マイクロモビリティの社会実装に挑め。
Luupが累計4億5百万円を調達──押さえておきたい資金調達ニュース

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資金調達が活況となり、日々のニュースが溢れている。

全てを追いきれない読者のために、 FastGrowでは週次で国内外スタートアップの資金調達ニュースを紹介。

今週も日本から4社をピックアップした。

2020年6月1日〜2020年6月7日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY KAZUYUKI KOYAMA
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Luup:日本に適した新しい交通インフラをつくる

株式会社Luup

資金調達概要

調達額
累計4億5百万円
調達先
【ベンチャーキャピタル/事業会社】
ANRI
East Ventures
SMBCベンチャーキャピタル
株式会社アカツキ
株式会社 THE GUILD
KSK Angel Fund(本田圭佑氏が運営)
The Breakthrough Company GO
Scrum Ventures
PKSHA SPARXアルゴリズム1号
三菱UFJキャピタル
【個人投資家】
小泉文明氏
佐藤裕介氏
光本勇介氏
田村淳氏
千葉功太郎氏
その他複数名

サービス概要

電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開する、Luup

電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリング事業を通して、日本に新しい短距離移動インフラを創ることを目指す企業だ。2020年5月25日より、1つ目のサービスとして、電動アシスト自転車シェアサイクル「LUUP」を渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の一部で展開している。

CEO 岡井大輝氏によれば、利用募集開始から2日で2000名もの会員登録を獲得できたそうだ。

地方自治体や大学などと協力し、直近半年間で全国30ヶ所においてマイクロモビリティの実証実験を推進。業界全体の安全性確保のために、「マイクロモビリティ推進協議会」という業界団体も立ち上げている。詳細は、岡井氏のnoteをご覧いただきたい。

今回の資金調達により、マイクロモビリティの開発・普及、採用の強化、アプリの改善、サービスオペレーションの改善をおこなう予定だという。

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Ubie:病院の待ち時間にAIが患者を問診

Ubie株式会社

資金調達概要

調達額
20億円
調達先
株式会社スズケン

サービス概要

医療現場の業務効率化を図るAI問診サービス「AI問診Ubie」と、生活者の適切な受診行動をサポートする事前問診サービス「AI受診相談ユビー」を展開する、Ubie

AI問診Ubieは、医療機関の紙の問診票のかわりにタブレットを活用した問診サービス。医療機関で医師との問診の前にタブレットへ症状を入力することで、詳しい症状を事前にインプットできる。医師は患者のタブレット入力内容をもとに作成された電子カルテを用いて、問診も可能だ。

AI受診相談ユビーは、症状から適切な医療への案内をサポートするサービス。ユーザーは自宅で症状を入力することで、適切な受診先・タイミングを調べることが可能。

CEO 阿部吉倫氏が医学部生の時、共同CEO 久保恒太氏に「症状から病気を推察できるサービスを作りたい」と声を掛けられたことが創業のきっかけ。阿部氏が研修医1年目の冬、一般のユーザーでも活用できるアルゴリズムを完成。あと1年で完成できなかったら、臨床医か研究者になっていたという。

今回の資金調達により、サービス開発、人材の採用、カスタマーサクセスとマーケティングの強化をおこなう予定。国内での提供・改善を重ねた先にはグローバル展開も計画しているそうだ。

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ハッカズーク:退職後もアルムナイとの関係を維持

株式会社ハッカズーク

資金調達概要

調達額
累計1.4億円
調達先
三菱UFJキャピタル株式会社(三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合)
みずほキャピタル株式会社(みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合)
株式会社ドリームインキュベータ

サービス概要

アルムナイ(会社を退職した人)特化型クラウドシステム「Official-Alumni.com」の提供、退職で終わらない企業と個人の新しい関係を考えるメディア「アルムナビ」を展開する、ハッカズーク

Official-Alumni.comは、アルムナイ名簿機能に加えて、フィードやチャットの機能を持つクローズドなSNSで、企業とアルムナイの良好な関係を強化するための機能を提供する。企業側は、新規プロジェクトなどについてアルムナイからの意見をもらったりする一方、アルムナイ側からは協業を呼びかけたりなど活用事例が広がっている。

CEO 鈴木仁志氏は、人事採用コンサル会社に10年ほど勤務した中で、退職した人とつながりをもたない企業が多さに気づいた。しかし、退職者とのつながりを切ると、彼らの持っているネットワークやノウハウが活かしきれない。その課題に対し、同社はサービスの提供を開始した。

今回の資金調達により、プロダクト開発、カスタマーサクセス等の人員採用をおこなう予定だという。

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BLAST:生理の精神的苦痛をショーツで軽減

株式会社BLAST

資金調達概要

調達額
数千万円
調達先
Sevenwoods Investment株式会社が運営するファンド
赤坂優氏
その他の個人投資家

サービス概要

生理用品ブランド「Nagi(ナギ)」を展開する、BLAST

Nagiは、生理期間中に洗ってくり返し使用できる吸水ショーツ。スリム、スタンダード、フルの3タイプがあり、経血量やライフスタイルによって選択できる。スタンダードタイプは1枚でおよそナプキン約3枚分の吸水量があり、消臭機能、制菌効果のある機能素材を使用している。

Nagiは1年半の開発期間を経て、150人の女性たちのリアルな生理への声を元に作られた。2020年5月28日に発売開始後、1週間で2,000枚を完売するなど好調な滑り出しを見せる。

CEO 石井リナ氏は、新卒でオプトにてWeb広告コンサルタント、SNSコンサルタントを歴任。その後、自身が編集長を務めるオウンドメディア「COMPASS(コンパス)」を立ち上げ、運営を歴任。2018年にBLASTを創業し、エンパワーメントメディア『BLAST』を立ち上げ2年弱運営してきた。Nagiは同社にとっては二つ目のプロダクトだ。

今回の資金調達により、商品の拡充、組織体制の強化をおこなう予定だという。

こちらの記事は2020年06月10日に公開しており、
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執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集

小山 和之

編集者。大学卒業後、建築設計事務所、デザインコンサル会社の編集ディレクター / PMを経て、weavingを創業。デザイン領域の情報発信支援・メディア運営・コンサルティング・コンテンツ制作を通し、デザインとビジネスの距離を近づける編集に従事する。デザインビジネスマガジン「designing」編集長。inquire所属。

デスクチェック

長谷川 賢人

1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。

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