連載資金調達の週報

元メルペイCPOが仕掛ける、オンライン×オフライン型のカフェ。
カンカクが3.5億円を調達──押さえておきたい資金調達ニュース

関連タグ

「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。

『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。

2020年9月7日〜2020年9月14日分 過去の週報はこちら

  • TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
  • EDIT BY YUI TSUJINO
SECTION
/

カンカク:これまでにない新たなカフェ体験の提供

株式会社カンカク

資金調達概要

調達額
3.5億円
調達先
ジェネシア・ベンチャーズ
Coral Capital
Heart Driven Fund
ほか

サービス概要

“Building the next city.”(新しい都市をつくる。)をビジョンに掲げ、インターネットと非インターネットの垣根がなくなることを目指しているカンカク

オンラインとオフラインの両軸で事業成長を続けており、完全キャッシュレスカフェ『TAILORED CAFE』『KITASANDO COFFEE』向けの事前モバイルオーダーアプリ『COFFEE App』までも自前で展開している。

『COFFEE App』上でドリンクやフードを事前注文することで、待ち時間なくスムーズに店舗にて受け取ることができる。また、月額3,800円で、スペシャルティコーヒーを毎日無制限で提供しているほか、その他ドリンクメニューを全品200円引きで注文できるサービスも併せて提供。

カフェに留まらず、夜パフェブランド『parfait✕parfait』も展開しており、冷凍便で自宅に届くグラス入りスイーツを提供している。

カンカクは、今回の資金調達と併せて、コーヒー豆のオンラインショップ運営のCotteaを事業買収した。Cotteaは、アンケートに回答するだけで16種類のコーヒー豆から自分の好みに合った味が見つかる、コーヒー豆のカスタマイズオンラインショップだ。これにより、EC事業を強化することに加え、店舗運営との連携および店頭商品の拡充に取り組むそうだ。

今回の資金調達により、事業投資、採用活動、飲食業界のDX推進に取り組む予定だという。

「カフェやスイーツという手段で、サブスクやD2Cへの挑戦を始めているわけですが、今後もオンラインとオフラインを繋げることにフォーカスして、カンカクのビジョンである”ITを駆使した最高の体験を元に、新しいブランドを作る”ことに取り組んでいきます!」(noteより)

こう語るのは、代表取締役の松本龍祐氏だ。元メルペイ取締役CPOであり、スタートアップ界隈におけるキーパーソンである。ぜひ今後の展開を語ったnoteも見ていただきたい。

カンカクのいまとこれから

SECTION
/

タイミー:スキマ時間ですぐにバイトができるサービス

株式会社タイミー

資金調達概要

調達額
13.4億円
調達先
プロロジス
肥銀ベンチャー投資有限責任組合
肥銀キャピタル株式会社
近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社
株式会社ミクシィ
株式会社global bridge HOLDINGS
コロプラネクスト3号ファンド投資事業組合
その他個人投資家複数名
銀行からの融資

サービス概要

すぐ働けてすぐお金がもらえるスキマバイトアプリ『タイミー』を展開する、タイミー

『タイミー』はスポットで働ける人と従業員不足の企業をつなぐスキマバイトアプリ。働き手は応募や面接がなく、自分に合った案件を選ぶだけですぐに働くことができ、勤務終了直後にお金を受け取ることができる。企業は来て欲しい時間や求めるスキルを登録するだけで、条件にあった働き手が自動マッチングされます。今回の資金調達により、企業に向けた営業、新規ユーザー獲得のためのマーケティング、プロダクトの機能拡充、採用をおこなう予定だという。

代表取締役の小川嶺氏は、自らが自社のサービスを利用し、サービスの価値は何かを定期的に確かめたり、ユーザー視点をアップデートさせている。

小川氏のnoteには、実際に自社サービスを使ってみて感じたことや、リリース3年目に対する意気込みが語られている。こちらも、ぜひチェックして欲しい。

タイミーリリースから2年、自社サービスを利用して気づいたこと

SECTION
/

カイテク:介護人材の不足を解決するサービス

カイテク株式会社

資金調達概要

調達額
約1億円
調達先
プラス株式会社
East Ventures
守屋 実氏
個人投資家

サービス概要

介護ワークシェアリング『カイスケ』を展開する、カイテク

『カイスケ』は日本初のWeb上で「介護資格証の認証→介護の仕事探し→仕事確定→勤怠管理→事業所/ワーカー評価→給与受取」までを一気通貫で完結できるサービス。

AIでは代替しづらい「介護業務」以外の部分は全てデジタル化しており、これまで介護業界では成し遂げられなかった有資格者の「オンデマンド雇用(スポット雇用)」を実現させている。

2020年1月からα版のテスト運用をスタートし、契約事業所数は70法人、勤務完了仕事件数は300件以上だという。また、経済産業省主催の「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2020 アイデア部門」でもグランプリを受賞するなど、国からも注目されている。

代表取締役の武藤 高史氏は、祖父母の介護経験がキッカケで、「テクノロジーで介護医療現場の笑顔を1つでも増やす。」という想いで同社を創業した。

今回の資金調達により、プロダクト開発・マーケティング・人材採用、関西/東海/九州エリアへのサービス展開をおこなう予定だという。

武藤氏のTwitterアカウント

SECTION
/

Stock:誰もが簡単に使える情報共有ツール

株式会社Stock

資金調達概要

調達額
1億円
調達先
DNX Ventures
East Ventures
株式会社マネーフォワード
株式会社インフキュリオン
永見世央氏
鎌田大輔氏
その他エンジェル投資家

サービス概要

情報共有ツール『Stock』を展開する、Stock(旧 リンクライブ)

『Stock』は、チームの情報を最も簡単に残せるナレッジツール。「ITに詳しくない60代の方でも、何の説明もなく使える程シンプルなプロダクト」を謳っており、誰もが一切のストレスなく利用可能。

2018年4月の正式ローンチから2年3ヶ月で、既に50,000社に導入されているという。上場企業をはじめとする大手組織から、中小企業等のスモールチームに至るまで急速に導入が進んでおり、会計事務所・広告代理店・IT企業・不動産管理会社・飲食店など非常に幅広いジャンルで利用されている。

今回の資金調達により、プロダクト開発、マーケティング体制の強化をおこなう予定だという。

こちらの記事は2020年09月16日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

次の記事

記事を共有する
記事をいいねする

執筆

小酒井 圭祐

国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。

編集

辻野 結衣

1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。

おすすめの関連記事

会員登録/ログインすると
以下の機能を利用することが可能です。

新規会員登録/ログイン