植物肉の焼き肉、食べてみない?DAIZが外食チェーンと提携──スタートアップ関連の注目M&A・資本提携ニュース

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「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。

月刊『スタートアップの注目M&A・資本提携ニュース』では、編集部が厳選したスタートアップ関連の注目M&A・資本提携ニュースをまとめてお届け。M&A・資本提携の様子を定点観測していれば、新たなビジネスモデルが見えてくるはずだ。今月は4件をピックアップした。

  • TEXT BY OHATA TOMOKO
  • EDIT BY YUI TSUJINO
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DAIZ
植物肉の認知向上を図り、サステナブルな食文化に貢献する

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000052858.html

資本提携概要

DAIZ物語コーポレーションが資本業務提携

サービス概要

DAIZは、2015年12月に設立。大豆の発芽過程を考察していくなかで発見した新しい栽培法「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術に、発芽大豆由来の植物肉『ミラクルミート』を開発・生産している。

物語コーポレーションは、1969年9月に設立。国内では『焼肉きんぐ』『丸源ラーメン』、中国・上海では『蟹の岡田屋総本店』『熟成焼肉 焼肉王』など15ブランド597店舗を国内外にて展開している。

今回の資本業務提携により、『ミラクルミート』を使用した『焼肉きんぐ』の新たな焼肉商材を共同開発。また、『ミラクルミート』を使用してDAIZがレシピ開発した餃子・春巻き等の商品を『丸源ラーメン』など物語コーポレーションの複数ブランドにも展開させるという。

両社は、サステナブルな食文化をより多くの消費者に啓蒙し、持続可能な社会の実現を目指していく。

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meuron
クラフトビール体験のギフト化へ

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000020760.html

資本提携概要

ギフティmeuronが資本業務提携

サービス概要

ギフティは、2010年8月に設立。「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というビジョンのもと、カジュアルギフトサービス『giftee』や法人向けギフト販売システム『eGift System』などを運営している。

meuronは、2014年10月に設立。クラフトビールの飲み比べ定期便『Otomoni』を運営している。また「Crafting a Beer Odyssey」をコンセプトに、クラフトビールを使った様々な企画を提案している。

meuronが2021年6月に実施した第三者割当増資の一部をギフティが引き受け、限定クリスマスクラフトビールギフトの販売開始に伴い、提携を開始する。

両社は、『Otomoni』が持つ全国のビール醸造所のネットワークを活用し、「クラフトビールの新しい体験」を企画する予定だ。また、eギフト化による販売チャネルの拡張、コーポレートギフトの需要開拓、カタログギフトのeギフト化を推進し、事業の拡大を目指す。

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JR東日本スタートアップ
福祉・アート・街づくりによるサステナブルな社会を実現する

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000144.000034286.html

資本提携概要

JR東日本スタートアップヘラルボニーが資本業務提携

サービス概要

JR東日本スタートアップは、2018年2月に設立。駅や鉄道、SuicaといったJR東日本グループの経営資源を活用し、革新的な技術やアイデアを持つスタートアップとの連携を探っている。

ヘラルボニーは、2018年7月に設立。知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2000点以上のアートデータをもとにプロダクト化を行っている。

両社はこれまでも協業を実施。駅や建設工事現場などに再利用可能な素材を活用したアートを展示し、「ステーションミュージアム」として魅力あるまちづくりに貢献した。また、展示後は商品として販売し、アップサイクルを実現。SDGs達成に向けた価値創出を行い、第3回日本オープンイノベーション大賞において環境大臣賞を受賞した。

ヘラルボニーのシリーズAラウンドに参画したJR東日本スタートアップは、今回の資本業務提携により、知的障害者の活躍の場が広がる社会と持続可能なまちづくりの実現を行う予定だ。

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HIDEO
バスルーム市場に特化した、ラグジュアリーブランドを構築

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000079430.html

資本提携概要

HIDEOblisspa japanを子会社化

サービス概要

HIDEOは、置き型バスタブコレクションを製造販売する会社として、2018年8月に設立。2021年5月にラグジュアリーな置き型バスタブの旗艦店『HIDEO TOKYO』を赤坂に開設し、バスタブの美しさを究極まで追求したバスタブを設置しています。

blisspa japanは、1982年に株式会社JAXSON JAPANとして、デザイナーの清水秀男氏が設立。バスタブのデザイン・型作りから一貫生産を行い、住空間におけるバスルームの進化に寄与してきた。2009年に株式会社INAX(現:株式会社LIXIL)の子会社になり、2017年に現在の社名に変更した。

HIDEOがblisspa japanを子会社化することにより、バスルーム市場に特化したラグジュアリーブランドビジネスを構築するという。

今後は、国内・海外の市場開拓して、ラグジュアリーブランドを広めていく。

こちらの記事は2021年12月13日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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執筆

大畑 朋子

1999年、神奈川県出身。2020年11月よりinquireに所属し、編集アシスタント業務を担当。株式会社INFINITY AGENTSにて、SNSマーケティングを行う。関心はビジネス、キャリアなど。

編集

辻野 結衣

1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。

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