未来の肉は“大豆”で作られる?
植物肉DAIZが総額6.5億円を調達──押さえておきたい資金調達ニュース

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資金調達が活況となり、日々のニュースが溢れている。

全てを追いきれない読者のために、 FastGrowでは週次で国内外スタートアップの資金調達ニュースを紹介。

今週も日本から4社をピックアップした。

2020年5月18日〜2020年5月24日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY KAZUYUKI KOYAMA
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DAIZ:大豆由来の植物肉を新たなタンパク質補給源に

DAIZ株式会社

資金調達概要

調達額
総額6.5億円
調達先
株式会社農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)
三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合(三菱UFJキャピタル株式会社)
OCP1号投資事業有限責任組合(岡三キャピタルパートナーズ株式会社)
株式会社ニチレイフーズ
株式会社果実堂

サービス概要

大豆由来の植物肉原料(ミラクルチップ)を開発・製造する熊本発のスタートアップ、DAIZ

2030年にはタンパク質の需要に供給が追い付かなくなりと予想される中、代替タンパク質として注目される「植物肉」。DAIZはこの領域に植物肉原料の開発を持って取り組んでいる。他原料や添加物を何も足さずに、大豆を肉のような食感に変化させるのが同社の強みだ。

2020年1月には冷凍食品大手の株式会社ニチレイフーズと資本業務提携。DAIZの植物肉原料と、ニチレイフーズの商品開発力・販売力を掛け合わせ、日本の植物肉市場の拡大に力を入れようとしている。

今回の資金調達により、植物肉原料の生産体制の拡大と研究開発(R&D)の強化をおこなう予定。なお、2021年に熊本県内に国内最大級の植物肉工場建設を計画しており、2020年内にシリーズBラウンドの資金調達を実施する計画がある。

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ハチたま:ねこの健康をトイレで簡単に計測する

株式会社ハチたま

資金調達概要

調達額
1億円
調達先
株式会社菊池製作所
マネックスベンチャーズ株式会社

サービス概要

2019年12月にも資金調達を実施した、ねこの健康をスマートトイレで管理するヘルスケアサービス「toletta」を展開する、ハチたま

ねこは腎臓がとても弱く、腎不全にかかる率が高いという。そこで、トイレに健康データを計測できる機能を加えることで早期発見できないかと考え、開発されたのがtolettaだ。

ローンチから1年で、2,400台出荷し、国内におけるペットデバイスの初年度出荷台数過去最多を記録。現在は約3,800頭のねこが利用、240万件のデータが蓄積されている。2020年2月には、トレッタねこ病院を設立し、世界初のサブスク型訪問診療動物病院を開院するなど領域の幅も広げている。

現在のtolettaは第二世代で、本調達にあたっては第三世代の「toletta 3」も開発中だという。これまでのバージョンよりもシンプルな設計で、40%のコストカットを実現させるそうだ。

今回の資金調達を通し、「toletta3」の開発、経営基盤の強化に注力予定だ。

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ROXX:リモートでも最適な人材を採用できるプラットフォーム

株式会社 ROXX

資金調達概要

調達額
総額9億円
調達先
グローバル・ブレイン株式会社
日本郵政キャピタル株式会社

サービス概要

2人材紹介会社向けの求人プラットフォーム「agent bank」や、過去に一緒に働いた人から採用候補者の経歴や実績を取得できるリファレンスチェックサービス「back check」を展開する、ROXX

2月にも資金調達を実施した同社だが、新型コロナウイルス感染拡大を受け一時は苦しい瞬間もあったという。

だが、2020年4月から新たにagent bankを利用開始する人材紹介会社を対象に毎月100社限定で、最大3カ月間にわたり無料かつ成果報酬100%還元にて求人データベースを提供。また、back checkを利用している50名以下の企業を対象に、月に最大3件まで無料でリファレンスを依頼できる「採用応援!back checkゼロ円プラン」、1回千円でリファレンス取得ができる「back checkお試し千円プラン」など立て続けに施策を打った。

これらにより、5月だけで200社から問い合わせが集中。着実に流れを取り戻してきているという。新型コロナが終息した後も、オンライン面談での採用ミスマッチを補うツールの必要性は、今まで以上に増してくるだろう。agent bank、back checkはその中で重要な役割を担ってくれるはずだ。

今回の資金調達により、agent bankとback checkへ投資、採用を強化する予定だという。

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freecracy:東南アジアのHR市場を変革する

freecracy株式会社

資金調達概要

調達額
非公開
調達先
PERSOL Asia Pacific

サービス概要

自由な職業選択や働き方を応援する、レコメンド型の就職/転職プラットフォーム『freeC』を展開する、freecracy

2018年10月からベトナムでサービスを開始し、東南アジア全域でのサービス展開を目指している。2020年4月末時点で、日系企業100社を含むベトナム内企業2,000社とベトナム人若手優秀人材20万人が利用しているという。

今回の資金調達先であるPERSOL Asia Pacificと戦略的提携を結び、履歴書から業界や職種、スキル、興味などをAIで分析し、今までの1/3の時間かつ3倍の精度での人材紹介を実現することを目指す。

今回の資金調達により、UIUX及びマーケティング強化によるプラットフォームの拡大、エンジニア採用によるAIの強化によるアルゴリズムの精度向上、HRコンサルタントの採用及びトレーニングシステムの確立をおこなう予定だ。

こちらの記事は2020年05月27日に公開しており、
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執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集

小山 和之

編集者。大学卒業後、建築設計事務所、デザインコンサル会社の編集ディレクター / PMを経て、weavingを創業。デザイン領域の情報発信支援・メディア運営・コンサルティング・コンテンツ制作を通し、デザインとビジネスの距離を近づける編集に従事する。デザインビジネスマガジン「designing」編集長。inquire所属。

デスクチェック

長谷川 賢人

1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。

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