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月額1万円台から自動車を借りられるサブスクリプションサービス「カルモ」のナイルが15億円を調達──押さえておきたい資金調達ニュース

資金調達が活況となり、日々のニュースが溢れている。
全てを追いきれない読者のために、FastGrowでは週次で国内外スタートアップの資金調達ニュースを紹介。
今週は日本から4社をピックアップした。

2019年4月22日〜2019年4月28日分

過去の週報はこちら

  • TEXT BY HAYATE KAWAJIRI
  • EDIT BY MONTARO HANZO
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ナイル:月定額でマイカーを賃貸する「カルモ」を運用している

ナイル

資金調達概要

調達額
15億円
調達先
スパークス・グループ
SBIグループ
AOKIグループ

サービス概要

毎月定額で自動車を借りられるサブスクリプションサービス「カルモ」を運営する。ユーザーは車種を選び、オンライン審査に申し込む。郵送で契約書を結んだ後に、ディーラーとの電話後、決まった日時に納車される流れになっている。月額1万円台から利用可能。最大9年までの賃貸期間を選択できる。

2018年1月のサービス開始から1年数ヶ月で、累計の申込数は3000件を超えているという。地方在住の男性がメインユーザーとなっており、女性利用者も約3割近くを占める。通勤以外にも、買い物や子どもの送り迎えといったセカンドカー需要に応えることが多いようだ。

今回の資金調達により、同サービスのマーケティングを加速。近日予定している「中古車版カルモ」のリリースに向けた人員体制も強化する。同社は、モビリティサービス事業のみならず、各事業との親和性が高い企業のM&Aについても積極的に検討するとしている。

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スタディスト:スマホでマニュアルの作成や閲覧ができる「Teachme Biz」を開発

スタディスト

資金調達概要

調達額
8億2,500万円
調達先
DNX Ventures
日本ベンチャーキャピタル
Salesforce Ventures
三井住友海上キャピタル
三菱UFJキャピタル

サービス概要

職場における人材育成やオンボーディングの効率化を実現するクラウド型のマニュアル作成ツール「Teachme Biz」を提供する。社内マニュアルから業務手順書までをスマホやタブレット端末で簡単に作成、閲覧できる、製造業や小売業、飲食業を中心に、2019年4月現在、約2400社もの企業で導入されている。

作業手順の可視化や現場浸透を通して、人材育成の時間を大幅に削減可能。また、テキストだけでなく映像を使った説明もでき、外国人労働者が増えつつある業種でも重宝されているようだ。

サービス提供から5年半が経過した「Teachme Biz」。今後はマーケティングを強化し、2020年2月までに、大手企業を中心に1000社への新規導入を目指していく。

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Yper:再配達を防止する“置き配バッグ”「OKIPPA」を展開

Yper

資金調達概要

調達額
3億5,000万円
調達先
ニッセイ・キャピタル
みずほキャピタル

サービス概要

スペースがなくても設置可能な、スマホ連動型置き配バッグ「OKIPPA」を展開している。同サービスは2018年9月下旬から一般販売を開始。2019年4月現在、累計販売数は全国で1万個を突破している。

収納時は手のひらサイズまで折りたたみ可能で、設置工事は発生せず、女性でも簡単に取り付けできることが特徴。「OKIPPA」専用のアプリを利用することで、バックに荷物が預入されると通知が入る。再配達依頼をアプリからしたり、プレミアムプランに入ることで、東京海上日動と共同開発した盗難補償を利用したりできる。

今回の資金調達により、月産数10万個単位で生産可能な量産体制を整備し、ユーザーの拡大を加速する。同時に、人材採用や経営体制の強化も進めてい。同社は今年中に、国内の再配達率を10%未満に引き下げることを目指すようだ。

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スローガン:新卒・中途・インターンなど、新産業領域のエコシステム構築を目指す

スローガン

資金調達概要

調達額
1億9,000万円
調達先
XTech Ventures
ドリームインキュベータ
一般社団法人RCF

サービス概要

新産業領域への人材供給をメイン事業として、新卒・中途・インターンの各層における採用を支援。同社では、上位校優秀層学生と成長ベンチャーを中心とした新産業領域の企業をつなげるサービス「Goodfind」、組織マネージメントのためのカジュアルフィードバックツール「TeamUp」、イノベーション人材を支援するコミュニティ型プラットフォーム「FastGrow」などを運用している。

今回の資金調達により、起業家・スタートアップ分野における豊富な知見・ネットワークを持つXTech Venturesとの連携、ドリームインキュベータのインキュベーション部門との連携を通して、スローガンの新産業創出・イノベーションエコシステムづくりの活動を強化していく。

また、社会事業コーディネーターとして活動するRCFとも連携。人口動態やテクノロジーなどの影響によって大きく変化するであろう、社会課題へのリサーチ活動および政府・自治体・大学等の教育機関・産業界と連携する。

今週は計4社の調達状況を紹介した。今後も、FastGrowは週次で調達状況を発信していく。

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執筆

川尻 疾風

ライター・編集者(モメンタム・ホース所属)。在学中に、メルマガ・生放送配信やプロデュース・マネジメント支援を経験。オウンドメディアやSNS運用などに携わったのち、現職へ。起業家やクリエイターといった同世代の才能と伴走する存在を目指す。

編集

姓は半蔵、名は門太郎。1998年、長野県佐久市生まれ。千葉大学文学部在学中(専攻は哲学)。ビジネスからキャリア、テクノロジーまでバクバク食べる雑食系ライター。

デスクチェック

1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。

こちらの記事は2019年05月01日に公開しており、記載されている情報が異なる場合がございます。