連載事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選

ITと縁遠い職場25万社に、情報共有の仕組みを渡す──「非IT企業」という巨大市場を切り拓くStock

FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。

だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、株式会社Stockだ。

この会社の魅力を一言でいうと?

ITに詳しくない『非IT企業』でも迷わず使える情報共有ツール「Stock」を軸に、AIナレッジへと事業を広げる第二創業期のB2B SaaS。


募集中の経営ポジション

シリーズA期のStockで、代表・澤村大輔氏とともに事業を牽引する将来のCOO候補。CEOの隣で、SaaS事業の勝ち筋を描く役割だ。25万社以上に導入されている情報共有ツール「Stock」の事業拡大に加え、2026年に正式ローンチしたAIナレッジツール「ナレカン」という第二創業期の新規事業の拡大を担う。一般的なスタートアップがカバーしきれていない『非IT企業』向けプロダクトとして高い参入障壁を築きながら、市場そのものを創り上げていく当事者になれる。


事業概要

「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最もシンプルに残せる情報共有ツール「Stock」を開発・提供する。ITリテラシーを問わず誰でも直感的に使えるシンプルさを追求し、税理士事務所や病院、建築業、コンサル会社など、あらゆる業種の『非IT企業』に導入されている。広告費をほとんどかけずに導入企業数は25万社を突破した。さらに、大手〜中堅企業向けにナレッジ管理課題を解決するAIナレッジツール「ナレカン」を開発し、2026年7月に正式ローンチした。


FastGrow的「ここがすごい!」

広告費に頼らず、8年以上グロースし続けた地力

代表の澤村大輔氏は、早稲田大学法学部を卒業後、野村総合研究所の経営コンサルタントを経て、現在のStockを設立した。Stockは2018年4月の正式ローンチから、外部資金も広告費も使わずに2年以上グロースを続け、25万社を超えるユーザーを獲得している。数千人を超えるユーザーヒアリングを通じて磨いてきた、「40度の熱があっても、0.5秒で分かるのか?」という品質基準を掲げるプロダクト設計力が、DNX CapitalやEast Ventures、マネーフォワードといった投資家からの信頼にもつながっている。


いま若手経営人材が飛び込むべき理由

「多くのスタートアップが素通りしてきた『非IT企業』という巨大市場」

世の中のITツールは高機能・多機能であるほど評価されがちだが、日本の大半を占める『非IT企業』にとっては、それがかえって導入の壁になってきた。Stockは、素通りされがちな『非IT企業』に徹底的にフォーカスし、ユーザーの声を起点に「シンプルで使いやすいUX」を磨き込むことで、高い参入障壁を築いている。第二創業期と呼べるフェーズで、「ユーザーと対話せよ(Talk to Users)」の精神を大切にしながら「本当に必要とされる機能」に集中する文化のもと、組織と事業の成長にオーナーシップを持って関わっていける。


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こちらの記事は2026年10月22日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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