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後輩起業家にアドバイスするなら、大手へのM&Aは勧めますか?理由も合わせて教えていただきたいです。

質問

後輩起業家にアドバイスするなら、大手へのM&Aは勧めますか?理由も合わせて教えていただきたいです。

3件の回答

回答3
回答掲載日
2020.12.24
大島 礼頌
  • 株式会社インフラトップ 代表取締役/CEO 

2014年に(株)サイバーエージェントキャピタルにアソシエイトとしてジョイン。シード期に特化したファンド立ち上げを実施。同年11月(株)インフラトップを創業、代表取締役を務めながら、2015年に(株)リクルートジョブズのIT戦略室でタウンワークのデジタルマーケティング業務に従事。その後プログラミングスクールWEBCAMPを立ち上げて、業界最高水準の転職成功率を実現し、2018年11月にDMM.comにグループイン。

勧めます。大手事業会社のメリットはブランド力、潤沢なキャッシュです。事業成長においてとても価値のあるものだと思います。そしてこれらを自分たちだけで築くには何十年とかかるものを、活用する経験ができているのは何よりの資産です。目先のキャッシュに囚われることなく、中長期的な視座で事業成長を目指した施策を打つ事ができるので自身の成長速度も上がります。

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回答2
回答掲載日
2020.12.22
橋田 一秀
  • 株式会社ペライチ 代表取締役社長 

1983年東京都生まれ。東京理科大学工学部電気工学科卒業。新卒で株式会社NTTデータに就職し、SEとして1年半勤務。その後、株式会社うるるへほぼ未経験ながらエンジニアとして就職。 B向けSaaS「入札情報速報サービス」の開発に従事。 4年3カ月の勤務後、株式会社ホットスタートアップ(現:株式会社ペライチ)を創業。代表取締役に就任。

ご質問への回答としては、ケースバイケースなので選択肢の一つとしては持つべきです。僕らの場合は、ラクスルが上場企業ということもあっていわゆる「経営の型」を学べること、そして皆さんがめちゃくちゃ優秀なので目線が引き上げられることの2点はすごく良かったと思います。特に、ラクスルから今ペライチにCOOとして出向してもらっている安井さんは、完全フルコミットでやってもらっていますし、経営陣には日頃からノウハウや型を大量に注入していただいている感覚はありますね。

あとは前提として、僕らの場合は完全に買収されたわけではなく、49%出資いただいているという形になっています。もともとラクスルCFOの永見さんにはエンジェルで投資いただいていたのですが、4回目の資金調達のご相談をしている流れでこの形に落ち着きました。

そういう意味では今後M&Aの選択肢もありますが、まだIPOの可能性も残っています。正直一緒に仕事をしてみないことにはわからない部分も多いので、僕らのような形で連携強化をしながら、今後の動きを模索するというケースは今後増えてくるのではないでしょうか。

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回答1
回答掲載日
2020.12.22
小谷 匠
  • 株式会社ライボ 代表取締役 

1990年兵庫県生まれ。エンジニア出身CEO。大学卒業後、人材系スタートアップで法人向けの営業やWebエンジニアとして1年勤務ののち退職。その後、バックパッカーを経て、2015年2月に株式会社ライボを創業。創業以来、「個が活躍する社会を創る」をビジョンとし、キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発、運営。2019年3月にパーソルグループ入り。

もちろん起業家自身の目標や経営戦略、タイミングなどの要素が合えばという前提でお勧めはできます。理由は「目線の引き上げ」と「事業シナジー」の2つです。

まず「目線の引き上げ」についてですが、グループインするといきなり大手企業(例えば上場企業基準)のガバナンスと事業計画、市場へのインパクトを求められるようになります。シリーズA.Bくらいのスタートアップからすると、まったく違う世界に来てしまったみたいな感覚です(笑)。また、大型ファイナンスをした後のような長期目線での戦い方ができるので、自然と視座が上がっていくメリットがありますね。日常的な会話の内容すら、まったく変わってきます。

あとは当然「事業シナジー」も大きいです。僕らは交渉時からこの点を意識していて、かなり時間をかけてコミュニケーションを取りました。まずバリュエーションの交渉は置いておいて、自分たちの事業戦略・プロダクト戦略から逆算して予算獲得以外の点でどのような事業シナジーが出るか、事業の成長角度を上げられるかを模索し、しっかり合意のもと交渉を進めたという感じです。

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