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観光客に「日本を楽しみ尽くす」提案を。
訪日外国人向けサービスを提供するWAmazingが9.3億円を調達──押さえておきたい資金調達ニュース

資金調達が活況となり、日々のニュースが溢れている。全てを追いきれない読者のために、FastGrowでは週次で国内外スタートアップの資金調達ニュースを紹介。今週は日本から4社をピックアップした。

2019年5月27日〜2019年6月2日分

過去の週報はこちら

  • TEXT BY MACH HAYATE
  • EDIT BY MONTARO HANZO
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WAmazing:SIMカードを無料配布。訪日外国人向けプラットフォームを展開する

WAmazing

資金調達概要

調達額
9.3億円
調達先
JR東日本スタートアップ
JR西日本イノベーションズ
山口キャピタル
ポーラ・オルビスホールディングス
キャナルベンチャーズ
東京急行電鉄
非公表の個人投資家

サービス概要

台湾・香港を中心とした訪日外国人に無料のSIMカードを配布し、アプリを通じて観光情報を提供するプラットフォームを運営している。「WAmazing」のウェブサイト上で個人情報を登録することで、サービスを利用可能。同社が観光スポットへ送客することで、売り上げの10〜15%を手数料として受け取るビジネスモデルとなっている。

サービス開始から2年が経過し、ダウンロード数はアプリは24万DLを達成。今後は予約サービスの充実を中心に、2020年には4,000万人にも達すると言われている訪日観光客の利用増加を狙う。

今回の資金調達により、事業会社との戦略的提携を実施する。各社のインバウンド・地方創生事業と「Wamazing」が持つデジタルマーケティングや送客実績の強みを掛け合わせ、さらなるサービス拡充を進めていく方針だ。

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スタジアム:SaaS型のウェブ面接サービス「インタビューメーカー」を提供

スタジアム

資金調達概要

調達額
5.6億円
調達先
ジャフコ

サービス概要

スマホやPCでどこでも面接ができる、月額制のウェブ面接ツール「インタビューメーカー」を展開。提供するサービスにはオンライン上で面接ができる「ウェブ面接」、応募者が投稿した動画を基に選考する「録画面接」、選考状況や採用目標などを管理できる「採用管理」の3種類がある。

オンラインで行った面接の様子は、録画することができ、さらにデータを解析を用いることで、応募者の特性や性格をより深く、丁寧に知られるようになるのが特徴だ。2017年5月にサービス開始以来、1,100社以上の企業に導入されている。

今回調達した資金は、映像データのAI解析やサービス機能の開発に充てる方針だ。また、エンジニアやセールスメンバーを中心に採用し、マーケティング活動も強化。シンガポール拠点を軸としたグローバル展開にも力を入れていく。

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CLAS:環境に合わせて組み替え可。家具のサブスクリプションサービス

CLAS

資金調達概要

調達額
3.7億円
調達先
ANRI
キャナルベンチャーズ
ほか非公表のVCや事業会社ら

サービス概要

テーブルやベッド、ソファなどの家具を毎月定額で利用できるサブスクリプションサービスを提供する。大きな特徴は「利用期間が長くなればなるほど月額料金が安くなる」仕組みだ。また、利用3年目には初回の75%オフの価格で利用できる。現在の対象エリアは東京、神奈川、千葉、埼玉。すでに1000世帯ほどがサービスを利用をしている。

2018年8月のサービスローンチ以降、家電やベビーカーなど対象商品のジャンルは拡大している。オリジナル家具も取り揃えており、2019年6月時点で、約50種の商品が扱われている。1年以上利用した商品は無料で返品でき、生活環境に合わせて家具を組み替えられるのも特徴だ。通常の利用範囲であれば、汚れたり傷ついたりしたアイテムも期間によって無料で交換できる。

今回調達した資金の使途は、商品の拡充やオペレーション体制の整備、サポートシステムの開発だ。2020年にはオリジナル家具を300種類まで拡大することを目標としており、クッションなどのインテリア用品、観葉植物などの取り扱いも進めていく。

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スナックミー:自分に合った食品を定期配布する「おやつのD2C」サービス

スナックミー

資金調達概要

調達額
2億円
調達先
W ventures
Spiral Ventures Japan
SMBCベンチャーキャピタル
LINE Ventures
朝日メディアラボベンチャーズ

サービス概要

アルゴリズムによって顧客の好みに合わせたおやつを詰め合わせ、定期的に配送するサブスクリプションサービス「snaq.me」を提供。4週間または2週間に1度、8種類の食品を詰め合わせた、おやつBOXがユーザーに届く。クッキーやドライフルーツ、ナッツなど、扱うおやつはすべて人工添加物や白砂糖が使われていないのが特徴だ。

ユーザーは最初に、約1分間のアンケート“おやつ診断”で好きなおやつの傾向を送信し、定期便を申し込む。届いたおやつの評価をフィードバックすることで、次のBOXの中身を自分好みに変更できる。おやつの種類は現在100種類以上。その10〜20%を毎月入れ替えており、約1000億通りもの組み合わせが用意されている。

今回の資金調達により、ユーザーの嗜好データ収集から分析、新商品開発に至る仕組みを強化する。コンテンツやカスタマーサポートなど、ユーザーとのタッチポイントを充実するほか、設備投資を実施し、将来的には100億円規模のおやつブランドの構築を目指すとしている。

今週は計4社の調達状況を紹介した。今後も、FastGrowは週次で調達状況を発信していく。

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執筆

マッハ疾風

ライター・編集者(モメンタム・ホース所属)。在学中に、メルマガ・生放送配信やプロデュース・マネジメント支援を経験。オウンドメディアやSNS運用などに携わったのち、現職へ。起業家やクリエイターといった同世代の才能と伴走する存在を目指す。

編集

姓は半蔵、名は門太郎。1998年、長野県佐久市生まれ。千葉大学文学部在学中(専攻は哲学)。ビジネスからキャリア、テクノロジーまでバクバク食べる雑食系ライター。

デスクチェック

1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。

こちらの記事は2019年06月05日に公開しており、記載されている情報が異なる場合がございます。