連載資金調達の週報

猫の健康をテクノロジーで守る
RABOが総額約6億円を資金調達──押さえておきたい資金調達ニュース

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「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。

『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。

2021年4月5日〜2021年4月11日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY YUI TSUJINO
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RABO
猫の生活を見守り、健康管理を可能にするデバイス

株式会社RABO

資金調達概要

調達額
総額約6億円
調達先
STRIVE
XTech Ventures
W ventures
三生キャピタル
みずほキャピタル

サービス概要

猫の生活をテクノロジーで見守る『Catlog』、猫の健康管理をトイレで把握する『Catlog Board』を展開する、RABO

『Catlog』は、首輪型デバイスとスマートフォンアプリ。いつ、どんな行動をしていたか、一日の猫の過ごし方が分かる。さらに、Catlogが保有する猫の行動データは7億件を突破している。

『Catlog Board』は、トイレの下に敷くだけで体重や排泄情報にまつわる情報をアプリでチェック出来るボード型デバイス。『Catlog』と組み合わせることで総合的な猫様の見守りや健康管理が可能になる。

今回の資金調達により、『Catlog』シリーズの発展、『Catlog』で取得したデータを用いて事業展開する予定だという。

「徹底的に体験設計も含めたプロダクト開発にこだわっています。ニンゲン界でなくてはならないプロダクトを創りだしているAppleをお手本に、RABOは猫様界のApple、Catlogは猫様界のiPhoneになりたいと思っています」そう語るのは、代表 伊豫愉芸子(いよ ゆきこ)氏だ。

今回の資金調達の裏側が詳細に記載されたnoteもぜひご覧いただきたい。

Catlog®という渾身のプロダクトをひっさげて、プロダクトへの評価を以って資金調達したかった(しました!)

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Buff
「営業における人の成長」を科学する

株式会社Buff

資金調達概要

調達額
6,100万円
調達先
サイバーエージェント・キャピタル
デライト・ベンチャーズ

サービス概要

営業組織向けSaaS『SALESCORE(セールスコア)』および営業組織向けプログラムを展開する、Buff

『SALESCORE』は、営業メンバーの各種KPIを分かりやすく一覧表示。データドリブンな強い営業組織作りをサポートする営業組織向けSaaSである。また、営業活動を記録したり、記録したデータを元に計画を立てて、営業活動を改善するダッシュボードも提供している。

今回の資金調達により、採用による組織拡大、『SALESCORE』の開発に注力する予定だという。

代表 中内崇人氏は、新卒でDeNAに入社。同社では一貫してゲーム事業に携わってきた。その中で、「イベントが発生すると、ユーザーはどのように動くのか」という1つ1つのユーザー体験を徹底的に数値ベースで記録。上手くいった事例を再現できるように意識してきたという。その経験から「営業組織」と「データ計測と再現性を生み出す仕組み」を掛け合わせ、起業に至った。

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efoo
料理習慣にイノベーションを起こす

efoo株式会社

資金調達概要

調達額
非公開
調達先
サムライインキュベート(Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合)

サービス概要

シェフの動画が付いたスタディ型のミールキット宅配サービス『シェフレピ』を展開する、efoo(イフー)

『シェフレピ』は、人気店のシェフや、SNSで話題の出張料理人のオリジナルレシピとレシピに使われる食材や調味料が分量分小分けされて自宅に届けられるミールキットサービス。

また、「切る」「焼く」「煮る」といった文字だけでは伝わりにくいシェフの微妙な手技を動画で解説。なので、お店で出てくるような料理を自宅で再現することができる。

今回の資金調達は、『シェフレピ』を始めるにあたっての設備投資、運営資金として活用する予定だという。

「シェフレピを通して、“料理人のプレゼンス向上”はもちろんですが、料理習慣にもイノベーションを起こせると確信しています」そう語るのは、代表 山本篤氏だ。山本氏は元料理人で、料理が人を幸せにする力を信じており、それをテクノロジーの力で実現し、その想いを広く伝えていこうと「efoo」の会社を立ち上げたという。

起業0歳

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Lean on Me
福祉分野の生産性向上をDX化

株式会社Lean on Me

資金調達概要

調達額
総額2億5,400万円
調達先
【引受先】
サムライインキュベート(Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合)
栖峰投資ワークス(イノベーションディスカバリー1号投資事業有限責任組合)
みずほキャピタル(みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合)
池田泉州キャピタル(関西イノベーションネットワーク投資事業有限責任組合)
SMBCベンチャーキャピタル(SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合)
中野智哉 氏(株式会社i-plug 代表取締役CEO)
【融資】
みずほ銀行
商工組合中央金庫

サービス概要

障がい者支援のためのeラーニング『Special Learning(スペシャルラーニング)』を展開する、Lean on Me

『Special Learning』は、社会福祉法人の職員や、障がいのある方を積極的に雇用する一般企業の社員を対象に、障がい者を支援するうえで必要となる知識をインターネット動画で学ぶことができるオンライン研修サービス。

全国の知的障がい者福祉協会で導入されており、現在では37都道府県1,400以上の事業所への導入、ユーザー数は31,000人を超えるまで普及している。

今回の資金調達により、「Special Learning」のサービス強化(コンテンツの拡充・サポート体制の強化・システム改良)をおこなう予定だという。

「僕は母子家庭で、ダウン症で知的障がいのある弟と3人の家庭環境で育ってきました。母も障がい者支援の仕事をしており、僕も一時期、同じ仕事をしていました。今リーンオンミーで取り組んでいる障がいのある方への配慮や支援の仕方を広げることは、この世界に生まれてきた僕の使命だと思って取り組んでいます」そう語るのは、代表 志村駿介 氏だ。

志村氏が事業に取り組む熱意を綴ったnoteもぜひご覧いただきたい。

総額2.5億円の資金調達を実施しました!

こちらの記事は2021年04月14日に公開しており、
記載されている情報が異なる場合がございます。

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執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集

辻野 結衣

1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。

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