「30以上の企業を“同時に経営する”」
戦略立案、PR、人事、IRなどの職能を兼ね備えた「ハイブリッドCxO人材」になる登竜門とは

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インタビュイー
諸戸 友

1980年生まれ。2003年に新卒でリクルートの代理店に入社、2007年にベンチャー企業に特化した採用コンサルティングを行う株式会社アイ・パッションの創業メンバーとして参画、1,000人以上の起業家との出会いを経て、2012年クルーズ株式会社に入社。執行役員に就任し、社長室、広報、ブランディング、新卒採用などを担当。クルーズが時価総額1兆円企業を目指すため、経営人材100人のグループ入りを狙った「永久進化構想」の実現を牽引している。 現在は「永久進化構想」実現のため、若手の有望起業家、起業家予備軍の発掘・リレーション構築の傍ら、最高広報責任者CBOとしてグループのPR/IRも担当する。

齋藤 大輝

神奈川県・理系出身。大学時代は遺伝子の研究をしていた傍で、採用コンサルティング会社にインターン生として勤務。2014年から新卒として同採用支援会社に入社、営業として従事。2017年 クルーズに入社。SHOPLISTの新卒採用とPRを推進、グループの広報PR、IR、投資、M&Aなどを社長特命執行部で幅広く業務担当。現在は、社長特命執行責任者として、グループのバックオフィス、子会社のCROOZ SHOPLISTのバックオフィスから事業管理等を担当している。

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「経営に興味があるけれど起業したいわけではない」「経営者の視点とは何かを知りたい」「将来はCXOになりたい」──。

こうした思いを叶える場所は、世の中に多くない。一つの職種で上り詰める方法もあるが、あらゆる観点から事業を捉える経営者の視点にたどり着くことは難しい。

今回は、こうした課題を解決できる唯一の場所ともいえる、クルーズの「社長特命執行部」に話を伺った。

  • TEXT BY TOMOMI TAMURA
  • PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
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社長特命執行部が担うのは、グループで1兆円とグループ30社の経営

「時価総額1兆円」と「インターネットの時代を動かす凄い100人を創る」ことを超長期的目標に掲げ、優秀な経営者が 100 人集まり、1人100 億円の事業を生むグループ経営を描いているクルーズ。2001年に創業以来、IT業界で培ってきたあらゆる有形・無形の経営リソースを活用し、時価総額1兆円の会社を作るべく、2018年からグループ経営に舵を切った。

現在は、ECやメディア、ゲーム、投資などの10以上の領域で30社以上の子会社を持つクルーズだが、そのグループ経営の根幹を支えているのが「社長特命執行部」だ。

このチームに属しているのはわずか5名で、30社以上の子会社の経営予実管理、クルーズ本社としてのIRや広報、M&A、投資、ファイナンス、人事、労務などを一手に担い、グループ全体の業績成長を支えている。

通常、IRや広報、M&Aなどはそれぞれに独立した部署として存在し、スペシャリストとしてキャリアを積んだ人が担当するケースがほとんどだろう。もちろん、人数の少ないスタートアップなら、一人がさまざまな仕事を兼任することもある。

しかしクルーズは17年間営業赤字0回の経営で売上高200億を超える上場企業であり、決して人材が不足していることが原因で、社長特命執行部メンバーがいくつも兼務しているわけではない。多岐にわたる業務をあえて分けない理由は何なのか。そもそも、5人で30社以上のグループ全社の予実管理やIR、広報、人事などができるのか。社長特命執行役員の諸戸友氏はこう語る。

諸戸この5人が担う役割は“経営”です。IRや広報、人事、予実管理などはいわば経営者の仕事。これらを切り出すのではなく、すべて連動させてマルチにこなせるようになることで、将来的にCXOをたくさん輩出したいとクルーズでは考えているんです。といっても、起業家をたくさん輩出したいのではありません。そもそも経営者目線で仕事ができる人材がたくさんいる組織は強いですし、増えていく子会社の役員として手腕を発揮することもできるでしょう。今は5人ですが、20人、30人とCXO候補を増やしていきたいと考えています。

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職能の掛け合わせで、希少かつ市場価値が高いハイブリッド人材へ

もう一つ、IRや広報を各部署として独立させない理由に、スペシャリストのスキル、いわゆる職能を複数持ち合わせた“ハイブリッド人材”を育成できることが挙げられる。それぞれの専門家は世の中にたくさんいるが、経営に関する業務に幅広く携わっているIRや広報はほとんど存在しない。

IR担当であり広報担当であり、投資担当もこなし人事担当でもある。一人で何役もこなせるハイブリッドなスキルが身につけば、それだけ様々な“視点”を持つことになり、メンバー自身が市場価値を非常に高めることにつながるのだ。

たとえば、広義では同じ広報活動でも、IRは対投資家で広報は対メディアのため、同じ事象を扱うにしても視点が異なる。しかし、広報視点を持ったIRなら数字データだけでなく、相手に寄り添った情緒的要素も入れながら会話ができるし、逆の場合は数字に基づいた広報活動も可能となる。

M&Aを実行する際も、投資家やメディア、顧客、ユーザー、財務状況、それぞれの視点で考えながら、すべてが連動させたストーリーでもって買収後の戦略を語れるだろう。クルーズでは、IRや広報などを“点”で分けずに“線”や“面”で実行することで、経営者に近い視座を持てる人材を戦略的に生み出しているのだ。

他社で営業を経験後、クルーズに転職し、社長特命執行部に配属された齋藤氏は、ハイブリッド人材になることで様々な視座を持てるようになり、「ビジネスにおいて見える世界が変わった」と語る。

齋藤そもそも私のキャリア上にM&AやIRが関係するとは想像もしていませんでした。でも、幅広い業務を横串で経験することで、経営者の視点で各社の経営状況を正しく分かるようになったんです。いろんな立場の視点を持って社会を見ると、見える景色が今までとまったく違います。たとえば、企業は良し悪しに関わらずリリースや開示を日々していますが、IR視点・広報視点などで何が起こっていて、何を考えたのか、自分たちならこうする、など今まで考えたことがないところまで想像します。この環境では、やったことないことばかりで無茶振りも多いのは事実ですが、経験する業務の幅が広がれば広がるほど見える世界は変わってくるので、もっと職能を広げたいですね。

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なぜ経験なしで仕事を遂行できるのか。クルーズを支える「仕組み化」ノウハウを誰でも体得できる環境

クルーズには現在、事業領域もフェーズも規模も違う30社以上の子会社があり、社長特命執行部はそれらすべての会社の経営のサポートする形で関わっている。1社の経営ではなく、同時に30社以上の経営に携われるのも大きな特徴と言える。

諸戸ECやゲーム、メディア、投資会社などグループ企業の事業領域は10以上存在するため、当然多くの業界の知識は必要になります。さらに、売上規模が数百億円の企業もあれば、立ち上がったばかりのスタートアップも存在するため、色んなフェーズの経営者と議論できる経営知識も必要。

だけど、いろんな領域や規模をみることで、事業や会社の肝になる大事なKPI、共通するキードライバーはもちろん、フェーズによって気をつける経営リスクを把握できるようになってくるんです。子会社代表と議論しながら事業のキードライバーは何かを見つけ、それを伸ばすための枠組みや戦略を作る支援を行う。大変ですが、業績を伸ばすための仕組みを起業家とゼロから作っていくのは刺激的ですね。

事業を成長させるための仕組みを作るとなると、特別なスキルや経験が必要だと思うかもしれない。しかし、もともとクルーズには何事も仕組み化する文化が根付いている。この文化をもとに社長特命執行部が子会社の業績を上げていく仕組みを作っているため、それが価値ある知財となって蓄積しているのだ。

そのため、社会人経験の浅い若手であっても、クルーズが創業から大事にしている「仕組み化ノウハウ」を習得すれば、事業を伸ばすための枠組みづくりができるようになるという。

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この先全国で重宝されることが見込まれる、ハイブリッドIR

このように起業家のそばで経営のさまざまな業務に携わっている諸戸氏は、「これからはIRがアツい」と語る。

諸戸IRは株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績などを報告するだけの、固い仕事のイメージを持っていたので、最初はまったく興味がありませんでした(笑)。だけど、取り組むうちに大きな可能性を見出したんです。

IRとは何なのかを知るべく、諸戸氏は、丸井、ユナイテッドアローズ、リンクアンドモチベーションというIR領域で著名企業の担当者と連絡を取り、直接話を聞くことにした。

諸戸話を聞いて、IRは個人投資家や機関投資家と会って熱意を伝える仕事だと知りました。時には数時間かけてビジョンを語ることもあると。定量的な固い資料を作るのが仕事ではなく、ファンづくりなんだと知って一気に興味を持ちました。また、経験豊富で自分達とは違った視点で会社や事業の成長性をみていらっしゃる投資家やアナリストの諸先輩方からはたくさん学ぶことがあります。今はそういった投資家・アナリストの方々とのつながりが増えて、この仕事の面白さに一層のめり込んでいます。

さらに諸戸氏は、IRを経験するうちに、この領域は可能性の宝庫であることに気づいた。

10年前、人材採用難時代の突入が話題となって人事が注目され、片手間ではなく専任で優秀な「攻める」人事が必要だと言われるようになった。その後、採用は経営者がコミットすべき重要な役割として、HR領域には大きな変革が起きた。それを追うように今では、PRも単なるプレスリリースを書くだけの役割から、サービスプロモーションや採用にもインパクトを出せるよう、進化を求められるようになった。

諸戸HR、PRの次に変革が起きるのはIRだと思っています。会社の状況や見通しを単に伝えるのではなく、例えば、PR・人事・投資・M&Aなどの事業戦略にも大きく関わり、より経営者に近い立場で投資家の方々と会話したり、逆に投資家の方々から学んだことを社内に共有して事業成長に繋げたり、いわゆる“攻めのIR”として企業価値を高めていければ、日本中の企業が今まで以上にIRの重要性や可能性に気づくと思うんですよね。

長年人材領域に身を置き、採用コンサルタントとして創業メンバーの経験もある諸戸氏。HRの大変革期に当事者だったからこそ、ベンチャー企業の上場数も増えている昨今、「IRにも同じ匂いを感じている」という。

しかも、攻めるIRとして価値を高める際にも、やはり同時に横串で幅広い経営業務に携わっていることが大きく寄与する。さまざまな視座・視点から物事を考えられるからこそ、他ではできないような「企業業績に貢献するIR活動」ができるというわけだ。

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熱量ある20代こそ、この環境でキャリアの可能性を広げてほしい

社長特命執行部は、これからどんどん人数を増やしていく予定だ。キャリアを積み、実績のある人よりも、「もっと経営と近い距離で仕事したい」という熱い想いをもった20代の若手にこそ経験してもらいたいと諸戸氏は語る。

諸戸キャリアの幅が面白いほど広がったハイブリッド人材になれるし、この先どこに行っても重宝されるスキルを得られると思います。僕は30代後半で経験していますが、これを20代のうちに経験できたら、もっと面白いキャリアが開けると思うんですね。控えめに言っても、ベンチャーのCXOクラスとして採用したいと言われる人材になれるはず。僕らと同じような、ひとつの職種では得られない視座と仕事の幅を、多くの若手社会人に得て欲しいと思っています。

社長特命執行部に入るために、特別必要なスキルや経験はない。営業でも企画職でも、はたまた人事でも、何かしらの職種で成果を出しているが、もっと仕事の幅を広げたいと考えている人にとっては、一気にキャリアの可能性を広げる選択肢となるのだ。

  • 経営者目線で多岐にわたる仕事を経験してみたい
  • 将来的にはCXOになりたい
  • 経営という仕事自体に興味がある
  • 起業家や経営者のような、ビジョンある人に囲まれて仕事がしたい

いずれか1つにでも当てはまる人がいるならば、その希望を叶える場所として、クルーズを選択肢に入れてみてはいかがだろうか。時価総額1兆円企業を目指す上場企業の社長直下で、社長や役員の考えを常に把握しながら、複数の起業家と一緒に経営の仕事ができる環境は、他では得られないはずだから。

こちらの記事は2019年02月21日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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執筆

田村 朋美

写真

藤田 慎一郎

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