【ベンチャーキーパーソン名鑑】BizDev編Vol.18:KUDEN WORLD 柳下 聖也氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
株式会社KUDEN WORLDにおける「BizDev」の魅力とは?
以下、話者は柳下さん
KUDEN WORLDのBizDevが持つ最大の魅力は、AIという技術を、最も複雑で人間味のある「組織課題」にどう溶け込ませるか、その設計を担える点にあります。
私の役割は、漠然とした組織の悩みを因数分解し、AIが介入すべきポイントと、人が担うべき対話との間の“境界線”を特定すること。そして、PoCで得た小さな成功を、エンタープライズ企業全体でワークする「再現性のある仕組み」へと昇華させることです。
「人的資本経営」というバズワードを、実体のある運用可能な「組織進化OS」へと定義し直していくプロセスは、コンサルティングの課題解決力と、スタートアップの創造性の両方が求められる、難易度が高いからこそ極めて面白い仕事です。
BizDevの処方箋
処方箋その1:マーケットインとプロダクトアウトを「調停」する
AI領域では、顧客の声(マーケットイン)だけを聞くと「ただの自動化ツール」になり、技術先行(プロダクトアウト)だけだと「使えない技術」になります。成果を出すためには、「顧客がまだ言語化できていないが、世界潮流から見て必然的に必要となる未来」を定義する力が不可欠です。
半歩先の「Why(なぜ今これが必要か)」を提示し、顧客の現在の課題感と接続させる。このバランス感覚こそが、ビジョナリーなプロダクトを社会実装させる鍵です。
処方箋その2:SaaSの常識を捨て、ハイタッチな「深い伴走」を競争優位にする
一般的なSaaSは導入の手軽さ(Easy-in/Easy-out)や効率性を重視しますが、我々はそうしたものとは一線を画すような戦略をとっています。人の意識変容という深い課題に挑む以上、ツールを渡して終わりでは本質的な価値が出せないからです。
あえて手間を惜しまず、コンサルティングとコーチングの強みを活かして顧客の懐深くまで入り込む。この「徹底的な伴走」によって顧客エンゲージメント(粘着性)を高めることこそが、我々独自の勝ち筋であり、他社が容易に模倣できない参入障壁になると確信しています。
処方箋その3:総合格闘技としてのBizDevを体現する
フェーズが変わる過渡期において、役割を限定することはリスクです。商談で得た違和感を即座に要件定義に落とし込み、開発と仕様を詰め、導入後のオンボーディングフローまで一気通貫で設計する。分業が進む前の今だからこそ、バリューチェーン全体を俯瞰し、ボトルネックを即座に特定・解消する「多能工」としての動きを意識しています。
BizDevを学べるオススメコンテンツ
オススメ:「カテゴリーキング Airbnb、Google、Uberは、なぜ世界のトップに立てたのか」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | アル・ラマダン |
| 出版社 | 集英社 |
| 出版日 | 2017/9/26 |
| Amazonリンク | ![]() |
『THE MODEL』が「既存市場でどう勝つか」の戦術書なら、本書は「市場そのものをどう創るか」という戦略書です。
当社のように「組織進化OS」という新しい概念(カテゴリー)を提唱する場合、単に競合より優れた機能をアピールするだけでは不十分です。顧客の認知を変え、新しいカテゴリーの「王(キング)」として市場を定義する必要がある。事業の視座を一段引き上げ、自社の存在意義を再定義したいBizDevにとって、必読の書だと思います。
キーパーソン柳下氏から皆さんへのメッセージ
KUDEN WORLDは今、PoCでの成功体験を糧に、事業を爆発的にスケールさせるフェーズに入ります。人とAI の力で、組織の毎日を「進化」させる。
私たちが作っているのは、単なる便利ツールではなく、企業の根幹である「人」の可能性を最大化するインフラです。「AI×コーチング」という未踏の領域で、カオスを楽しみながらロジカルに勝ち筋を見つけ出せる方。そして、日本発の「組織進化OS」を世界へ届けるプロセスを、最前線でリードしたい方。ぜひ、私たちと一緒に「一歩先の未来」を実装しましょう。
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こちらの記事は2025年12月25日に公開しており、
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