【9/14更新・最新版】37名追加。全194人 未上場企業含む。東大出身起業家・創業経営者リスト

東京大学出身の起業家・創業経営者をFastGrow独自調査によってまとめた。スタートアップから上場ベンチャーまで幅広くカバーした完全保存版リスト(9/4日更新)を公開する。

2017.09.04 Mon

出身企業やキャリアで見る東大出身起業家のリアル

9月14日(木)更新(157人から194人)

まず、経歴(出身企業やキャリア)の分析から見てみよう。ほぼ経歴が判明した194人を対象に傾向を分析してみた。

キャリアのスタートが学生起業だった人が、54人と最多数。その他、経歴でよく登場したのは、以下の会社だった。

マッキンゼー出身は23人と多く該当したが、上場している創業者としてはオイシックスドット大地の高島宏平氏のみだった。

マッキンゼー出身で特徴的と感じるのは、医師出身の経営者や官僚出身の経営者の多さだ。

※表中、敬称略

メドレー豊田剛一郎氏は創業から5年以上経過した後に経営者として参画しているため今回の起業家リストには含めていない。

BCG出身は11人だが、うち上場した創業者が5人もいる。ドリームインキュベータの堀紘一氏、ケアネットの大野元泰氏、スター・マイカの水永政志氏、サンバイオの川西徹氏、ライフネット生命の岩瀬大輔氏、だ。さらに先日、上野山勝也氏が代表取締役を務めるPKSHA Technologyに上場承認がおりたため、実質6人となる。少ないサンプルだが、東大出身かつBCG出身の上場確率はほぼ6割という高い確率なので、他の5社も今後どうなるか期待が高まる。

※表中、敬称略

一方でマッキンゼー、BCGの多さに比べて対照的に、ベインやATカーニーなど他の外資コンサルファーム出身者の少なさも気になった。4人以上の出身者がいるところはなかった。

いわゆる1社目の就職先が、伝統的な大企業や外資コンサルファームではなく、新興企業・ベンチャー企業だった人も22人いた。学生起業組と合わせると、いわゆる東大生が選びそうな有名企業・大企業とは違う道を選んだ人が、76人と最大勢力となる。

これは、ベンチャー・スタートアップの起業家・創業経営陣となるような東大出身者は、他の人と違う選択を恐れない、異端への耐性が強いという属性を持っている傾向があるとも言えるのではないか。

※マッキンゼー、BCG、ゴールドマン・サックスもここ10年で有名化して人気となった部分もあり、元々の伝統的な大企業に終身雇用されるという安定志向とはかけ離れた選択だったとも言えることも補足しておく。

出身高校別で見る東大出身起業家の実像

次に、出身高校が判明した152人分を分析した結果、人数の多かった高校を順に挙げると以下のようになった。(3人以上の出身者がいた高校をピックアップ)

ほぼ、東京大学への合格者数の多い進学校が並んでいる。

2017年までで36年連続で東大合格者数トップを走る開成が、やはり22人と最大勢力。マネックス・松本大氏をはじめ、 ライフネット生命 ・岩瀬大輔氏、IBJ・石坂茂氏、 レアジョブ ・中村岳氏など上場ベンチャーの創業者が6人いる。

※本記事作成中に上場承認となった2社(PKSHA Technology、ロードスターキャピタル)にも開成出身・東大出身の創業者がいる。

久留米大附設は起業家を輩出している高校。今回の調査でも5人該当している。元ライブドアで現在幅広く活躍される堀江貴文氏、元ガンホーの創業者で現在Misletoe代表の孫泰蔵氏、ソフトバンク社長室長だった三木雄信氏(現・トライオン代表)の3人は同級生だったよう。高校時代からこの3人に孫泰蔵さんのお兄さんである孫正義氏(当時ソフトバンクは既に上場企業)の影響があったのは間違いないだろう。

参考記事:孫 正義氏の右腕だった元社長室長が明かす、当時の本音と貴重な学びとは 三木 雄信氏インタビュー 前編|ビジネス+IT

福島県立磐城高校が3人いるのは面白い。母数・サンプルともに少ないので、たまたまかもしれないが。少し調べてみると、磐城高校は近年は東大に数人合格する程度のようなので磐城出身東大卒の起業率は他高に比べて高そう。磐城高校は地元学区で圧倒的なエリート校らしく、昔は磐城高校に入るために高校受験浪人する人もいたくらいだそうだ。そうしたエリート意識がノブレスオブリージュ的に起業家精神を持たせている可能性もある。(ちょっと乱暴な洞察か)

上場済みの東大出身起業家・創業経営者たち

FastGrow独自調査によって判明した東大出身の起業家・創業経営者のリストを公開。さまざまなメディアでの公開情報、FacebookやLinkedinなどのソーシャル情報なども参考にしながら、以下の要件を満たす人をピックアップした。

なお、未上場企業も含めた全194人のリストは本記事の最後に掲載している。

  • 東大出身者であることの定義としては、中退者もカウントしている。また、学部は他大学で大学院以降の東大在籍者も含めている。
  • 創業者、もしくは創業メンバー(共同創業メンバーで取締役以上)が対象。また、創業期に参画して代表者になったケースも含めた。創業から4年以上経っている会社に途中参画して代表に就任したケースなどは起業家・創業経営者と呼べないと判断して除外している。
  • 個人事業的に起業している方(会社のページはあるが社員がいない、あるいは採用情報が見当たらないなど)はリストアップ対象外。

※証券コード順

※表中、敬称略

まとめ:人を軸にした新産業・イノベーションのエコシステム発展に向けて

今後さらに、東京大学出身の起業家・創業経営者が増えて、横同士のつながりが加速することで、新産業・イノベーションのエコシステム発展に貢献するのではと思い、今回のようなリストを作成した。

東大出身であること自体に愛着や母校愛がある人は多いのか分からない。また、スタートアップやベンチャーというフィールドは肩書や学歴が通用しない世界で、元々東大出身者は多くなかったと認識している。

実際に、東大出身であることを言ったところで何のプラスにもならないので積極的に公表していない経営者の方もいるだろう。なので、「あの人も東大だったんだ、今度話してみようかな」とか、「こんな会社があるんだ。同窓だし協業の相談してみようかな」とか横のつながりが活性化する一助にでもなればうれしい。

スタートアップ・ベンチャーというブランドが確立されてないフェーズの企業の経営者にとって同窓ネットワークはもっと活用されて良いと思う。(使えるものは使うのも実力のうち)。採用という文脈においても、先輩後輩のつながりがきっかけになることもある。

今後は、東京大学に限らず、他の大学にも調査対象を広げて、同様のレポートを継続的に発行・更新していくことで、スタートアップ・ベンチャーのエコシステム充実に貢献できればと思っている。ぜひ記事末尾に掲載している未上場を含めた全194人のリストも活用してほしい。

※本リストはFastGrowが独自調査したリストですので、出典の明示なく転載することはご遠慮ください。また、リストからの削除をご希望の方、もしくは新規に掲載をご希望の方がいらっしゃいましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

リスト情報追加(もしくは削除)依頼フォームはこちら

【保存版】東大出身起業家・創業経営者リスト【全194人】

最後に、未上場企業も含めた194人のリストを掲載する。

このリストが、読者にとって同窓ネットワークや先輩後輩のつながりを活用する一助になれば幸いである。

※上場企業については証券コード順に並べ、未上場については社名の五十音順(アルファベット表記の会社を先にしてアルファベット順)の並びとした。

※表中、敬称略

37人追加し、194人を掲載。2017年9月14日現在

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