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新たな「クラウドファンディング」の形を構築する、CAMPFIREが累計22億円を調達──押さえておきたい資金調達ニュース

資金調達が活況となり、日々のニュースが溢れている。
全てを追いきれない読者のために、FastGrowでは週次で国内外スタートアップの資金調達ニュースを紹介。
今週は日本から4社をピックアップした。

2019年4月29日〜2019年5月5日分

過去の週報はこちら

  • TEXT BY HAYATE KAWAJIRI
  • EDIT BY MONTARO HANZO
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CAMPFIRE:ラウンド累計22億円を調達し、海外展開も視野に入れているクラウドファンディングサービス

CAMPFIRE

資金調達概要

調達額
11億5,000万円
調達先
KDDI Open Innovation Fund
グローバル・ブレイン
伊藤忠商事
大垣共立銀行

サービス概要

個人やクリエイター、企業、NPO、大学、地方自治体などによる、様々なプロジェクトの挑戦を後押しする国内最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営。2011年にサービス開始以来、21,000件以上の案件をサイトやアプリに掲載し、支援者数は118万人以上、累計流通金額は113億円にまで拡大している。

同社は「CAMPFIRE」以外にも、地域特化の「FAAVO」や少額支援の「polca」、継続課金の「CAMPFIREファンクラブ」、評価型与信モデル融資「CAMPFIRE Bank」、コミュニティウォレット「Gojo」、仲間集めの「tomoshibi」など、多種多様なサービスを展開する。

今回の資金調達によって、Cラウンド累計22億円を集めることとなった。「CAMPFIRE」の海外進出や融資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Owners」の事業立ち上げ強化を図るという。2021年までに累計流通額1,300億円を到達させ、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)の実現を目指していく。

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アイリス:インフルエンザの“診断支援AI医療機器”を開発する

アイリス

資金調達概要

調達額
12.5億円
調達先
塩野義製薬
Beyond Next Ventures

サービス概要

「匠の技を医療現場に届ける」をミッションに、高精度・早期診断対応のインフルエンザ診断支援AI医療機器の開発を行う。既に第一種医療機器製造販売業の認証を受けており、超早期に高精度のインフルエンザ検査が可能な「インフルエンザ濾胞(ろほう)」の知見をAI化するべく、研究を進めているところだ。

今回の調達により、開発スピードを高め、インフルエンザ診断支援AI医療機器の迅速な薬事承認や、保険適用を目指す。また、医療機器を開発する上で求められる、品質管理や安全管理へと徹底化を強化していく方針だ。

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フューチャースタンダード:3ステップでAIを活用した映像解析できる「SCORER」を運用

SCORER

資金調達概要

調達額
4億円
調達先
インキュベイトファンド
スパイラル・ベンチャーズ・ジャパン
AGキャピタル
ハックベンチャーズ
広島ベンチャーキャピタル
TIS
東洋通信工業
非公開の投資家

サービス概要

ゼロから開発環境やアルゴリズムを構築せずとも、AIを活用した映像解析ができるプラットフォーム「SCORER」を展開する。同サービスは、「解析したい映像を選択」「解析アルゴリズムを選択」「解析結果を確認・出力」という3ステップのみで、手軽に映像解析AIを利用できる仕組みとなっている。

TISとロボットプラットフォーム分野における新事業を共同開発、東洋通信工業とインテグレーションにおいての協業を開始するなど、15社との提携を組んでサービスを展開。今後は、パートナー企業向けにも、セミオーダー型の映像解析AIパッケージ「SCORER Ready」の提供を予定している。

今回の資金調達を通じて、映像解析AIの導入をサポートするコンサルタントやプラットフォーム開発に向けた人材を採用。首都圏だけではなく地方においてもパートナー企業を増やし、新たな映像解析AIサービスの立ち上げ・展開を支援する体制を整えていく。

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KabuK Style:長崎市発。定額制の住み放題サービス「HafH(ハフ)」を提供している

KabuK Style

資金調達概要

調達額
1億円
調達先
十八銀行
ドーガン

サービス概要

「多様な価値観を多様なまま許容する社会のインフラをつくる」方針のもと、国籍や人種、性別、宗教に関わらず誰にでもオープンな定額制の住み放題サービス「HafH(ハフ)」を提供している。長崎市に自社施設「HafH Nagasaki SAI」を運営するほか、2019年4月時点で、東京や大阪、京都、岡山、沖縄など国内外58の滞在施設を利用できる。

今回調達した資金は、HafH2号店のオープンやシステム開発へ投下。同社は「長崎出自の企業として、人口増加、観光資源の一層の活用、若者を中心とした雇用の拡大等、長崎の経済活性化へも貢献して参ります」とも公表している。

今週は計4社の調達状況を紹介した。今後も、FastGrowは週次で調達状況を発信していく。

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執筆

川尻 疾風

ライター・編集者(モメンタム・ホース所属)。在学中に、メルマガ・生放送配信やプロデュース・マネジメント支援を経験。オウンドメディアやSNS運用などに携わったのち、現職へ。起業家やクリエイターといった同世代の才能と伴走する存在を目指す。

編集

姓は半蔵、名は門太郎。1998年、長野県佐久市生まれ。千葉大学文学部在学中(専攻は哲学)。ビジネスからキャリア、テクノロジーまでバクバク食べる雑食系ライター。

デスクチェック

1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。

こちらの記事は2019年05月08日に公開しており、記載されている情報が異なる場合がございます。