特別連載上場企業の社長から “課題解決”を学べる 事業家集団

「持ち物:3日後に事業化させる気概。以上」──事業立案系インターンブームが消える中、なぜクルーズは今学生に本気の事業化投資を行うのか

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インタビュイー
諸戸 友

1980年生まれ。2003年に新卒でリクルートの代理店に入社、2007年にベンチャー企業に特化した採用コンサルティングを行う株式会社アイ・パッションの創業メンバーとして参画、1,000人以上の起業家との出会いを経て、2012年クルーズ株式会社に入社。執行役員に就任し、社長室、広報、ブランディング、新卒採用などを担当。クルーズが時価総額1兆円企業を目指すため、経営人材100人のグループ入りを狙った「永久進化構想」の実現を牽引している。 現在は「永久進化構想」実現のため、若手の有望起業家、起業家予備軍の発掘・リレーション構築の傍ら、最高広報責任者CBOとしてグループのPR/IRも担当する。

筧 玲奈

1999年生まれ。立教大学観光学部観光学科4年在学中。クルーズ株式会社 採用/広報インターン生。大学時代は学部生として「観光学」を学び1人旅やnoteでの旅日記を通じて学問の魅力を発信。その傍らで起業スクールや若手起業家直下での事業開発経験等、ビジネスの実践にも力を入れる。現在はクルーズ株式会社社長特命執行部の採用にて諸戸氏直下でインターンを行い、ビジネス力向上に努める。

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昨今ベンチャーやスタートアップ界隈で注目を集めている若手起業家たち。彼らは今でこそ華々しい実績を挙げ魅力的なサービスやプロダクトを世に出しているが、学生時代はどのような人物だったのだろうか?どのような行動を重ねてきたからこそ、今の活躍があるのだろうか?

彼らの学生時代を知り、長年の間、事業家志望の学生たちを支援してきた人物がいる。『SHOPLIST.com』を筆頭に、EC事業を展開するクルーズ株式会社の執行役員・諸戸友氏だ。前職の採用コンサルティング会社から現在まで約1,000人以上の起業家と出会い、ベンチャー企業の採用支援やインターンシッププログラムなどを企画・運営してきた諸戸氏は、事業家育成に並々ならぬ情熱を燃やしてきた人物である。

そんな諸戸氏が執行役員兼最高広報責任者として率いるクルーズ社が、今年の秋、新たな短期インターンシッププログラム(以下、短期インターン)を始動させるという。そしてそのプロジェクトオーナーは、現在クルーズにて長期インターンとして活躍している立教大学4年生・筧 玲奈氏だ。諸戸氏の事業家育成に対する想いを具現化し、現在第一線で活躍する若手起業家たちから採算度外視のフィードバックを受けることができる“ガチンコの事業家育成プログラム”をゼロから1人で練り上げたという。

あくまでいち学生インターンである筧氏が、なぜ今回プロジェクトオーナーとして短期インターンを企画するに至ったのか?参加する学生はどのようなメリットを享受することができるのか?背景にあるクルーズの事業家育成に対する思いや諸戸氏の思想とともに、詳しく話を伺った。

  • TEXT BY SAE OTA
  • PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
  • EDIT BY TAKUYA OHAMA
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1,000人以上の起業家を知る諸戸氏が語る“彼らの学生時代”

現在ベンチャー・スタートアップ界隈を賑わせる若手起業家たち。彼らは学生時代からすでに頭角を表していたのだろうか?それをよく知るのが、かつてより事業家育成を積極的に行なってきた諸戸氏だ。スキマバイト『Timee』の代表・小川 嶺氏、人材紹介会社向けクラウド求人プラットフォーム『agent bank』を運営する株式会社ROXXの代表・中嶋 汰朗氏など、いまや起業を目指す学生の多くが指標とする起業家たちも、学生時代にすでに諸戸氏と出会っていて、諸戸氏は、そんな彼らの学生時代を振り返り「当時から目の色が違っていた」と語る。

クルーズ株式会社 執行役員 兼 最高広報責任者 諸戸 友氏

諸戸当時から『事業をつくって伸ばしたい』という想いが人一倍強く、実際にそのためにどうしたらいいかあらゆる可能性を模索し、当時からアクションを徹底している人が、今も活躍しているという印象がある。

熱量はもちろん大事だけれど、それだけでは不十分。実際に小規模でもいいから自分で事業をつくってみたり、ビジネスコンテストに参加してみたり、起業家に話を聞きに行ったりするなど、事業をつくれるようになりたい!と考えるだけでなく、何かしら行動を起こしている人が多かった。

大事なのは“学歴格差”ではなく“行動格差”。学歴のレベルがどうであろうが、事業をつくるという意気込みと行動力がある学生こそが、チャンスを掴んでいる。諸戸氏はこれまでもそのような視点で同社の短期インターンへの参加学生を選抜し、企画内容にもこだわってきた。

そんな諸戸氏には、過去実施した短期インターンの参加者で、自身の短期インターンシップに対する考え方を覆すほどの影響を与えた人物がいる。現在GOAL-Bで社長を務める中川晃雄氏だ。

諸戸3年前に、僕が企画したBIZCAMPという宿泊型の実業家育成短期インターンに参加してくれていたんです。ただ、当時の彼は、それこそヒッチハイクで海外を数十カ国渡航したりと、学生としてはとても行動力のある魅力的な学生でしたが、ことビジネスとなると当然事業経験もないわけですから、グループワークの中でもなかなか自分の意見が言えず、正直不完全燃焼で終わりました。

それを本人も認識していて、インターン終了後に彼を駅まで送る帰りの車の中で『正直もっとできると思ってました。自分の力が発揮できずめっちゃ悔しいです。』と話す中川氏に、自分はそのようなことを言ったのかはっきり覚えていなかったのですが、「今日明日で事業が作れるようになるわけではなくて、日々一日一日の努力やビジネスに関する情報を感度高くキャッチアップしていくことが大事です」と言ったそうです。その後彼がどれだけの努力を重ねてきたのかは分かりませんが、なんと驚いたことに、最近になって立派な経営者に成長した彼とまた再会したんです。

というのも、とある学生向けのイベントに審査員として僕が参加したときに、同じく登壇者として参加していた彼が、『諸戸さん、お久しぶりです!今日は諸戸さんとお会いできるのを楽しみに来ました!』と駆け寄って話しかけに来てくれたんです。3年前と比べてあまりに雰囲気(実際筋トレ効果で体も一回り二回りも良くなってましたw)が変わっていたもので、正直最初は彼だとは気付きませんでした(笑)。その後、イベントのなかで彼は『クルーズでの短期インターンが一つのきっかけで自分は事業家しての第一歩を踏み出すことができた』と参加者の学生たちに向けて話してくれたんです。

あの時短期インターンという形で投資したものが、3年という時を経てこうして巡り巡ってクルーズに還ってくるのか、と感動したのと同時に、何よりもあのイベントがきっかけでこんな素晴らしい若手起業家が生まれたことに心から嬉しく思いました。思いもよらぬ彼の成長ぶりによって、改めてクルーズがこれまで実施してきた短期インターンが持つ価値に気付かされたんです。

そんな予期せぬ再会とともに、自身の企画してきた育成プログラムの意義に気づいた諸戸氏は、ある種原点に戻る形で、ビジネスコンテスト形式の短期インターンの開催を決意したのだ。

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諸戸氏の熱き想いを継ぎ、ガチンコの“事業家育成プログラム”を担うは入って2ヶ月のインターン生!?

だがここで面白いのは、今秋開催予定のビジコン形式の短期インターンは諸戸氏が企画・立案したものではなく、なんと現在クルーズにて長期インターンとして参画している立教大学4年生の筧 玲奈氏が主導となって立ち上げられている点だ。

筧氏は、事業家を夢見てクルーズの門を叩いた一人。ここで長期インターンとして働く前、諸戸氏に直接アプローチするため、noteで諸戸氏について記事を書き自らアポを申し込んだという、類稀なる行動力の持ち主だ。諸戸氏もTwitterで「インターンの筧くんが優秀すぎてビビる」と綴るほど、惚れ込んだ逸材。そんな筧氏が、本インターンシッププログラムの総責任者を務めている。

9月30日応募締め切り、11月開催予定の本プログラムは、3日間の短期集中型で、実際に事業を立案して競い合ういわゆる“ビジコン形式”のものだ。筧氏は、本企画の特異性を次のように語る。

クルーズ株式会社 長期インターン生 立教大学4年 筧 玲奈氏

一番の特徴は、自分が考えた事業案に対して第一線で活躍する若手経営者がフィードバックをしてくれるという点です。それも、主催企業のクルーズだけでなく、他分野で活躍している現役の起業家・事業家たちから。なぜここに価値があるかというと、大抵の企業はビジコン形式の短期インターンを開催しても自社の社長や役員からのみフィードバックを行う、というものが限度です。

しかし今回は、諸戸さんのお声かけで集まった多種多様な業界の若手経営者の方々にみっちりと事業アイデアを見てもらえます。つまり、ある領域で結果を出している1社だけの視点ではなく、業界を横断した本質的な事業づくりへの学びが得られるわけです。こうした環境は、起業を目指す学生にとって、喉から手が出るほど欲しい成長機会になるのではないでしょうか。

諸戸氏がこれまで10年にわたって築いてきた若手経営者とのネットワークをフルに活かしながら、事業家を目指す学生のニーズに合ったものを提供したい。そんな筧氏の想いから実現したのが、今回の企画というわけだ。

諸戸氏は「まさにクルーズ社にしかできない企画だと思った」と筧氏の提案を受けたときの驚きを嬉しそうに語る。

諸戸クルーズがやりたいことは、いわゆる“採用のためのインターンシップ”ではありません。むしろ、クルーズに入社したいから、という理由だけで参加するのはオススメしません。『たった3日間で何ができるのか?』、と思うかもしれませんが、これはれっきとした“事業家育成プログラム”。参加してくれた学生には、それくらい本気で向き合います。

実際、過去にクルーズの短期インターンで立案された事業に対し、投資を行った実績もあるという。旅行者とガイドをする現地住民をマッチングするCtoCのサービスに対し、当時1,000万円を出資。その後サービスはクローズしたが、立案した学生たちは起業し、現在も別の事業を行っているという。

諸戸なぜビジネス未経験の学生に投資したか?我々は常にビジネスチャンスを狙っています。学生だから、という肩書きは投資をしない理由にはならない。『事業としてこれは良い、これは買いだ』、と思うアイデアがあれば、本気で事業化や出資、子会社化のような投資も当然に検討します。

短期インターンへの参加を促す際に、他社ではAmazonやクオカードなどを優勝賞品として掲げているケースもありますが、事業家を目指す学生にとって本当に欲しいものは、経営者や事業家から自身の事業アイデアに対し机上の空論に収まらない、本気のフィードバックをもらう機会やその時間で得られるスキルのはず。逆に、特典が欲しくて短期インターンに来るんだったらそもそも参加しない方がいい。つまり、“今すぐ事業家になる準備ができている”と言えるくらい、その時間にコミットできる学生たちに参加してほしいんです。

このように、ただの短期インターンだと思ったら大間違い。“事業家育成プログラム”と銘打つにふさわしい、実のあるビッグチャンスが用意されているのだ。

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自社採用は二の次!?
狙うは日本の若き事業家たちの底上げだ!

それにしても、第一線の若手経営者を複数呼び集め、これほどまでに準備に時間をかけ、3日間フルコミットをするとは、並大抵の力の入れようではない。。クルーズは、どうしてここまでリソースを割いて本プログラムに挑むのだろうか──。そのように諸戸氏に問うと、そもそものインターンを開催することによる企業側・学生側のメリットを、改めて真剣な面持ちで説明してくれた。

諸戸インターンには、筧さんのように実際に社内に入り込んで参加してもらう長期インターンと、今回開催するような2・3日で開催する短期インターンの2種類ありますが、それぞれ目的や得られるものは異なります。

まず長期インターンでは、一般的に学生とアルバイト雇用契約を結び、実際に社内の人材として働き、活躍してもらいます。学生のメリットは、リアルな事業の現場を知れる、1円稼ぐことの大変さを泥臭く体感で学べることです。一方企業側のメリットは前述の通り人的リソースの獲得。加えてクルーズのような、サービスの対象として学生の年代も含む企業の場合は、筧さんのような自社のターゲットでもある存在が社内にいることは、顧客理解という意味でマーケティング材料の一つにもなるわけです。

その点で言うと、現在筧さんには長期インターン業務の一環として新卒採用も担当してもらっていますが、これもターゲットは筧さんと同じ大学生ですよね。我々のような学生と世代が異なるミドル層が策を練るよりも、採用ターゲットと同世代である彼女が企画することで、今の学生により刺さるアイデアを生み出せると考えています。

このように長期インターンでは、 学生からすると"就活"、企業からすると"採用"といった色は強くは打ち出されず、各々の別の目的やメリットがあることが理解できた。

一方短期インターンとなると、一般的には就活が本格化する直近での開催や、短期間・大人数の参加といった仕組み上、まさに“採用色”が強いものになるのではと思ってしまうが、ことクルーズが今回仕掛ける短期インターンにおいては、「全くそうではない」と諸戸氏は強く否定する。

諸戸たった2・3日の経験でも、学生にとって得られるものは必ずあります。もちろん我々も優秀な学生を採用したい気持ちはありますよ(笑)。でも、結果としてクルーズを志望しない学生にとっても『この3日間で他では絶対に得られない経験ができた』と感じてもらいたいし、そのためにあえて自社の採用というメリットを一切度外視した短期インターンにしたんです。何故なら、本気で事業づくりを学んでほしいから。そして、クルーズはそこに対して惜しみなく価値を提供できると、これまでの経験によって信じているからです。

想いは伝わるが、自社の採用に直接つながらないのなら、どうしてそこまで?と思うだろう。この熱量の背景には、諸戸氏の確固たる思想がある。

諸戸本気で事業を作りたいと思っている学生たちが求めることを徹底的に理解して、全て提供したいと思っています。何故なら、それこそが採用ブランディングだと思っているからです。

僕たちのインターンシップでは、クルーズの紹介や説明会は一切行いません。そもそもそんなありきたりなコンテンツだけで優秀な学生が採用できるとも思っていません。

3日間のプログラムに満足してもらい、クルーズを“本気で事業づくりができる会社”として認識してもらえれば、結果としてその年に採用につながらなかったとしても、3年後、5年後に、優秀な若手幹部候補として採用できるかもしれませんし、学生同士の間で『事業づくりに興味があるならクルーズのインターンが1番オススメ』という話になれば、そのネットワークが5年後、10年後に効いてくることも大いにあります。もちろん、シンプルに『事業をつくる』ということの面白さを少しでも学んで持ち帰ってもらえれば嬉しいし、それこそ小川くんたちのように若くして活躍する経営者が生まれれば、こんなに喜ばしいことはありませんよ。

諸戸氏が見据えているのは、来年再来年の自社の利益ではない。もっと先の大きなチャンス、ひいては日本のビジネス界全体の発展を狙っているのだ。

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”大人のキレイごと”ではない。
"若者の証言"からも見える学生たちへのコミットメント

ここまで学生に本気で向き合い、彼らのキャリアにとって意味のあるものを提供したいと意気込む諸戸氏。そんな諸戸氏の下で実際に現在進行形で長期インターンとして働いている筧氏だが、ともすれば綺麗事のようにも聞こえる「学生に本気で向き合う」という言葉を、実体験として受け止めている彼女は、諸戸氏をはじめ、クルーズの社員の本気度をまるで自分毎のように真剣な眼差しでこう語った。

長期インターンを開始した当初は、あくまでいち学生として優しく扱ってくれているのかな、と思っていた部分もありましたが、実際は全くそんなことなくて。

事業の企画を提案しても、その内容に客観的なデータや数的根拠が詰まっていないとまともに取り合ってくれませんし、良い意味で厳しいフィードバックをくださるんです。クルーズの社員の方々のもとで働く日々は学生ではなくいちビジネスパーソンとして鍛えられている実感があります。

起業を目指す学生にとって、経営者からの厳しいフィードバックは自身の成長にとって必要不可欠なはずだ。それを日々体感している筧氏だからこそ、今回の短期インターンにかける意気込みは大きい。

もちろん今回の短期インターンも、クルーズの採用ブランディングのための手段の一つではありますが、諸戸さんの学生に対する接し方や短期インターンに対する姿勢を見ていると、採用を第一目的でやっているんじゃないんだな、それよりもまず学生を本気で育てたいんだな、と心から納得できるんです。

私がインターンを開始する前に無理矢理アポをとって諸戸さんやクルーズの社員の方にお会いした時も、何の接点も関係もない私の話を真正面から真剣に聞いてくれて、驚いたんです。そこまで学生に真摯なビジネスパーソンは、なかなかいません。

その後こうして長期インターンとして諸戸さんの下で働くことになりましたが、諸戸さんが学生のことを育てたいという真っ直ぐな姿勢は、私にとってとても納得感のあるものなんです。

実際に筧氏が昨年、就活生として他社の短期インターンに参加した際には、その“採用色”の強さに、クルーズのコミットメントとの違いを痛感したという。

まず参加する学生の数に対してフィードバックを行う社員の数が圧倒的に少ない、または表層的なフィードバックに終始するなど、会社としての本気度の低さを実感することが多くありました。この短期インターンの場で学生にとってスキルや経験になるものを持ち帰ってもらおう、という意図があまり感じられなかった。きっと、パッと見の優秀そうな学生だけを選抜しようとしているんだな、と。

そんな経験を踏まえて筧氏が企画する短期インターンだからこそ、採用色なし・採算度外視で学生へのコミットメントを約束している。

今回のインターンシップでは、本気で学生たちを事業家にしたい、と思っている若手経営者たちもメンターとして参加します。彼らはもちろん、諸戸さんに声をかけられたからというのもあるかもしれませんが、それ以上に、『自分たちのようにこれからの日本を担う、次の若手起業家を育てていきたい』という強い想いと覚悟をもって今回のイベントに臨んでくれます。

と、 何やらクルーズ以外にもこの企画に参戦する者たちがいるそうだが、一体誰が?

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Timee小川氏・ROXX中嶋氏ら──いま第一線で活躍する起業家のマジレスを欲する学生、を求む

ここまでの取材によって、クルーズが持つ学生事業家育成への真摯な想いについては理解を深めることができた。だが、もう少し、もう少しだけ背中を押すキッカケが欲しい。そんなワガママな読者もいるのではないだろうか?もちろんOK。クルーズはそんなあなたの期待に応えるべく、こんな豪華ゲストたちをプログラムのメンターとして招いているそうだ。

それは、現在の若手事業家シーンを牽引する4名の現役起業家たちだ。その4名とは『Timee』の代表・小川 嶺氏、株式会社ROXXの代表・中嶋 汰朗氏、『Love Graph』代表・駒下 純兵氏、『Chompy』代表・大見 周平氏である。また、クルーズ自社内からもCROOZ EC Partners代表・工藤 武尊氏ら、いわゆるZ世代の精鋭たちが集結する。

参加する学生のチームは彼らによるドラフト形式で選抜され、プログラム期間は毎日参加者の事業アイデアに対して、忖度抜きのフィードバックをしてくれるというのだから、見逃せない。

最終日には各メンターはもちろんのこと、クルーズ代表の小渕 宏二氏も出席し、最終審査を行う。そこでは売上300億円を叩き出す上場企業の代表である小渕氏とメンター全員に対してプレゼンを行い、ビジネスとして筋が良いと感じられた事業案に対しては、資金支援/専属メンターのアサイン等、事業化に向けた支援も惜しみなく行われる予定とのこと。こうした、いやここまで採算度外視の贅沢な取り組みこそ、目先の採用にとらわれないクルーズ流の短期インターンと言えるだろう。

改めて、この短期インターンは『SHOPLIST.com』を筆頭に、ECソリューションカンパニーを標榜するクルーズの主催にも関わらず、なぜここまで多様な業種・業界の経営者を集めたのだろうか?ここにもやはり、諸戸氏のこだわりが見えた。

諸戸クルーズといえば『SHOPLIST.com』、と思うかもしれないけれど、僕たちはファッションEC事業を教えたいわけじゃない。事業づくりを体感してもらいたいわけで。だからこそ、ファッションに一切関係のない業界も含めて第一線で活躍する若手経営者を集めました。将来あらゆる分野で起業を想定している学生にとって、必ず満足して帰ってもらえるはずです。

最後に筧氏に「参加を検討している学生へのメッセージは」と聞くと、彼女らしいアグレッシブな答えが返ってきた。

今回のインターンシップに参加する多くは23年卒の学生だと思いますが、24・25卒予定の学生もぜひ参加してほしいと思っています。起業家を目指す方々に年齢は関係ありません。ぜひ先輩を脅かすつもりで、挑みにきてほしいです。

将来起業したい。事業家になりたい。そう願いながらも自信がなく、チャンスを掴めずにもどかしい思いをしている学生は、この機会を逃すべきではないだろう。この短期インターンへの参加が、事業家への道の第一歩になるかもしれないのだから。

こちらの記事は2021年08月19日に公開しており、
記載されている情報が異なる場合がございます。

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執筆

太田 冴

写真

藤田 慎一郎

編集

大浜 拓也

株式会社スモールクリエイター代表。2010年立教大学在学中にWeb制作、メディア事業にて起業し、キャリア・エンタメ系クライアントを中心に業務支援を行う。2017年からは併行して人材紹介会社の創業メンバーとしてIT企業の採用支援に従事。現在はIT・人材・エンタメをキーワードにクライアントWebメディアのプロデュースや制作運営を担っている。ロック好きでギター歴20年。

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