連載事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選

売上成長率2800%、51兆円規模の化学産業を下支え──"化学物質の国家データ基盤"を創るSotas

FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。

だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、Sotas株式会社だ。

この会社の魅力を一言でいうと?

化学物質の法規制対応を自動化する「Sotas化学調査」を軸に、化学産業のデータの分断を解消する情報基盤を構築する事業。


募集中の経営ポジション

シリーズA1stクローズで10億円を調達したSotasで、代表・吉元裕樹氏とともに事業を牽引する将来の幹部候補。日本を牽引する巨大産業である化学産業の構造改革を、国家プロジェクト「CMP」のド真ん中で主導できる。現場に寄り添った個別最適のSaaSを「ハブ」に、町工場や中小企業までを巻き込む「草の根からの産業変革」を、自らの意思決定で実現していける打席がある。


事業概要

化学業界の基盤となるデジタルプラットフォームを展開する。頻繁に変更される法規制への対応を自動化する「Sotas化学調査」は、専門知識なしで調査依頼を70%削減する法令判定自動化ツールだ。材料選定を効率化する「Sotasデータベース」、化学素材の商取引を簡便化する「Sotas ChemMart」も展開し、経済産業省が推進する製品含有化学物質・資源循環情報プラットフォーム「CMP」との連携を軸に、業界横断で活用される情報基盤の構築を進めている。


FastGrow的「ここがすごい!」

「国家プロジェクトCMPに、スタートアップとして唯一選出」

Sotasは、サプライチェーン全体での化学物質情報連携を目的とした国家プロジェクト「CMP」に、化学領域のアプリケーションベンダーとしてスタートアップ唯一の選出を受けている。既存プロダクトは大手化学メーカーを中心に約200社に導入され、前回の資金調達以降、売上成長率2800%、月次平均成長率15%超という急成長を遂げてきた。この実績と業界への深い洞察を持つチームが評価され、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家とするシリーズA10億円の調達にもつながっている。


いま若手経営人材が飛び込むべき理由

「自動車産業を純利益で追い抜くとされる、化学産業のアップデート」

化学産業はここ5年で自動車産業を純利益で追い抜く予測が出るなど、名実ともに日本を牽引するトップ産業へ躍進しようとしている。出荷額は約51兆円、製造業全体の約14%を占める規模(トップは自動車の21%)でありながら、DXによる変革の余地が非常に大きいこの領域で、将来の経営陣候補として直接介在できること自体が最大の価値だ。今後2年間で導入社数を現在の約200社から800社超へ、ARR50億円到達を目指すフェーズにおいて、この国の命運を握る巨大産業のアップデートに関わっていける。


もっと知りたい!と思ったら見ておきたいコンテンツ

【関連リンク】

こちらの記事は2026年10月22日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

次の記事

記事を共有する
記事をいいねする

会員登録/ログインすると
以下の機能を利用することが可能です。