連載資金調達の週報

オンライン完結型のキャリアトレーニングサービスを運営する、ポジウィルが約1.5億円を資金調達──押さえておきたい資金調達ニュース

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「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。

『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。

2020年10月5日〜2020年10月11日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY YUI TSUJINO
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ポジウィル:転職活動に誇れる決断を

ポジウィル株式会社

資金調達概要

調達額
約1.5億円
調達先
STRIVE

サービス概要

オンラインキャリアトレーニングサービス『POSIWILL CAREER(旧:ゲキサポ!キャリア)』を展開する、ポジウィル

『POSIWILL CAREER』は、短期集中型のキャリアトレーニングサービス。転職を含め、漠然とキャリアに悩んでいる人に対し、75日間で10回のオンライン面談・チャットサポートをおこなっている。オンライン完結のサービスであるため、首都圏のみならず地方在住の人も利用可能。

今回の資金調達により、事業拡大・採用強化をさらに加速し「キャリアのパーソナル・トレーニング」の拡大をおこなう予定だという。

「私たちがやっていきたいこと。それは、生きているうちに知らず知らずに縛られている“こうあるべき”を外し、自分らしく考えられる人を増やすこと」「今後、キャリア相談事業で培ったノウハウを活かし、キャリア領域に留まらず、人生に悩む全ての人の支えになるような事業を横展開していきます」そう語るのは、代表 金井芽衣氏だ。ぜひnoteもチェックしてみてほしい。

ポジウィル株式会社、ブランドリニューアルいたしました2020

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みーつけあ:介護に関わる全ての人々を繋ぐ

株式会社みーつけあ

資金調達概要

調達額
累計2.4億円
調達先
ジェネシア・ベンチャーズ
グリーベンチャーズ
日本スタートアップ支援協会
Persol Innovation Fund
エンジェル投資家複数名

サービス概要

介護事業所に介護利用者を紹介する『みーつけあ』、介護ヘルパーとヘルパーを募集している介護事業所をマッチングするサービス『みーつけあWorkers』など、介護ヘルパー不足を解消する事業を展開する、みーつけあ

『みーつけあ』は、介護の資格者が常駐していてLINE,メール,電話等複数の手段で介護に関わる相談を無料で受けている。さらに、相談者のニーズに応じてみーつけあパートナーから該当する事業所・施設に利用者を紹介している。

『みーつけあWorkers』はリリース後、150以上の法人、300以上の事業所、1000名以上のヘルパーから紹介の申し込みがあるという。

また、事業所情報が集まったポータルサイトを提供しており、利用者やヘルパーは事業所の情報やレビューを確認する事で理解度が高くお問い合わせのハードルを下げている。

今回の資金調達により、事業所開拓のマーケティングに注力していく予定だという。

代表 洞 汐音氏は、18歳の頃ロサンゼルスから日本に来た際に、ニュース等でヘルパーが不足している現状を知り、自身の祖父母にもいずれ降りかかる問題だと感じたそうだ。その後、早稲田大学を休学し、訪問介護事業所を設立。ヘルパー資格を取得し実際に介護現場を体験したことが起業のきっかけだったという。

洞氏のTwitterアカウント

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noco:チームのコミュニケーションをなめらかに

noco株式会社

資金調達概要

調達額
総額7千5百万円
調達先
アプリコット・ベンチャーズ
STRIVE
VOYAGE VENTURES
個人投資家

サービス概要

チームコラボレーションツール『toaster team(トースターチーム)』を展開する、noco

チーム・組織のあらゆるナレッジをかんたんに作成・共有できるクラウドサービス。

業務マニュアルや手順書をかんたんに作成できるレシピ機能や、日報・企画書・議事録を共有するノート機能、画像編集機能、用語集管理、タスク管理機能など。ワークマネジメントに必要な機能をワンストップで利用できる。

2020年10月現在、1,300社を超える企業が導入し、東証一部上場企業から個人事業主まで規模を問わず、さまざまな業界業種で利用されている。

今回の資金調達により、プロダクト開発の強化、カスタマーサポート体制の立ち上げにともない採用に注力していく予定だという。

代表 堀辺 憲氏は、株式会社クボタ、住友スリーエム株式会社(現 3M Japan)を経て、株式会社DeNAに入社、経営企画本部広報部にてコーポレートコミュニケーションを担当。その後、複数社のスタートアップで広報部門の立ち上げを担ったなど、社内コミュニケーション整備のプロフェッショナルだ。

堀辺氏のTwitterアカウント

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NearMe:既存の公共機関を補完する

株式会社NearMe

資金調達概要

調達額
総額約5億円
調達先
ニッセイ・キャピタル株式会社
JA三井リース株式会社
DBJキャピタル株式会社

サービス概要

オンデマンド型シャトルサービス『スマートシャトル™』など、既存の公共交通機関を補完する新たな移動サービスを提供する、NearMe

2019年8月より空港送迎のスマートシャトルを運営することで、独自のAIを発展させ、交通網の最適化をはかってきた。

この交通網の技術を活用し、オンデマンド型シャトルサービス『スマートシャトル™』、不特定多数ではなく、少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用できる通勤シャトル『nearMe.Commute (ニアミーコミュート)』や、快適な移動を創造する『タクシーの相乗り』アプリなどを展開。

今回の資金調達により、コロナ対策した『スマートシャトル™』のサービス開発をさらに強化し、成田空港、羽田空港、那覇空港と市街地の送迎だけでなく、対象地域や空港を拡大し事業の成長スピードを加速する予定だという。

代表者 髙原幸一郎氏は、楽天にて新規事業や海外M&A案件を経験。その後、自身が抱えていた「終電を逃した後、タクシー乗り場に行列ができている」ことに課題を感じ、「タクシーの相乗り」アプリの着想に至ったという。

こちらの記事は2020年10月14日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集

辻野 結衣

1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。

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