ヒトの医学論文180本超の知見を、犬猫用サプリメントに生かす──わずか2年で動物病院シェアNo.2に成長したHACHI
FastGrowが実施した特別アンケートでは、シード〜シリーズAの140社のうち51.8%がCOOを、66.0%が「将来の幹部候補」を募集していた。
だが、同じ肩書を掲げていても、実際に委ねられる経営課題や意思決定の範囲は会社ごとにまったく異なる。本連載「事業開発のその先へ──アーリー期スタートアップ140選」では、アンケートに回答した企業を一社ずつ取り上げ、その会社がいま抱える経営課題と、そこに参画する人材がどこまでの意思決定を担うのかを具体的に見ていく。今回紹介するのは、株式会社HACHIだ。
この会社の魅力を一言でいうと?
ペットオーナーの愛情に、科学的根拠のある選択肢で応える。4年で動物病院の約4割に広がったサプリメントを起点に、動物医療を進化させるヘルステック企業。
募集中の経営ポジション
ノンエクイティで事業成長を続けるHACHIで、代表・長谷和俊氏とともに事業を牽引する将来のCOOやCFO、CMO、事業責任者候補。コンシューマー商材をB2Bマーケティングで攻略する「B2BCチャネル戦略」や、研究とビジネスを両立させるストック型モデルの構築を、生で体感できるポジションだ。これから本格化する事業多角化やグローバル展開を見据え、躍動感ある創業期の現場に立ち会える。
事業概要
動物病院専用サプリメント「アニミューン®」を開発・販売する。キノコ「フアイア」の成分「糖鎖TPG-1」を配合した専売品だ。フアイアは、医学雑誌『Gut』を含む180本超の論文でヒトでのエビデンスが報告されている。発売から2年で単一製品の取扱動物病院数の業界シェアNo.2に到達し、4年で動物病院全体の約4割にあたる3,000以上に広がった。目指すのは「アニミューン®を売る会社」であり続けることではない。臨床研究、ペットヘルスケアテクノロジー、日本発ブランドのグローバル展開へと事業領域を広げようとしている。
FastGrow的「ここがすごい!」
「科学で価値をつくり、テクノロジーで届ける。ペット業界の異色の事業会社」
納得できる根拠や質の高い選択肢を求めるオーナーが増える中、業界はその変化に応えきれているのか。代表の長谷和俊氏は、家業の動物病院の経営、外資系製薬会社での動物病院営業を経て起業し、ヘルスケア領域のデジタルマーケティングで実績を積んだのち、2020年にHACHIを創業した。持ち込んだのは、訪問営業だけに頼らず、デジタルプロモーションやオンライン完結の営業、データ活用を組み合わせて獣医師とオーナーに価値を届ける事業設計だ。サイエンスで価値をつくり、テクノロジーとマーケティングで届ける。この両輪が競争力である。
いま若手経営人材が飛び込むべき理由
「日本発のペットヘルスケア企業が、世界のスタンダードをつくる」
ペットを愛する気持ちは世界共通だ。言葉を話せない家族だからこそ「できることなら、すべてしてあげたい」と願い、愛情が深いからこそ無数の情報と選択肢の中で迷う。HACHIがつくりたいのは、その愛情につけ込む商品ではない。オーナーが「この子のために、できる限りの選択をした」と納得できる、科学的根拠に基づいた選択肢だ。「アニミューン®」はその第一歩にすぎない。サイエンスとテクノロジーで動物医療の選択肢そのものを増やし、日本で生まれた仕組みとブランドを世界へ届けていく。その挑戦は、まだ始まったばかりだ。
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こちらの記事は2026年10月21日に公開しており、
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