連載ベンチャーキーパーソン名鑑

【ベンチャーキーパーソン名鑑】エンタープライズセールス編 Vol.9:BALLAS 松本 浩志氏

松本 浩志
  • 株式会社BALLAS 執行役員 ビジネス本部本部長 

松下電工(現パナソニック)に新卒入社し9年ほど勤めた後、ミスミで自動化装置部品のP/L責任を持つ立場まで12年間を過ごす。2023年にBALLASへ入社し、ビジネスフェロー(プロジェクトマネージャーとカスタマーサクセスの合わせたような役割)を経て、執行役員ビジネス本部本部長に就任。

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「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。

本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。

日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)

彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。

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株式会社BALLASにおける「エンタープライズセールス」の魅力とは?

以下、話者は松本さん

BALLASは、「建設業を最適化し、人々を幸せに。」というミッションのもと、ファブレスモデルで建設業界向けの特注金属部材を製作して施工業者様へお届けする建設テックスタートアップです。私は、執行役員 ビジネス本部 本部長としてメーカー事業全体を管掌しています。

弊社の最大の特徴は、営業から生産まで一気通貫の横串組織であることです。そのため、需要創出と供給体制を同時に拡大させるダイナミックさがこの仕事の面白さにつながっています。

組織構成は営業、生産、設計の3部門で、一人ひとりが案件遂行をしながら、業務効率化を追求し価値として顧客へ提供しています。その一つひとつが価値ある取り組みですが、それらを繋げることで建設業界の最適化に近づいていることを実感できるのは大きな魅力です。レガシーな建設業界の特注領域に戦略性を持ち込んで、日々新たな価値創出にチャレンジしています。

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エンタープライズセールスの処方箋

処方箋 その1:市場を深く理解する

業界、顧客、競合を動態的に捉えつつ、現在から将来の勝機を決定づけるカギを探し続ける。「これは、市場を最適化することに繋がるか?」を常に自身に問いかけます。


処方箋 その2:戦略的な選択と集中

シンプルなセグメンテーションとターゲティングをスピーディに繰り返します。同時にKFSを見極めることで、リソースを最も効果的な部分に集中させます。


処方箋 その3:プロダクト連動型の実行体制構築

戦略を実現できる機能と組織に徹底的に拘る実行体制の構築が不可欠です。単に構築するだけでなく、持続性、拡張性を見据えたプロダクト連動を常に意識しています。

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エンタープライズセールスを学べるオススメコンテンツ

オススメ:「戦略プロフェッショナル

書籍情報
著者三枝 匡
出版社KADOKAWA
出版日2022/12/26
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戦略的に事業を推進するための本質的な要素が詰まっています。

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松本 浩志氏から皆さんへのメッセージ

建設業は今、外部環境の変化により大きな転換期を迎えています。単なるソフトウェアによる局所的な業務改善ではなく、業界全体の構造そのものを見直すことが求められています。

BALLASは「建設業を最適化し、人々を幸せに。」というミッションのもと、メーカー機能を備えたテックカンパニーとして、唯一無二の建設DXを推進しています。業界構造をアップデートしていく──まだ誰も成し遂げていない新たなDXに、ぜひ共に挑戦しましょう。現在、Biz/Techともに仲間を募集しています。ぜひご参考ください。

こちらの記事は2025年12月24日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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