連載事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選

“フィットネス版ロールアップ”で、年間8→32店舗へ拡大中──既存ジムの再生〜FC展開でフィットネス業界を変えるファノーヴァ

FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。

だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、株式会社ファノーヴァだ。

この会社の魅力を一言でいうと?

セミパーソナルジム「FLATTE」起点のマルチブランド型フィットネス事業。直営・FC・M&Aで地域のジムを再生し全国へ広げる。


募集中の経営ポジション

ードからプレA期にかけてサイバーエージェント・キャピタルやi-nest capital、みずほキャピタルなどから資金調達を重ねるファノーヴァで、代表・舟久保匡佑氏とともに事業を牽引する事業責任者・幹部候補を募集。直営・FC・M&Aの3軸拡大を支えるSV体制や加盟店支援、採用・教育を仕組みへ再設計する人材、買収先の再生・PMIを担うロールアップ責任者、グループ入りしたブランドを率いる子会社社長候補まで、経営に近い意思決定に関与できる。


事業概要

ファノーヴァは、セミパーソナルジム「FLATTE」を起点に、パーソナルピラティス「FLATTE PILATES」、女性専用24時間ジム「FLATTE 24」を展開するマルチブランド型フィットネス事業を手がける。OMO型運営基盤のもと、直営・FC出店に加え既存ジムの承継・M&Aで再生する"フィットネス版ロールアップ"を推進し、1年で8店舗から32店舗へ拡大。体験入会率92.3%、1年後継続率90%超という実績を上げている。


FastGrow的「ここがすごい!」

「本部とFCオーナー、両方の痛みを知る経営チームが磨く、机上ではない事業設計」

代表の舟久保匡佑氏は、一橋大学卒業後に経営コンサルティングや海外での美容サロン経営を経験し、MBAを取得したのちファノーヴァを創業した。ファノーヴァの経営陣自身がFCオーナーとして店舗を経営しているのが大きな特徴で、本部の理屈と加盟店の現実、その両方の痛みを知った上で事業を設計している。例えば、SV(スーパーバイザー)の役割を「人がやるべき関係構築」と「AIが担う業務実行」に分解して再設計するといった、フランチャイズ本部の根幹に関わる意思決定を重ねている。この地に足のついた設計力が、サイバーエージェント・キャピタルやi-nest capital、みずほキャピタルといった複数の投資家からの継続的な出資にもつながっている。


いま若手経営人材が飛び込むべき理由

「日本のフィットネス参加率はわずか4.1%。それでも1年継続率5%未満という業界の矛盾」

日本のフィットネス参加率はアメリカの20.8%やイギリスの14.9%に対しわずか4.1%にとどまり、ジムの1年以上継続率は5%未満というデータもある。ファノーヴァは、この構造に体験入会率92.3%・1年後継続率90%超という数字で応えている。プレA期の今、経験できるのはオペレーションの運用ではない。FC本部機能やSV体制をゼロからつくることに加え、既存ジムの承継・M&A、PMI、ブランド再設計まで、経営の中核テーマに挑める。将来的にはロールアップ責任者や子会社社長候補のキャリアも見据えられる。


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こちらの記事は2026年10月07日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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