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模倣しやすい現代社会では、テクノロジードリブンのオペレーションでしか偉大な会社は生まれないのでしょうか?

質問

noteなど拝見していますが、結局現在はいきつくところ、オペレーションエクセレンスでしか差別化できないのかな?と思ったりします。技術力が高い、という理由で市場を席巻し続けられるのでしょうか?それとも模倣しやすい現代社会では、テクノロジードリブンのオペレーションでしか偉大な会社は生まれないのでしょうか?

1件の回答

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回答掲載日
2020.10.29
松本 勇気
  • 株式会社LayerX 代表取締役 CTO 
  • 三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社 取締役 

東京大学在学時に株式会社Gunosy入社、CTOとして技術組織全体を統括。またLayerXの前身となるブロックチェーン研究開発チームを立ち上げる。2018年より合同会社DMM.com CTOに就任し技術組織改革を推進。大規模Webサービスの構築をはじめ、機械学習、Blockchain、マネジメント、人事、経営管理、事業改善、行政支援等広く歴任。2019年日本CTO協会理事に就任。2021年3月よりLayerX 代表取締役CTO就任。開発や組織づくり、及びFintechとAI・LLM事業の2事業の推進を担当。

そもそもスケールする事業の根幹には「テクノロジー」があると思っています。つまり、技術力は土台です。その上に、ビジネスモデルや組織マネジメントなどを総合格闘技的に組み立てて出来上がるのが、オペレーション・エクセレンスであり、最終的にはそれでしか勝てないと思っています。

あらゆるものが模倣されやすくなった世の中で、他社と同じものを提供していても勝てる状態をつくらなければいけないとなったときに、この、外部のアナリストからもわからない「差」こそが勝負を分けます。一つ注意しなければいけないのは、「外野からの分析は間違っていることも多い」ということ。グノシーも「技術力がすごいから伸びた」という感想などを見かけることもありますが、実際は「愚直に数字を見続ける、KPIドリブンの組織だったから伸びた」のだと個人的には思っています。

Twitterや各種メディア、個人が発信する企業分析情報はインプットとして非常に有用ですがそれだけでは見落とすものもあるでしょう。どこまでが事実で、どこからが解釈なのか。そして自分はその事実に対してどう解釈するのか、を意識しながらインプットすることが重要です。

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