【ベンチャーキーパーソン名鑑】BizDev編 Vol.17:カサナレ 武方 浩太朗氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
カサナレ株式会社における「BizDev」の魅力とは?
以下、話者は武方さん
カサナレは、「任せられるAIを、社会の標準にする」ことを掲げるスタートアップです。当社のBizDevが持つ最大の魅力は、生成AIを取り巻く事業環境の変化に対し、自社のサービスやポジショニング、組織等の戦略を企画できることです。
ご存知の通り、現在はグローバルに事業を展開する大手企業から創業まもないシードステージのスタートアップまで、国内外問わず様々な規模の企業が生成AIに関連するサービスを展開しています。日々変動する事業環境の中で、創業4年目のスタートアップが取れる事業戦略は無数にあり、また一手間違えば即座に時代に取り残されるという状況です。そんな状況下で、事業や戦略を自由に発想し、企画することができるのは、大きな責任感を伴う反面、非常にワクワクする仕事だと思っています。
BizDevの処方箋
処方箋 その1:思考を止めず、常に疑問を持つこと
スタートアップに限らずですが、事業には正解がありません。何を正解と捉えるかということを含めて、常に自身が取り組んでいることに対して仮説を持ち、結果を検証して次に活かし続けることが不可欠だと思っています。また、自身や組織のアクションが適切なのかどうかは常に疑問を持ち続け、客観的に間違っていると思える場合は、即座に改善策を考えることが重要だと思っています。
処方箋 その2:当事者意識を持つこと
処方箋その1で述べた「仮説思考や疑問を持つこと」については、やろうと思えば誰でもできます。しかし、相対する人や事象を、他人事として捉えていては恐らく成果にはつながりません。社内外問わず、相対する人が何を考えているのかを解像度高く想像し、それに対して自身の仮説や疑問を持ってアクションを考えられる人は、個人や組織として大きな成果を挙げられると考えています。
処方箋 その3:アウトプットを出すこと
自身の思考は思っているより相手に伝わりづらいものだと思っています。仮に自身の中で検討していることや提案したいことがあっても、考えているだけではもちろん伝わらないですし、口頭でも伝わらないことがほとんどです。体裁の綺麗さは置いておいても、自身が考えをアウトプットとして整理すると、自身の思考も整理されますし、聞いている人への伝わりやすさが全く異なると考えています。
BizDevを学べるオススメコンテンツ
オススメその1:「入社1年目の教科書」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | 岩瀬 大輔 |
| 出版社 | ダイヤモンド社 |
| 出版日 | 2011/5/20 |
| Amazonリンク | ![]() |
新人に関わらず、ビジネスパーソンの基本姿勢として、様々な年次の方に読んでいただきたい一冊です。キャリアの比較的初期に当時の先輩から薦められたものですが、現在も仕事をする上で大切にしているの“基礎”が多分に含まれています。
主に新入社員向けのTipsがまとめられており、「会議では必ず発言せよ」「50点で構わないから早く出せ」「情報は原典に当たれ」等、一見当たり前に感じる内容ではありますが、複数の環境を経験してきた中で、本書の内容を体現できているビジネスパーソンは極めて少なかったことと、体現できている方は漏れなく優秀であったことなどから、ビジネス書のおすすめを聞かれると必ず薦めている書籍です。
オススメその2:映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
サブプライムローンを起点とするリーマンショックを事前に予見した数組の投資家に関する映画です。
米国で当時当たり前であった事象に対して、それぞれの投資家が疑問を持ち、その疑問から生じた仮説に対して投資を行うという内容なのですが、まさに私が成果を出す上で必要だと思うポイントが表れていて、見るたびに面白いなと思わされる作品です。自身の仮説が的中して出た成果はすごく気持ちいいだろうなとも思います(笑)。
オススメその3:ドラマシリーズ「シリコンバレー」
シリコンバレーのエンジニアとして起業している主人公の会社が、様々な経験を経て、スタートアップとして成長していく様子を描いた米国のドラマです。私はシリコンバレーに駐在していた経験があるのですが、実にリアルな「スタートアップあるある」がコミカルに描かれていて、とても笑える作品です。しかも、ベンチャーキャピタルや大手企業、メガベンチャーとの関係性や会話内容などが、驚くほど巧妙に描写されており、「スタートアップという生き物」の本質を理解するのにこれ以上の教材はありません。
ちなみに「スタートアップあるある」というのは米国においても日本においても普遍なので、シリコンバレーを知らない方でも楽しめる内容かと思います。私はこれを見てスタートアップで働くのが面白そうだなと思いました(笑)。
キーパーソン武方氏から皆さんへのメッセージ
生成AIが産業構造を大きく変える現在、カサナレはエンタープライズ企業の働き方を再定義するサービスの開発に挑戦しています。業界が過渡期を迎えるなか、当社が独自の立ち位置を確立し、成長を加速できるかは、一人ひとりの主体的な意思決定と実行力に大きく左右されます。
現在、ビジネスサイドとエンジニアサイドの双方で採用を強化しており、クライアントの価値を起点に考え、顧客課題に最適なアプローチができる人を求めています。是非一緒に日本の働き方を変革し、新しいAI時代のスタンダードを作っていきましょう!
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こちらの記事は2025年12月25日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
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