開発体制を刷新、10Xはどう変わった?──PM3人に聞く【イベントレポート】

登壇者
浦 祐介

10Xプロダクトマネジメント部部長。グリー株式会社でデータアナリストとして従事した後、ランサーズ株式会社で新規事業責任者を経験。その後、株式会社ZOZOでPMチームのマネージャーとして、広告事業の立ち上げ、AI導入の推進、大型リニューアルなどを担当。2021年5月、10X入社。

太田垣 慶

10Xの「お買い物チーム」でPMを務める。DeNAでソーシャルゲーム事業のプロジェクトリーダーなどを経て、海外展開に従事。その後2社で子ども向けプロダクトづくりに取り組む。メルカリでUS mercari、メルペイの立ち上げなどに携わった後、Playco、frankyを経て2021年11月、10X入社。

宮前 宏一

10Xの「お届けチーム」でPMを務める。2009年スマホアプリの運営会社に入社。ソーシャルゲームの企画・運営などを担当した後、アメリカで北米向けアプリの企画開発を担当。2018年メルカリに入社し、メルカリUSのPMとしてGrowth施策の推進・CRM基盤の開発などを担当。2019年10月にメルペイへ異動し、大型キャンペーンやGrowth基盤などのPMを担当。2022年10月、10X入社。

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非連続成長を遂げる企業に求められるものは数あれど、成長に伴う変化に耐え、より生産性の高い組織を構築することは必須条件の1つと言える。実際にベンチャーの現場で働く人間にとって、組織変革をいかにハレーションを起こさず、スムーズに実施するかは、悩みの種なのではないだろうか。

小売チェーン向けECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を提供し、2023年3月に15億円の資金調達を発表した10X(テンエックス)もまた、事業フェーズが変化するさなかに組織変革を実施した会社の1つだ。同4月、それまでパートナー企業ごとに編成していた開発チームを、「お買い物(売場、販促)」「お届け(店内業務、配達業務)」といったサービス内の業務ドメインに合わせて再編成したと発表した。

同社のProduct Blogでは、ドメインごとに立ち入ることで開発が加速する──などのメリットが綴られていた。だが、順調に事業を拡大している同社がなぜ、このタイミングでの開発体制移行に踏み切ったのか?実際の現場に「痛み」は伴わなかったのだろうか? 

そんな開発体制移行の「裏側」を聞こうと、企業のデジタルプロダクト開発支援を担う「エルボーズ」が、10Xの開発プロダクトマネージャー(PM)3人に話を聞くオンラインイベントを開催。230人超が聞いたイベントの様子をお伝えする。

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事業拡大期に開発体制を移行、背景には「2つの課題」

イベント冒頭は、プロダクトマネジメント部部長を務める浦祐介氏が、10Xの組織構造の変遷と、4月に実施した組織変革の背景を説明した。

10Xは、ネットスーパーを始めることができるサービス「Stailer」を提供しています。ネットスーパーは毎年10~12%ほどの成長をしている市場で、15兆円ある店頭の小売り市場が流れてくる見込み(※出典:経済産業省「商業動態」、日本生活協同組合連合会HP、富士経済、一部自社調べ)もあり、非常に経済インパクトの大きい領域。利用者向けのECサイトはもちろん、業者側が注文が入った後の袋詰め、配送、在庫管理などをデジタルで提供するサービスです。

リリースは2020年5月で、当初はCEOやCTOが組織全体をリードしていましたが、23年8月末時点で社内にPMは8人います。現在、「お届け」「お買い物」などの業務ドメインに合わせた開発チームが5つ。旧来から続いている企業向けのチームもありますが、原則エンジニアのアサインはなく、BizDevやPMがアサインされている状態です。

組織について、簡単にこれまでの推移を説明します。22年4月に、ある1社を担当する「A社チーム」、複数企業のサービスローンチを支援する「ローンチチーム」、横断的にサービスを改善する「体験改善チーム」の3チーム体制に。同年9月にはローンチチームを「複数社チーム」に改め、特定の大企業を括って「B社チーム」を組成し4チームになりました。

その後、この度の組織変革によって、業務ドメインベースの5チーム+パートナーに向き合うチームのアサインの編成になりました。エンジニアは業務ドメインの開発チームにアサインし、PMは業務ドメインチームへのアサインと企業チームへのアサインの双方が存在しています。

10XのPM人数の推移(イベントで示した資料より、提供:10X)

組織変革の背景にあった課題は2つ。「PM含めた開発メンバー認知コスト増大」と「その場限り(アドホック)なカスタマイズ対応の蓄積」がありました。

例えば、A社の担当となったPMは、お客様、店舗スタッフ、配達スタッフ…と、全領域の課題把握と開発をしなければならない。把握しなければならない事柄が多く、負担が大きくなる傾向にありました。

また、企業ごとのチーム編成では個社の成長に深くコミットできる反面、パートナー企業ごとに個別の実装に追われる中で、長期的な視座に立った開発が進みづらい状況になります。種々の課題と向き合う中で、業務ドメインごとのチーム編成に切り替えることが適切ではないかと考え、開発体制の移行に踏み切ったのです。

「A社」「B社」と横軸で切っていたチームを「お客様アプリ」「店舗スタッフアプリ」と縦軸で再編成した(同)

組織の大きな変更なので、「エイヤ」でやってしまうと、組織が混乱してしまいます。そのため、3ヶ月間の移行期間を設け、複数のチームで小さく試して検証していました。移行期間では、コミュニケーションのハブになるPMを、いかに仕組み化してコミュニケーションフローを整備していくかに難航した印象があります。

個社ごとのチーム編成では「パートナー企業の課題にコミットする」ことに専念できました。しかし、機能別にチームを分けると「これはどっちのチームの課題か」の線引きが曖昧な課題も出てきます。こうした課題に対しては議論の場を設けるようにしています。また、開発チームごとに「何を達成すべきチームなのか」というミッションの策定をするようにしていました。

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体制移行で深まったプロダクトへの理解。
一方で課題は?

続いて、同社で「お届けチーム」のPMを務める宮前宏一氏が、開発体制の「移行後」における変化について語った。

宮前先述した組織改革の背景にあった2つの課題「アドホックなカスタマイズ対応の蓄積」と「認知コストの増大」がどのように変化したのか、説明していきます。

まず、「アドホックなカスタマイズ対応の蓄積」ですが、現体制でより適切に対応できるようになりつつあると思っています。移行前はパートナー企業にとにかくコミットする体制だったため、プロダクトのあるべき将来像に沿った開発ができていないなどの課題がありました。移行後はプロダクトとしての将来像を共有した上で、長期的な視野で、カスタマイズの受け入れができるようになりました。

たとえば、私が担当している「お届けチーム」で、パートナー企業から「管理画面から~~な指示が出せるようにしたい」要望があったとします。この時、単に実装するのではなく、サービスとしての理想的なオペレーションがそもそも何なのか…といった議論が生まれるようになりました。結果的に、パートナー企業の要求を実現しつつ、プラットフォームの資産となるような提案が出来るようになってきていると思います。

もう1つの課題は、認知コストの増大。こちらも開発チームが絞られた領域を深く見ていくので、自分たちが向き合うべきことを深く理解できるようになっています。

移行前のチーム編成では、1つ1つのイシューに対して理解度高く要求をこなすことが出来ていました。一方で、自分たちで課題を見つけて自分たちで解決する──といった動きがいまに比べて弱かったと感じています。

企業ごとの対応だったので、ノウハウもたまりづらい側面がありました。開発チームになることで、自分たちが担当している領域にオーナーシップを持てるようになり、プロダクトに対する理解が深まっている実感もあります。

開発体制の移行前後での変化(同)

パートナー企業に合わせた「その場限りの対応」だけではなく、ドメインベースになることで腰を据えてプロダクトと向き合い、「理解が深まった」と手応えを口にする宮前氏。一方で、新たな体制で運用する中での課題も見えてきたと説明する。

宮前移行後、新たに課題も見えてきました。代表的なものが次の3つです。

1. 事業のイシューにどう向き合うか
2. チームをまたいだロードマップ作り
3. 各種プロセスのメンテナンス

1つずつ説明していきます。まず「事業のイシューにどう向き合うか」。現体制では自分たちの領域に対してのオーナーシップが強まり、知識が深まることがメリットでした。一方で、事業全体として考えるべきイシューを自分たちの領域に閉じて考えてしまうような状況が生まれてもいます。

担当しているお届けチームに引きつけて考えてみます。「注文を受けて配送できる総量を増やしたい」といった課題があるとき、本来であれば、お買い物チームやお会計チームと連携して最適なものを生み出す必要があるでしょう。しかし、お届けチームを担当していると、どうしてもお届けチームを起点に考えてしまう。これが、直近で起きている課題です。

2つ目は「チームをまたいだロードマップ作り」。現体制では当初、各チームにパートナー企業各社の要望(課題)を割り振ってロードマップを作るようにしていました。しかし、チームをまたがって解決すべきアイテムについて、各チームごとで優先度に差があったりして、何をやるべきなのか適切なアロケーションができていない状況がありました。

この課題は今まさに改善中なのですが、パートナー企業からいただいた要望についてチーム横断で話し合って優先度を決めることにしました。その後、各チームで優先度に沿ったロードマップを引くようなプロセスを、試験的に試しているところです。

ロードマップ作りでは個社の要望を一度「横断的に話し合って優先度をつける」フローを設けた(同)

宮前3つ目が「各種プロセスのメンテナンス」。組織の拡大と、業務領域ごとのチーム編成になったことで、コミュニケーションのプロセスをいろいろな領域で整備する必要性が生じました。

先述したロードマップ作りにおいては、各パートナー企業などから要望を集め、PMに共有。優先度を加味してドラフトを作り、各パートナー企業ですりあわせをした後、経営承認を得る…といったプロセスをとるような形です。このとき、社内外のステークホルダーが納得感ある形でロードマップを作れるよう、適切なタイミングでコミュニケーションをとるように常にアップデートしています。

整備したプロセスで言えば、開発チームへの依頼フローも変更しました。従来の体制だと、古くからいる社員やパートナー企業に近い社員の属人的なノウハウに頼ってしまうことがありましたが、それでは組織としてスケールしない。依頼や要望があれば「問い合わせフォーム」を通じて各開発チームに共有、対応するようになっています。

最後に、パートナー企業へのリリース共有のプロセスも整備しました。全チームが開発したものがいつ配信され、どのように変化するのか、リリースの担当者を設けて一括でパートナー企業に共有するようにしました。

現状の課題は以上です。事業が伸びていく中で、1チームの責任範囲が大きすぎたり、PMが複数チームを兼務したりするようになりました。今後はより適切にチームを細分化したり、専任のPMを当てるようにもしていければと考えています。

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プロダクトとしての成長か、ペインの解消か──。
企業からのカスタマイズ要求、どこまで向き合うのか?

イベント後半では、ファシリテーターの小谷草志氏、椿原ばっきー氏(共にエルボーズ社)を起点にディスカッションが展開した。

まず議題に上がったのが「カスタマイズ要求」について。Saas企業の中には、開発ポリシーとしてプロダクトとしての品質向上に重きを置き、個社ごとの対応の優先度が低い場合もある。10Xはどのように、パートナー企業の要求に応えているのか。浦氏が解説した。

前提として、パートナー企業がどのようなカスタマイズ要求をしてくるかは、これまでの経験則で掴んでいる実感があります。ドメインベースでの開発体制移行も相まって、要求に応えられる土壌が整いつつあると感じていますね。

既存のパートナーではありませんが、導入を検討している企業から「○○な機能があればStailerを使いたい」と言われることがあります。こうした企業に対する「案件を取るためのカスタマイズ」は基本的にしていません。プロダクトとしてStailerがどうあるべきかを大上段に考え、やるべきかどうかを判断しています。

小谷プロダクトが成長すると、カスタマイズの要求は減っていくものだと思います。肌感覚で、現状をどのように捉えていますか?

プロダクトが成長する中で、機能追加やカスタマイズの要求自体は原則減ってきていると思います。

一方で、様々な要因で、機能追加やカスタマイズの要求をいただくケースも発生している状況です。そういった場合には、Stailerの成長機会でもあるのでBizDevと連携しパートナーと議論を繰り返します。要求の背景等を深ぼる、近しいニーズがないかを調査するなどを経てプラットフォームの機能としてどのように昇華できるかを考えています。

椿原さまざまな企業からカスタマイズ要求があると思います。どの機能を優先するかは、社内方針で決まっているのでしょうか?それとも、ディスカッションを重ねているのでしょうか?

宮前今まさに、明確な指針を作ろうとしている現状です。コスト、成長確度、インパクト、10Xとしてのビジョンとの合致…。様々な要素でスコアリングし、定量的な優先度をつけられるようにしています。数字だけで語れないオペレーションの改善点などもあるので、引き続き議論して調整していく必要もあると思っていますね。

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成功のために何でもやる。
10Xが考える「PMの仕事」

イベントが進行する中で、参加者やファシリテーターの2人からはざっくばらんに、様々な角度から質問が飛び交うようになった。

椿原Stailerを運営する上で、配送や会計といった各業務の内容を理解することが必要だと思います。PMの皆さんは、担当領域に関わる業務内容やオペレーションをどのように理解し、メンバーに伝えているのでしょうか?直接、現場に足を運ぶこともあるのでしょうか?

PMに限らず、現場に行く機会を設けています。特に「お届けチーム」は、現場のオペレーションを見たうえで実態を把握することは重要。今は実施していませんが、プロダクトの改善に向けたインサイトを得られるのであれば、「お買い物チームの人間がお届けチームの現場に行く」ような横断的な取り組みがあってもいいと思っています。

椿原参加者から続々と質問がきています。「PMとしての業務範囲を決めているのか」「開発にどの程度踏み込んでいるのか」。PMとしての仕事について、お三方はどのように考えていますか?

会社として整理しなければならないと思いつつ…。個人的には、プロダクトの成功のために何でもやることが仕事だと思っています。その中でもプロダクトの課題を見つけて評価すること、デリバリーすることが重要です。

宮前スクラムの形式を取っているので、セレモニーに参加し、リリースされるまでを見守るようにしています。ただ、開発チームが大きくなったり、エンジニアの中の役割も細分化されたりする中で、手前の課題の探索にリソースを割きたいと思っていますね。

太田垣チームにおいて何をすべきかっていう部分を起点に動いています。私が担当している「お買い物チーム」では以前、RACI(レイシー)チャートを使ってエンジニアの役割分担を整理しました。開発スケジュールの責任はエンジニアにあるのかPMにあるのか…など、役割をはっきりさせるのも、手法の1つだと思っています。

様々な角度からPMの仕事論を聞いてきたが、同時に気になるのが「採用の考え方」。同社ではどのようにPMの採用やアサインの基準を設けているのだろうか。実際に採用にも携わっているという宮前氏が答えた。

椿原採用についても教えてください。PMは外部からの採用が多いのか、チーム内のエンジニアがPMに挑戦するようなパスもあるのでしょうか?

宮前現状は外部からの採用が多いですが、社内の優先度が低いわけではありません。PMに限らず、10Xでは職種をチェンジするプロセスも整備されているので、外部採用と同じような基準で、職種の変更を評価するようになっています。

椿原PMのアサインはどのような基準で決めていますか?

過去の経験や適正に加え、本人の意思がある部門に入ってもらえるよう、調整するようにしていますね。

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PMの仕事は、どんな瞬間にやりがいや喜びを覚えるか

イベントが終盤に差し掛かり、徐々に熱量の高まりを見せる中、議論は本質的な「PMの仕事論」に立ち入っていく。「丸い結論にならないための議論との向き合い方」という質問に対しては、お買い物チームでPMを務める太田垣氏が持論を展開した。

太田垣個人的には、ロードマップの作り方にPMの力量が現れると考えています。

合議制で丸い結論になった中途半端なロードマップは、いいものを生まない。何をどういう順番でやるべきか、説明責任を果たせる芯を持ったロードマップを作れることが、優秀なPMの条件だと考えています。

ただ、一方的に押しつけたロードマップは、うまくいかないことがあることも留意しなければなりません。メンバーに納得感を持たせ「やりたい」と思ってもらえるように設計することも肝要です。

大胆な組織変革を乗り越え、新たなフェーズに進もうとしている10X。そんな現場を誰よりもシビアに、柔軟に見つめる3人からは、チームとしての出力を最大化するための貪欲な姿勢と、PMとしての自信が垣間見えた。

この3人を動かしている原動力は何なのだろう──。イベントの最後、ファシリテーターの小谷氏が率直に感じた疑問をぶつけた。PMとして何にやりがいや喜びを感じるのか、率直に語ってもらった。

太田垣担当している「お買い物チーム」は、売場そのものや、それをデザインするツールなどで足りない部分が顕在化しやすく、対処するための選択肢も多様です。さまざまな可能性が想定できる中、ベストではなくてもベリーベターなロードマップを考えるのはおもしろいですし、打った施策があたれば、率直にうれしいと感じます。

また、プロダクトを作り上げていく過程で、PMがかっちり仕様を決めるのではなく、デザイナーから想像を超えた斜め上の解決方法が示されると、快感を感じますね(笑)

宮前お届けチームは、「どれだけ多くの注文を出荷できるか(キャパシティ)」と、「どれだけ効率よくピックパックや配送作業ができるか(オペレーション)」の両面から、サービスを改善しています。ただ、2つの課題を解決するには私たちのチームだけでなく、他チームと連携が必須。そんな課題に対して、チームをまたいで一気通貫で解決できるアイデアが浮かんだ瞬間に快感を覚えますね。

私たちが取り組んでいるネットスーパーという領域は、いかに多くの人に使ってもらえる状態にできるかが勝負だと考えています。そんな目標に対して、たどり着くための課題やヒントが見えた瞬間に喜びを感じますね。

10Xと聞くと、スタートアップが「冬の時代」と呼ばれる昨今でも非連続的な成長を実現している企業。外から見ると「順調」そうに見えるが、拡大期ならではの課題やジレンマを垣間見ることができたのは、貴重な時間だったのではないだろうか。

新しい開発体制に移行して数か月。成長を見せた点だけでなく、新たに見つかった課題も率直に語ってもらった。今後、プロダクトへの強い想いとビジョンを持った登壇者たちが、どのようなアウトプットで10Xを成長に導くのか。事業や組織の拡大がもてはやされがちだが、現場で一線を支える「PM」というキャリアにも、思いを馳せる機会がもっと増えてほしいと感じた。

こちらの記事は2023年09月26日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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