FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。

だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、クリエイピア株式会社だ。

この会社の魅力を一言でいうと?

後継者不在の中小企業をM&Aで引き継ぎ、現場改善で黒字化させる"買収を繰り返せる型"をつくる、北海道発の事業承継スタートアップ。


募集中の経営ポジション

シード期で累計2,000万円を調達したクリエイピアで、代表・藤井優氏とともに事業を牽引する将来のCOOやCFO、事業責任者候補。パソコン教室「ディードットステーション札幌東教室」で確立したPMI(買収後の経営統合)プレイブックを、2社目・3社目へと横展開していく。事業戦略の立案だけでなく実行までを経営人材自身が担い、投資家の選定から資本政策の実行までを代表と少人数で直接担当する、大企業の新規事業では得られない経験ができるポジションだ。


事業概要

後継者不在・赤字・個人保証・債務超過といった経営課題を抱える日本の中小企業を対象に、M&A・事業承継・事業再生に取り組む。第1弾として2025年12月、月額3,300円で通い放題のパソコン教室チェーン「ディードットステーション札幌東教室」を事業承継し、最新PC・モニターの導入や生成AIを活用した新カリキュラムの開発、SNSでの集客導線刷新などの改革を実行。年商を1.6倍に伸ばし、家賃を含む固定費の70%削減に成功した。フランチャイズ本部を直接買い取る窓口「フランチャイズ承継機構」の試験公開も開始し、小さな事業の"出口"を一緒に考える事業承継支援サービス「クリエイピアM&A」ブランドも展開している。


FastGrow的「ここがすごい!」

「MIXI出身の26歳が、理念ではなく黒字化の実証例で語る地方創生」

代表の藤井優氏は、東京の大手ゲーム会社MIXIで開発部門・投資部門に従事し、ホラーゲームクリエイター「838S MANIACS」としても活動してきた人物だ。「自らリスクを取り、現場に入り、事業を立て直す」ために会社を退職し、クリエイピアを創業した。理念先行になりがちな地方創生系の取り組みとは違い、ディードットステーション札幌東教室という黒字化の実証例をすでに持っている点が独自だ。中小企業庁の「M&A支援機関登録制度」への登録や、THE SEEDをはじめとする投資家からのシードラウンド累計2,000万円の調達も、この実行力への評価を裏付けている。


いま若手経営人材が飛び込むべき理由

「単発のM&Aではなく、"型"として繰り返せる事業承継モデルをつくる」

地方の小規模事業者が抱える後継者不在という課題は、単発のM&Aや理念だけでは解決できない構造的な問題だ。クリエイピアは、パソコン教室の再生で確立したPMIプレイブックを2社目、3社目へと横展開し、「買収を繰り返せる型」そのものを事業化しようとしている。シード期でまだ組織が小さい今だからこそ、事業戦略と実行の両方を一気通貫で担い、資本政策やフランチャイズ本部のロールアップという新しい挑戦にも、代表のすぐ隣で関わっていける。


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こちらの記事は2026年10月26日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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