3回答

私は20名強の会社を経営しております。経営して5年目で、ここ3年は毎年2名ほど退職者が出ているのですが、未だに退職というものに慣れないです。どう向き合うのが正解か分からず困っています。

質問

皆さんに質問です。私は20名強の会社を経営しております。経営して5年目で、ここ3年は毎年2名ほど退職者が出ているのですが、未だに退職というものに慣れないです。従業員の退職は必ずしもネガティブなイベントではないと頭では理解しているものの、寂しいし、自分の力不足も感じますし、動揺もします。これにどう向き合うのが正解か分からず困っています。ご意見を聞かせてくださいませ。

3件の回答

回答3
回答掲載日
2020.11.25
鈴木 隆宏
  • 株式会社ジェネシア・ベンチャーズ General Partner 

2007年4月、サイバーエージェント入社。学生時代からインフルエンサーマーケティング子会社CyberBuzzの立上げに参画し、新規事業立ち上げ、アライアンス業務、新規営業チャネルの開拓等に関わる。その後、サイバーエージェントグループのゲーム事業の立上げに関わり、子会社CyberXにてモバイルソーシャルアプリケーションの立上げ、およびマネジメント業務に従事し、高収益事業への成長に貢献。2011年6月よりサイバーエージェント・ベンチャーズへ入社し、日本におけるVC業務を経て、同年10月よりインドネシア事務所代表に就任すると共に、東南アジアにおける投資事業全般を管轄。2018年9月末、同社を退職し、株式会社ジェネシア・ベンチャーズにGeneral Partnerとして参画。早稲田大学/スポーツ科学部卒。

当然ショックだと思います。ネガティブな気持ちになること自体は自然なことですし、その人間らしさは僕は好きです。経営者として生きていると、どうしてもネガティブな事象は多く発生するので、仕方のない部分ではあると思います。ただ、「悲しい気持ち」と「改善」は可能な限り分けて、ネクストアクションとしてどう改善していけるかというのは考えていけると良いですね。

「改善」の部分で少しコメントさせていただくとしたら、採用には「スキルフィットとカルチャーフィット」があると思っています。人手不足で採用を急いでいたり、資金調達後で現金が潤沢にあったりするときなどは、スキルの高い人(年収も高い人)を焦って採用してしまいがちですが、その人が本当に自分たちと同じビジョンの実現を目指している人なのか/目指すところや価値観が合っている人なのか、というポイントもしっかりと確認することはとても大切です。そこが合っていないたった一人が入社してきたことでチームが崩壊してしまった、というケースも実際にありますからね。そして、それを確認するためには、自分たちのビジョンやミッションをしっかりと言語化しておく必要があります。このあたりを後回しにせず、愚直に準備できているか。そういったところが後々大きな差になってくるような気がします。合う人を採用することはもちろん、合わない人/いずれミスマッチで辞めてしまう可能性が高い人を採用しない指標にもなるはずですから。

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回答2
回答掲載日
2020.11.25
木暮 圭佑
  • TLMベンチャーキャピタル General Partner 

1991年生まれ。早稲田大学国際教養学部入学後、2013年6月から大学を休学し、East Venturesにて勤務。ファンド運営の業務を学ぶ。退社後、2015年4月TLM1号投資事業有限責任組合を設立。General Partnerに就任。 アプリやインターネットが好き。

退職に限らず、ネガティブなことに対しては3つソリューションがあると思っています。

  1. 同じくらいのステージの同期を持つこと
  2. それを経験した先輩を持つこと
  3. しっかりと休むこと

退職者だけでなく、経営をしていたら様々なネガティブイベントがあると思います。プロダクトが伸びない時期もあれば、ファイナンスがうまくいかないときもあります。そのような時、その壁を超えるために建設的なアドバイスをしてくれる先輩経験者と、ともに支え合い乗り越えていく同期の仲間がいることは大きな支えになるはずです。

また、当たり前のことですが「休むこと」も重要だと思います。リラックスできる時間をつくる、運動をする、趣味を楽しむ、というのは精神面での安定を保つためにすごく大事ですし、怠ってはいけないと感じています。

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回答1
回答掲載日
2020.11.25
河野 純一郎
  • ANRI ジェネラルパートナー 

神奈川県出身。株式会社ジャフコにて、日本国内の未上場ベンチャー企業への投資活動及びファンドレイズ活動に従事。その後、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社に入社し、ITベンチャー企業への投資及び投資先企業の成長支援業務に従事。2019年にANRIに参画。

慣れる必要もないですし、慣れてはいけないものだと思います。
一瞬でも、人生の一部を自分の会社に投じてくれた方は尊いですよね。前向きな理由であっても、卒業していってしまうのは寂しいですし、夢の舞台を提供できなかった無力さや不甲斐なさは感じることでしょう。そういう感情の一つ一つを大事にし、自分が選んだ人に、選ばれ続ける理由を提供できる会社にしよう、卒業されていった方々が、卒業してもなお誇れる会社であろう、そして、卒業されていく方々の成功を願える自分であろう、と、研鑽し続けることが重要じゃないかと思います。

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