連載資金調達の週報

AIが企業の法務を自動化する
LegalForceが約30億円を資金調達──押さえておきたい資金調達ニュース

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「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。

『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。

2021年2月15日〜2021年2月21日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY YUI TSUJINO
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LegalForce
AIによる企業法務の品質向上と効率化

株式会社LegalForce

資金調達概要

調達額
約30億円
調達先
【第三者割当増資(約27億円)】
WiL, LLC
ジャフコ グループ株式会社
三菱UFJキャピタル株式会社
みずほキャピタル株式会社
SMBCベンチャーキャピタル株式会社
DIMENSION株式会社
など
【融資(約3億円)】
日本政策金融公庫

サービス概要

AI契約書レビュー支援ソフトウェア『LegalForce』、クラウド契約書管理システム『Marshall』を展開する、LegalForce

『LegalForce』は、高品質な契約書レビューを人手と時間をかけずに実現する、クラウド型契約書レビュー支援ソフトウェア。契約書に潜むリスクをAIが即座に洗い出し、契約書業務の品質向上を効率的に実現できる。2021年2月の段階で、700社の企業や法律事務所に導入されている。

『Marshall』は、契約書情報の入力作業・契約書を探す時間を、限りなくゼロにするクラウド契約書管理システム。「必要なときに契約書が見つからない」という課題や台帳への情報登録は手間をはぶく。

今回の資金調達により、開発体制・営業体制・認知獲得の強化をおこなう予定だという。

代表 角田望 氏は、前職の法律事務所ZeLoに在籍。共同創業者である小笠原匡隆氏とリーガルテックの未来を議論しているなかで、リーガルテック領域で面白いことをやろうとなったことが創業のきっかけだという。

現在ZeLoは小笠原氏が代表で角田氏が副代表。そしてLegalForceは角田氏が代表取締役CEOで小笠原氏が代表取締役と共同創業者という役割分担で運営している。

角田氏のTwitterアカウント

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東京
エレベーター内で配信されるメディア

株式会社東京

資金調達概要

調達額
総額3.6億円
調達先
三菱地所株式会社
XTech Ventures株式会社
エンジェル投資家

サービス概要

エレベーター向けメディア『東京エレビGO』を展開する、東京

『東京エレビGO』は、エレベーターホールに展開する“無人コンシェルジュ”サービス。エレベーターホールにスマートディスプレイを設置し、コンテンツ放映などを通してビルに訪れた人々に情報を提供する。東京都心部のオフィスビルを中心に合計600台以上設置しており、2021年12月末までに累計2000台の設置を目標としている。

なお、同社は2019年11月に三菱地所と合弁会社spacemotionを設立し、日本初となるエレベーター内プロジェクション型メディア事業『エレシネマ』を展開している。

今回の資金調達により、主に機器設置費用・営業費用に充てる予定だという。

代表 羅悠鴻 氏は、大学時代にエレベータの中にあった張り紙からアイデアを得て、「電車でさえ広告事業が成り立つんだからエレベーターでも広告事業が成り立つのでは?」と思い同社を創業したという。

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シルタス
日常生活の買い物履歴による健康的な食生活支援

シルタス株式会社

資金調達概要

調達額
約5億円
調達先
株式会社ギフティ
テックアクセル1号投資事業有限責任組合(合同会社テックアクセルベンチャーズ)
株式会社シティクリエイションホールディングス
株式会社インテージ

サービス概要

キャッシュレス決済連動の栄養管理アプリ『SIRU+』を展開する、シルタス

『SIRU+』は、キャッシュレス決済と連動して買い物データから自動で栄養を分析。栄養バランスが整う食材やレシピを提案するスマホアプリ。繰り返し『SIRU+』を利用することで、食の好みをアプリが機械学習し、個人の食生活に合わせて最適な買い物を提案する。

今回の資金調達により、『SIRU+』のサービスを拡大や小売業へのDX支援サービス拡大、連携スーパーの拡大、サービスの改善、外部サービスへの拡張をおこなう予定だという。

代表 小原一樹氏が『SIRU+』で目指すものは、「健康管理の自動化」だという。現代では睡眠も運動も、ウェアラブル端末で自動で可視化し管理できるが、食の分野に関しては自動化遅れているという。

そこで買い物をしているだけで、自分の栄養状態がわかり、健康になるための最適なアプローチを選べるようなサービスを目指している。

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じぶんde
“エステ通い”を低価格でもっと身近に

じぶんde株式会社

資金調達概要

調達額
総額40億円
調達先
サファイア・キャピタル株式会社
金融機関からのデットファイナンス

サービス概要

セルフエステのサブスクリプションサービス『じぶんdeエステ』並びに『自宅deエステ』を展開する、じぶんde

『じぶんdeエステ』は、エステサロン採用の業務用マシンを自分で使ってケアをする、業界初のセルフサービス型エステティックサロン。定額制で毎日でも通い放題という料金体系のため、これまで高額なイメージの根強かったエステの概念を覆している。さらに、創業からわずか約3年で全国に28店舗を展開し、急拡大している。また、予約不要・定休日なしで自身のライフスタイルに合わせて施術できるため、月間利用者は5万人を超える。

『自宅deエステ』は、エステサロンが採用する業務用マシンを”自宅で”使ってケアをする、業界初の定額制マシンレンタルサービス。店舗事業の『じぶんdeエステ』に対して『自宅deエステ』は店舗に足を運ぶ必要がなく、自宅で24時間好きな時間にマシンを使用可能。

今回の資金調達により、マーケティングの強化や人材の新規採用、出店加速などを中心に事業拡大に向けた投資をおこなう予定だという。

代表 花田真由子 氏は、エステティシャン歴20年。自身でサロンを運営していくなかで「お客様に気軽にエステしてもらいたい」「手軽な料金にしたい」とこれまでのエステ産業や、自身のサロンの在り方に疑問を持ったという。そして、“美しくなりたい全ての方に「気軽にエステできる新しいサービス」を創っていくためにはどうすべきか?”ということを追求し、起業に至ったとそうだ。

こちらの記事は2021年02月24日に公開しており、
記載されている情報が異なる場合がございます。

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執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集

辻野 結衣

1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。

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