連載資金調達の週報

CO2排出量を可視化する、ゼロボードが総額3億円を資金調達──押さえておきたい資金調達ニュース

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「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。

『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。

2021年11月2日〜2021年11月8日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY OHATA TOMOKO
  • EDIT BY YUI TSUJINO
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ゼロボード
CO2排出ゼロを達成するための、ダッシュボードに

株式会社ゼロボード

資金調達概要

調達額
総額3億円
調達先
DNX Ventures

サービス概要

CO2排出量算出・可視化クラウドサービス『zeroboard』を開発・提供している、ゼロボード

『zeroboard』は、企業活動によって排出されたCO2量を算出し、GHGプロトコル(温室効果ガス排出量の算定と報告に関する国際的な基準)に沿った区分で可視化できるクラウドサービスだ。

現在、上場企業を中心とした約80社が『zeroboard』の無料トライアル版を利用。2022年1月に製品版のリリースを予定している。

今回の資金調達により、『zeroboard』の開発を加速、また顧客支援の体制強化を行うという。

代表 渡慶次道隆氏は、前職のA.L.I. Technologiesにて、ソフトウェア事業を担当。カーボンニュートラルに対して世の中の意識が変化していることを感じ、少ないCO2排出量でいいから削減したいというニーズが広がることを予想。しかし、ヒアリングを通して「排出量の可視化」に課題を抱えている企業が多いことに気づき、『zeroboard』を立ち上げた。MBOを経て、2021年8月に同社を設立した。

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Magic Shields
高齢者の転倒による骨折を減らす

株式会社Magic Shields

資金調達概要

1.4億円
原稿にある金額
調達先
インクルージョン・ジャパン株式会社
株式会社Monozukuri Ventures
信金キャピタル株式会社
株式会社グロービス

サービス概要

転倒骨折を軽減する床『ころやわ』を開発・販売している、Magic Shields

『ころやわ』は、太ももの骨折リスクを低減する「衝撃吸収力」と、看護・介護時に重視される「移動時の安定性」の2つの性質を兼ね備えた床だ。持ち運びができるマットタイプと全面・部分に配置できる設置タイプの2種類を展開。

2021年11月時点で、120施設を超える医療機関・介護施設で導入されている。

今回の資金調達により、『ころやわ』の量産体制を拡大させ、全国の病院・高齢者施設に普及させる予定だ。

代表 下村明司氏は、ヤマハ発動機にて、バイクの機械設計やデザイン部の新規事業開発、発明活動などに従事。並行してグロービス経営大学院でMBAを学び、卒業。現在のCOOである杉浦氏と話す中で、高齢者の転倒・骨折が大きな社会課題であることを知り、自動車工学の衝突技術を用いて『ころやわ』を開発。「転倒による骨折から高齢者とその家族を守り、最期まで尊厳を持って生きられる社会を実現する。」をミッションに掲げ、2019年11月に同社を設立した。

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カウシェ
「シェア買い」でショッピング体験を楽しく、
お得なものにする

株式会社カウシェ

資金調達概要

調達額
総額約8.1億円
調達先
新規投資家
株式会社デライト・ベンチャーズ
SBIインベストメント株式会社
既存投資家
ANRI株式会社
グローバル・ブレイン株式会社
千葉道場ファンド

サービス概要

シェア買いアプリ『カウシェ』を運営している、カウシェ

『カウシェ』は、アプリで選んだ商品を友人や家族などにSNSでシェアし、1人以上が商品の購入を決断すると「シェア買い」が成立するサービスだ。定価から最大70%引きの値段で商品を購入できる。

今回の資金調達により、マーケティング、人材採用を行う予定だという。

代表 門奈剣平氏は、 Loco Partnersに入社し、海外事業の立ち上げから海外担当執行役員&中国支社長を兼任。コロナ禍でオフラインの販路を失った小売業を目の当たりにし、中国のECプレイヤーのような新たな販路を提供して日本の事業者を応援したいと考えた。そこで「世界一楽しいショッピング体験をつくる」をビジョンに掲げ、 2020年4月に同社を創業した。

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アガサ
治験・臨床研究の効率化・省力化に貢献する

アガサ株式会社

資金調達概要

調達額
総額3.6億円
調達先
新規投資家
One Capital株式会社
ダブルシャープ・パートナーズ株式会社
既存投資家
モバイル・インターネットキャピタル株式会社
GMO VenturePartners株式会社

サービス概要

治験・臨床研究クラウドサービス『Agatha』を提供している、アガサ

『Agatha』は、治験・臨床研究の文書をクラウド上で共有・保存・管理できるサービスだ。主に、医療機関、製薬企業、CRO(医薬品開発受託機関)、SMO(治験施設支援機関)、臨床検査会社などに提供している。

今回の資金調達により、『Agatha』を強化するためのプロダクト開発、組織の強化を行う予定だ。

代表 鎌倉千恵美氏は、新卒で総務省総合通信基盤局に入省。2001年に日立製作所に転職し、製薬・医療機関向けのビジネス開発やソリューションの基本設計を経験した。MBA取得のために米国の大学に留学すると同時に、医療機器ベンチャーにてインターンを経験。そこで、大量の紙書類による煩雑な事務手続きに悩まされていることを知り、現状を変えたいと思うようになる。その後、製薬企業向け文書管理システムを開発するNextDocs Corporationの日本支社代表に就任し、2015年10月に同社を設立した。

こちらの記事は2021年11月10日に公開しており、
記載されている情報が異なる場合がございます。

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執筆

大畑 朋子

1999年、神奈川県出身。2020年11月よりinquireに所属し、編集アシスタント業務を担当。株式会社INFINITY AGENTSにて、SNSマーケティングを行う。関心はビジネス、キャリアなど。

編集

辻野 結衣

1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。

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