連載資金調達の週報

妊活の不をいかに紐解くか、ファミワンが約1.5億円調達──押さえておきたい資金調達ニュース

関連タグ

資金調達が活況となり、日々のニュースが溢れている。

全てを追いきれない読者のために、 FastGrowでは週次で国内外スタートアップの資金調達ニュースを紹介。

今週も日本から4社をピックアップした。

2020年4月6日〜2020年4月12日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY KAZUYUKI KOYAMA
SECTION
/

ファミワン:妊娠するための情報を正しく届ける

株式会社ファミワン

資金調達概要

調達額
約1.5億円
調達先
KVP
Aflac Ventures, LLC.
ベンチャーユナイテッド
AGキャピタル
複数のエンジェル投資家

サービス概要

妊娠を望んでいる夫婦・カップルや将来の妊娠を考えている女性のための、LINEを活用した妊活コンシェルジュサービス「famione(ファミワン)」を展開する、ファミワン。

ユーザーが妊活を意識し始めたタイミングから、不妊症看護認定看護師や臨床心理士などの専門家により、病院選びや治療中までのあらゆる妊活過程をサポートしてくれる。

2018年6月のサービスリリースから約1年半で累計登録者数は1.5万人にのぼり、2019年10月以降は前年同月比800%を超えるペースで増加。2018年9月には、法人向けに福利厚生プログラムの提供も開始している。

今回の資金調達により、積極的な人材採用と事業投資をおこない、サービスの浸透、福利厚生導入企業・行政の拡大、医療機関との連携を加速していく予定だという。

SECTION
/

Unscene:有形商品のトラブル解決を素早く

株式会社Unscene

資金調達概要

調達額
非公開
調達先
East Ventures
個人投資家

サービス概要

業界初の家電や家具などの有形商品のトラブル解決に特化した、カスタマーサポートプラットフォーム「Unscene Support」を展開する、Unscene。

Unscene Supportは、QRコードスキャンによる商品の特定、AIチャットボットによる自動対応、ARガイドによるバーチャル取扱説明、ビデオ電話による操作指示などの先端技術を駆使して、即座にトラブル解決へ導く。

また、実店舗を持つ量販店等向けに、ユーザーの店舗内行動データを取得できる自動接客サービス「Unscene Retail」も開発中。

今回の調達により、更に強固な開発体制の構築をおこなう予定だという。

SECTION
/

AMI:200年間変化がない聴診器にイノベーションを

AMI株式会社

資金調達概要

調達額
4.9億円
調達先
CYBERDYNE株式会社
CEJファンド(CEJキャピタル株式会社運営)
合同会社リアルテックジャパン

サービス概要

心疾患の自動診断サポートを実現させる「超聴診器」の開発をする、AMI。

約200年間、変化がなかった聴診器を進化させ、疾患に繋がる心雑音のみを自動的に検出できる聴診器を開発中。

複数の大学病院での臨床研究を実施しており、早期の社会実装を目指して研究開発を進めている。

今回の資金調達により、超聴診器の医療機器としての製品化・事業化に向けてエンジニアの採用及び大規模臨床研究の実施、遠隔医療への利活用を加速させる予定だという。

SECTION
/

キャスター:リモートワークの機会を最大化する

株式会社キャスター

資金調達概要

調達額
総額6億円
調達先
STRIVE
山口キャピタル株式会社

サービス概要

「リモートワークを当たり前にする」をミッションに掲げ、リモートワークを中心とした人材事業を展開する、キャスター。

2014年に「CASTER BIZ(キャスタービズ)」の提供を開始し、秘書・人事・経理・翻訳・WEBサイト運用など、誰でも幅広いリモートワークに就業できるようサポートしてきた。創業6年目を迎えた現在は、サービス利用企業社数は累計1300社以上に到達するという。

今年に入り、リモートワークを導入する企業が急速に増加しているため、リモートワーク導入に関するコンサルティングの依頼も増加。事業の幅を広げている。

今回の資金調達により、リモートワークの普及によりニーズが高まっているセキュリティシステム、リモートワーカー向けの業務管理システム、関連会社が運営するbosyu事業等に投資する予定だという。

こちらの記事は2020年04月15日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

次の記事

記事を共有する
記事をいいねする

執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集者。大学卒業後、建築設計事務所、デザインコンサル会社の編集ディレクター / PMを経て、weavingを創業。デザイン領域の情報発信支援・メディア運営・コンサルティング・コンテンツ制作を通し、デザインとビジネスの距離を近づける編集に従事する。デザインビジネスマガジン「designing」編集長。inquire所属。

デスクチェック

長谷川 賢人

1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。

おすすめの関連記事

会員登録/ログインすると
以下の機能を利用することが可能です。