連載資金調達の週報

AIを活用して、成果が出るクリエイティブ制作を。
ガラパゴスが総額10.8億円を資金調達──押さえておきたい資金調達ニュース

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「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。

『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は7社をピックアップした。

2021年8月23日〜2021年9月1日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY YUI TSUJINO
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ガラパゴス
WEBマーケティングで成果を出すために、AIを活用してクリエイティブ制作

株式会社ガラパゴス

資金調達概要

調達額
総額10.8億円
調達先
【新規投資家】
STRIVE株式会社
THE FUND
DIMENSION株式会社
株式会社THR GUILD
【既存投資家】
Archetype Ventures株式会社
みずほキャピタル株式会社
グローブアドバイザーズベンチャーズLLP

サービス概要

WEBマーケティングで成果が出るクリエイティブ(LP・バナー・動画)を、AIを活用することで短時間で作成する『AIR Design』を展開している、ガラパゴス

『AIR Design』では、高品質なクリエイティブ制作はもちろんのこと、マーケティングKPIを改善することも可能。

2019年秋にサービスを開始した『AIR Design』は、2年弱で300社以上の広告制作に導入されている。

今回の資金調達により、人材の採用、カスタマーサクセスとクリエイティブチームの強化、およびマーケティング施策に投資する予定だという。

代表 中平健太氏は、早稲田大学理工学部卒業後、株式会社インクス(現ソライズ)に入社。大手自動車メーカーの米国工場のシステム改善コンサルティング業務などを経て、2009年に株式会社ガラパゴスを同期4名で創業した。

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メダップ
地域での、病院連携サービス

メダップ株式会社

資金調達概要

調達額
総額6億円
調達先
DNX Ventures
ALL STAR SAAS FUND
モバイル・インターネットキャピタル

サービス概要

中・大規模の病院向け地域連携プラットフォームツール『foro CRM』を展開する、メダップ

『foro CRM』とは、診療所や病院で 診療を受けている患者さんを、必要に応じて、より高度な医療を提供する病院へ紹介する「前方連携」のマーケティング・営業・カスタマーサクセスをワンストップで実現。地域医療連携強化支援サービスになっている。

地域連携活動記録にプラットフォームを提供し、データの一元管理を可能に。さらに、診療情報の全国統一データ(DPCデータ)や紹介・逆紹介データなども追加し、連携活動の戦略立案と効果検証も実施する。当社専門家がサポートに介入することで、DPC対象病院とクリニックの効果的な意思疎通を実現することができる。

今回の資金調達により、『foro CRM』の市場拡大と開発体勢を強化。将来的には、地域連携以外の病院経営に関わる課題の効率化に向けたプロダクト開発も検討する予定だという。

代表 柳内健氏は、2008年からエイムネクスト株式会社で製造業向けのコンサルティング・プログラミングを経験。​2010年には、モバイル・インターネットキャピタル株式会社にて国内外の約20社のベンチャー企業への投資・支援を実施。SaaSやIoTを活用し、医療分野を含む既存産業変革化を目指すベンチャーを中心に担当した。そして、2017年にメダップ株式会社を創業。

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Resilire
サプライチェーンにおける、リスク管理プラットフォーム

株式会社Resilire

資金調達概要

調達額
総額1.5億円
調達先
Archetype Ventures
DNX Ventures
DEEPCORE
STRIVE
みずほキャピタル
グロービスファンド

サービス概要

サプライチェーンリスク管理プラットフォーム『Resilire』を展開する、Resilire

『Resilire』とは、サプライチェーンデータや拠点データ、リスクデータをひとつのプラットフォームで管理できるサービス。

Resilireを活用してできることは以下6つだ。

  • コントロールタワーの構築 : サプライチェーンや拠点全体をツリーでマッピングし可視化。
  • 災害情報の収集 : 24時間365日気象庁、電力会社の情報を取得。国内の災害が発生したときに、すぐに情報を収集が可能。
  • マップで影響拠点を可視化 : 収集した災害情報から企業への影響範囲を可視化。
  • 被災状況の把握 : 社内メンバーやサプライヤーにメールやアンケートを送信することで、情報を集約が可能。災害発生時には自動メールを送信し、円滑に被災状況を確認。
  • コラボレーション : クラウドで社内チームやサプライヤーとのコミュニケーションが可能。リスクアセスメント、サプライチェーンの見直し等も可能。
  • BCM体制(事業継続管理)の構築:BCPを陳腐化させず、常に実行可能にアップデートし続けることができる。

今回の資金調達により、浸水害や土砂災害が非常に増えていることから、より一層『Resilire』の機能拡充を進めていく予定だという。

代表 津田裕大氏は、2018年6月大阪北部地震・西日本豪雨で被災。災害が多発しているにも関わらず被害を予防するイノベーションがあまり生まれていないことに問題意識を持ち、9月6日Tech Design(現Resilire)を創業。

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tectur
空間デザインを検索するプラットフォーム

tecture株式会社

資金調達概要

調達額
総額1.2億円
調達先
tecture株式会社
Coral Capital
個人投資家を含め8社

サービス概要

建材・家具検索プラットフォーム『TECTURE』を展開する、tectur

『TECTURE』では、デザイナーの作品事例に家具・建材の商品情報を埋め込むことで、作品事例から商品情報(カタログ)までをワンストップで検索。

これまで大量の紙で検索していた家具・建材カタログや設計図書をオンラインで効率的に管理できる。

今回の資金調達により、開発、データベース構築のための人材採用をおこなう予定だという。

代表 山根脩平氏は、2008年隈研吾建築都市設計事務所入社。2015年よりLINEに勤務。会社やサービスのブランディングなどを担う組織のマネジメントを行う。 2019年tectureを創業。

山根氏のTwitterアカウント

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SOELU
ライブレッスン形式のオンラインフィットネスサービス

SOELU株式会社

資金調達概要

調達額
6.5億円
調達先
DG Daiwa Venturesをリードインベスターとして合計10社

サービス概要

オンラインヨガ・フィットネス『SOELU(ソエル)』を展開する、SOELU

『SOELU』は、家でヨガやトレーニングのレッスンを受講できるオンラインフィットネスサービス。

朝5時〜深夜24時まで、15分〜60分間のライブレッスンを毎日200クラス開講。また、300人の専門インストラクターが在籍し、150種類以上のプログラムを提供している。

今回の資金調達により、インタラクティブなフィットネス体験作り、マーケティング・採用などを実施する予定だという。

代表 白土聡志氏は、グリーにて広告事業本部に所属。その後、グリーの同期とともに旧ワクテクを設立。メディア事業を事業譲渡。オンラインフィットネス市場へ参入。

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AZOO
宿泊業のDXを目指すホテルシステム

株式会社AZOO

資金調達概要

調達額
不明
調達先
日本政策金融公庫
京都銀行
GxPartners
NEXT BLUE
W Ventures

サービス概要

宿泊予約・管理からマーケティング、売上管理など、ホテル業務に必要な機能を一元化したホテルシステム『WASIMIL(ワシミル)』を開発する、AZOO。

『WASIMIL』は、宿泊業が抱える人手不足や宿泊管理の非効率さ、リモート化の遅れという課題を解決するとともに、ホテル・旅館のマーケティングやホスピタリティーを向上させるためのシステム。

今回の資金調達により、開発中のホテルシステムのユーザビリティ向上、宿泊施設のサポート体制強化に向けた人材採用やセールス・カスタマーサクセスチームを新設する予定だという。

代表 横田裕子氏は、新卒で毎日放送に勤務したのちインドネシアへ留学。帰国後、 環境省、JETRO、JICAで中小企業の海外進出サポートのため、WEBマーケティング・コンサルなどの経験を積む。その後、共同創業者として京都でAZOOを設立。

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PREVENT
生活習慣病をアプリで予防

株式会社PREVENT

資金調達概要

調達額
非公開
調達先
SUMISEI INNOVATION FUND
帝人株式会社

サービス概要

生活習慣病の重症化予防サービスを手掛ける、PREVENT

Myscope』は、⽣活習慣病・⾎管病発症リスクが予測できる医療データ解析サービス。⾼リスク者と判定された⽅に対して、重篤な疾病前に適切な対応を取ることが可能。

Mystar』は、オンライン完結型⽣活習慣改善⽀援サービス。かかりつけ医・主治医と連携を図りながらモニタリング機器を使用してもらう。そして、医療専⾨スタッフから健康づくりの個別指導を受けることが可能だ。

今回の資金調達により、人材確保やプロダクト開発をおこなう予定だという。

代表 萩原悠太氏は、名古屋大学医学部保健学科卒業後、同大学院医学系研究科へ進学。2013年より医学研究所北野病院にて現場医療での診療業務に従事。名古屋大学へ復帰し、2016年7月にPREVENTを創設し、代表取締役に就任。

こちらの記事は2021年09月01日に公開しており、
記載されている情報が異なる場合がございます。

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執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集

辻野 結衣

1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。

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