連載資金調達スタートアップのヨコガオ

経営支援を「誰もがアクセスできるインフラ」に──ジャパンM&Aインキュベーション、プレシリーズAで3億円を調達

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重要なのは、調達額の大きさ?バリュエーション?ラウンド?いやいや、スタートアップの資金調達とは、もっと奥深く、緻密で複雑なものである。

FastGrow編集部では、調達リリースを見るたび、その裏側について思いを巡らせ、その後のビジョンについて予測や仮説立てをしてきた。そのために知りたい情報を、ぜひ外部向けにも記事としてまとめてみよう──そんな想いで始まったこの連載。

今回は、2025年8月に資金調達を発表したジャパンM&Aインキュベーションについて、その「横顔」をまとめる。

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FastGrow編集部が注目するポイント

注目ポイント1

属人性が高かったM&A・経営支援領域で持続的な価値提供を実現、それを生成AIにて仕組み化・インフラ化へ

注目ポイント2

時価総額数千億円規模の上場企業や国内外著名ファンドが既にクライアントに

注目ポイント3

グローバル・ブレインとの協業を通じ、スタートアップ支援領域を強化し、従来型M&Aアドバイザリーや人材紹介を超えて市場を開拓中

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代表を始めとした、同社のメンバーについて

(1)代表取締役CEO 由良 匠 氏

調達に際してのコメント

「事業・資本・組織の各領域でのアドバイザリーは、求められる専門性・情報のセンシティビティゆえに、一流のプロフェッショナルのサービスが言語化されてこなかった、依然として属人性が高い領域です。

創業以来当社は、『誰しもがアクセスできる最高峰の経営支援インフラ』をビジョンとして掲げ、その仕組み化を追求し続けてきました。

今回の資金調達を通じ、AI技術と人の知恵の融合による『開かれたプロフェッショナルサービス』を社会実装してまいります。」

プロフィール

マッキンゼーでの経営戦略コンサルティング経験、PEファンド「カーライル」での投資実務を経て2024年に創業。


(2)代表取締役COO 坂本 拓馬 氏

FastGrowからの紹介フレーズ

投資銀行・PEファンド双方の経験を活かし、M&Aを中心に事業オペレーション及びコーポレートを統括。

プロフィール

メリルリンチでの投資銀行業務、PEファンド「カーライル」での投資実務を経てCEO由良と共に創業。

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調達の概要

プレスリリース
ジャパンM&Aインキュベーション、グローバル・ブレインより3億円を資金調達
調達額
3億円
ラウンド
プレシリーズA
主な使途
サービス・プロダクトの機能強化
採用強化
リード投資家
グローバル・ブレイン株式会社 / General Partner 梶井 健 氏
日本のM&A市場は件数・金額ともに過去最高を更新し続けており、事業承継ニーズだけでなく、スタートアップのEXIT、大企業・中堅企業による成長戦略としてのM&Aなど、市場構造の変化も起きている状況です。
ジャパンM&Aインキュベーションは、まさにその変化の中心である中堅・中小M&Aに、FAにとどまらず、戦略構築からPMIまでを一気通貫で正面から支援する企業です。テクノロジーも活用しながら、知見の産業装置化を通じて「企業の非連続的な成長」の実現を目指しています。
戦略コンサル・投資銀行・PEなどで経験を積んだ経営陣による大胆な意思決定やスピード感溢れる仮説検証などを通じ、創業1年目ですでに素晴らしい事業成長を遂げつつあります。魅力的な市場環境と卓越した経営陣を兼ね備えた同社をご支援できることを、心より楽しみにしております。
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主なサービス・プロダクト

経営支援アドバイザリー・AIプラットフォーム

・戦略コンサルティング
・M&Aアドバイザリー
・人材エージェント

サービス紹介ページはこちら

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採用関連情報

現在募集中のポジション

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  • 戦略コンサルタント
    投資ファンド・大手事業会社のM&A・資本政策・生成AI活用領域の戦略立案から実行支援を担う
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    M&A案件の創出・実行・アフターフォローを担う
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    金融・コンサル・ファンド・事業会社CXO等のプロフェッショナル人材の採用支援、アセスメント等組織強化を担う

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こちらの記事は2025年09月04日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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