コード一行もない「紙芝居」での調達から、売上ゼロの2年間──DNXと共に耐え忍んだInsightXの、“泥臭すぎる検証”から得た勝ち筋とは

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中沢 弘樹

東京大学の学部・大学院にて情報系を専攻。2019年、ベイン・アンド・カンパニーに入社。全社成長戦略やNPS改善などを経験。2021年に株式会社InsightXを共同創業。

倉林 陽

富士通、三井物産にて日米のITテクノロジー分野でのベンチャー投資、事業開発を担当。MBA留学後はGlobespan Capital Partners、Salesforce Venturesで日本代表を歴任。2015年にDNX Venturesに参画し、2020年よりManaging Partner & Head of Japanに就任。これまでの主な投資先はSansan、マネーフォワード、アンドパッド、カケハシ、データX、テックタッチ、コミューン、FLUX、ナレッジワーク等。同志社大学総合政策科学研究科博士後期課程修了、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営大学院修了(MBA)、一橋大学法科大学院ビジネスロー専攻修了。著書「コーポレートベンチャーキャピタルの実務」(中央経済社)

新田 修平

京都大学経済学部卒業後、野村證券株式会社に入社。投資銀行部門にて、素材エネルギーセクターやテクノロジーセクターのM&Aアドバイザリー業務に従事し、大型の業界再編やクロスボーダー案件、地方企業の事業承継など、多種多様なM&A案件を担当。また、人事部にて新卒採用も担当し、多くの採用イベントの企画・運営や採用面接に従事。2021年にThe University of Chicago Booth School of Business(MBA)をHonors degreeにて卒業。2022年よりDNX Venturesに参画。

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生成AIブームの喧騒など、彼らにはノイズでしかなかったのかもしれない。少なくないスタートアップが「LLMラッパー」や「早期のMRR(月次経常収益)積み上げ」に奔走する中、あえて2年間、売上ゼロの潜伏期間を選んだ企業がある。InsightXという、大企業向けCX改善AIプラットフォームを展開するスタートアップだ。

率いるのは、一見すると人懐っこい笑顔が印象的な起業家、中沢弘樹氏。そして、その「暗闇の2年間」を、一度も急かすことなく伴走し続けたのが、DNX Venturesの倉林陽氏と新田修平氏である。2022年にシードラウンドで初めて投資し、この2025年12月発表のシリーズAラウンド1st Closeではリード投資家として6億円を投資した関係性だ。

InsightXが目指したのは、「手軽に作れてすぐ売れるSaaS」ではなかった。ヒアリングによる市場調査を泥臭く繰り返したうえで、大企業に入り込んでの100回を超えるA/Bテストの果てに辿り着いた、真のVertical AIプラットフォームと言えるだろう。

シード調達時の、プロダクトのない「紙芝居」から始まった3人の信頼関係。そして、SaaSの定石を覆す「DS×FDE(Palantir型)」モデルへの必然的な到達。なぜ今、非効率にも見えるこのモデルで、シリーズAという若いフェーズながら強いMoatを築きつつあり、投資家からの熱い期待を背負っているのか。投資家と起業家の対話から、その全貌を解き明かす。

  • PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
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「紙芝居」での1億円調達。DNXが見抜いた、中沢氏とチームの“非言語的な魅力”

新田今まで数多くのシード投資に関わってきましたが、あれほど「紙芝居」だけだったピッチは、私は初めてでした(苦笑)。

DNX Venturesの新田氏は、InsightXの創業期をそう振り返り、苦笑いも見せる。当時のInsightXには、プロダクトとしてのコードの1行すら存在しなかった。中沢氏の手元にあったのは、構想が描かれたスライド資料だけ。

しかし、DNX Venturesのマネージングパートナーである倉林氏は、むしろ大きな期待感を持ってそのプレゼンを見ていたという。

二人の出会いは、投資に向けたプレゼンの1年ほど前。中沢氏が起業準備をしていた際、FLUX代表の永井元治氏を介して設定された会食の席だった。

倉林会った瞬間から、もうキラキラしていたんですよ。何をやるかはまだ分からないけれど、とりあえず応援はしたいなと感じさせられました。

倉林氏は、当時の印象を笑顔で振り返る。

倉林コンサルティングファーム出身者には、もちろん優秀な方が多いです。しかしその中でも、スタートアップの経営者には人間的な魅力、いわゆる「人懐っこさ」も非常に重要で、これを持つ人が多いとまでは言えません。

中沢さんには、裏表が一切ないように感じられ、邪悪さなど微塵も感じませんでした。きっと良いチームをつくれるだろうと思ったんです。

その「予感」は、すぐに「確信」へと変わる。中沢氏が創業メンバーを集める過程で発揮した、異常なまでの熱量と行動力を目の当たりにしたからだ。

特に象徴的なのが、現在のCTOである岸本氏を口説き落としたエピソードだ。当時、岸本氏は楽天に在籍し、Kaggle Master(世界トップクラスのデータサイエンティストに贈られる称号)でもある経験豊富なエンジニア。プロダクトも資金もない中沢氏にとって、本来であれば高嶺の花とすら言える存在だったかもしれない。

中沢自分がエンジニアとして学生時代に働いてきた経験から、 「一人目のエンジニアがその会社のレベルを決める。だから妥協はできない」という信条がありました。強いエンジニアは、強いエンジニアがいる環境でなければ集まらないと思っていたためです。

創業1年目に岸本と知り合うことができ、「この人しかいない。彼が来るまでは、ほかのエンジニアを絶対に採用しない」と決めました。

その想いを携え、2022年2月に中沢氏は直接想いを伝えるために、岸本氏の住む仙台まで足を運び、目指したい世界について熱量高く語り続けた。すると帰京後、「面白そうだからもう少し話を聞いてみたい」という連絡が。

それから数カ月間、毎週木曜日の夜にオンラインで語り合う時間を持ち続けた。構想だけでなく、互いのキャリア観やプライベートな相談まで、泥臭い対話を積み重ねた結果、2022年5月に、フルタイムでの参画が決まった。

倉林1人目のエンジニアのクオリティで、そのスタートアップの発射台の高さが決まります。妥協せず、最高のタレントを口説き落としてきた。スタートアップ経営者として最も重要な仕事の一つをしっかり果たしたということだと思います。

紙芝居の内容を夢物語にしないよう、現実にするための「人」を惹きつけた中沢氏の行動力は、わかりやすく印象的だ。まさにDNX Venturesは、まだ見ぬプロダクトではなく、「中沢氏を筆頭としたチームの資産価値」に、最初のベットをしたのである。

そうして、DNX Venturesと、ジェネシア・ベンチャーズは、InsightXのシードラウンドで合計1億円の投資を決めた(この時はジェネシア・ベンチャーズがリード投資の立場となった)。

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売上を追うな、価値を追え。「100回のA/Bテスト」に費やした2年間の潜伏

だがそれから約2年間、InsightXの売上グラフは、ほぼ地を這っていた。スタートアップにとって、売上が立たない期間が続くことは、そのままキャッシュがどんどん目減りしていくことを意味し、死へのカウントダウンとなることもよくある話だ。

ところが、InsightXはそれを戦略的に進めていたのである。事業の停滞などではない。意図された「潜伏」だったのだ。

その背景に、DNX Venturesが考える鉄の掟がある。

倉林PMF(Product Market Fit)前のシリーズAラウンドの調達実施は、何としても避けるべき下策だと考えています。

倉林氏は、多くのスタートアップが陥る罠について、厳しい口調で語る。

倉林事業・プロダクトの質が中途半端な状態でバリュエーションを上げ、シリーズAとして大型調達をしてしまうことほど、恐ろしいことはありません。実態とは不釣り合いな高い評価額が一度ついてしまえば、その正当化を考えてしまうようになり、目先の売上(MRR)づくりばかりに目を奪われがちになる。

顧客が本当に望んでいないプロダクトを、営業現場の試行錯誤でなんとか売っていく。その結果として訪れるのは、大量の解約(チャーン)と、組織の疲弊だ。一度そのサイクルに入ってしまえば、二度と正しいPMFには戻れないとも言われる。

新田だから私たちは、中沢さんに「売上はどう増えていきそうか?」など一度も聞きませんでした。この時のフェーズで重要なのは、数字をつくることでなく、エンドユーザーやクライアント企業にとって代えがたい価値を証明すること。そのような明確な共通認識をInsightXの皆さんと持てていたと思います。

この投資家の覚悟に応えるように、中沢氏とチームは狂気ともいえる検証プロセスに没頭した。それが、エンタープライズ向けBtoB事業では異例の「100回以上のA/Bテスト」だ。

それは、「ECサイトのタイトルの文言を変えて、変化を見る」といった単純なものではなかった。トップページに掲載するコンテンツの順番変更やUIの細かな変更、対象ユーザー属性の区分けなど、多様な変数を扱う、複雑なテストの繰り返し。その一つひとつにおいて、パートナー企業の中でさまざまな調整が必要になるものだった。

そんな、普通であれば数カ月を要するような現場での仮説検証を、なんとInsightXは同時並行で一気に進めてきたわけだ。

新田正直に言って、私も「ここまでやるのか」と驚かされていました。

どれだけ単純なECサイトでも、トップページやカテゴリー別ページ、そして商品ページ、さらにはカートや、決済画面など、いくつものページが連なるので、ユーザージャーニーとして無数の分岐点があります。

その全ての遷移を検証範囲として網羅した上で、CXの改善と売上向上が両立できる「勝ちパターン」を見つける仮説検証を回し続けていたんです。「ある指標が上向いたらその分、別の指標が下がる」というトレードオフまで、全て計算に入れているんです。

その緻密さは、「Excelは得意」と自認する、京都大学経済学部出身・野村証券投資銀行部門を経験してきた新田氏ですら、舌を巻くレベルだった。

新田以前、クライアント企業向けにROI(投資対効果)を算出するロジックを見せてもらったんです。そうしたら、そのExcelがもうびっくりするくらいに複雑で(笑)。私も、「え、ちょっと待って、え?」と反応してしまい、読み解くのにしばらく時間がかかるほどでした。

「ここが上がると、こちらが下がる」という係数が全て数式化されたかたちで、A/Bテストの結果が詰め込まれていたんです。これを見た時、InsightXのPoC期間の大きな価値を強く感じました。

売上ゼロでも、DNXがむしろ安心して期待を寄せ続けた理由。それは、中沢氏たちのPoCにおける成果が、疑いようのないレベルの「数式」「事実」で構成されていたからに他ならない。

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価値を約束できないプロダクトは、「顧客への裏切り」だ。暗闇を走り抜けた“ピュアな正義感”

とはいえ──と、中沢氏は難しさを覚えた時期についても率直に振り返る。投資家(株主)との合意があったとはいえ、現場のチームにとって「売上がない」という事実が、時に重くのしかかる。

中沢正直、何度も不安になりました。戦略や理論の上では、正しい道を進んでいるはず。

でも、ビジネスとして本当にこれでいいのか?このまま資金が尽きて終わるんじゃないか?

起業家としては、そんな恐怖が、ふとした瞬間に襲ってくるんです。

中沢氏は当時の心境を吐露する。「もう、製品版として営業し始めてみようか」と考えたことは一度や二度ではないという。おそらく、この優秀なチームで営業トークを磨き上げていけば、一定の売上は立っただろう。

しかし、そのたびごとにInsightXのチーム内では多くの議論を交わし、耐え忍ぶという選択をするに至ってきた。

「価値を提供できるかどうかわからないプロダクトを売るのは、世の中にゴミを広げているのと同じだ」と、誰かが言った。その言葉が、チーム全員の心に刺さった。人生を懸けてスタートアップをやる意味は何か。小銭を稼ぐためか?それとも、役に立たないかもしれないものを商品化して稼ぐためなのか?

こうした議論をピュアにし合うのが、中沢氏という起業家、そしてInsightXというチームの大きな特徴だった。能力が高いだけの集団なら、成果が出ない焦りから分裂していたかもしれない。しかし彼らは、事業における美意識とも呼べそうな、深い部分で繋がり、強い意志を共有し合っていた。

中沢みんな、根が真面目で不器用なんです。でも、その「邪悪さのなさ」があったからこそ、誰一人欠けることなく、あの暗闇を走りきれたのだと思います。

以前のインタビューでもお伝えしましたが、そもそも私自身は「受けてきた恩を、社会に還元したい」というPay it Forwardの精神がすべての原動力なんです。だから、クライアント企業への経済的な価値はもちろんのこと、その先の社会や人々に幸せを届けられるプロダクトでなければ、やるべきではない、という想いで取り組んでいるんです。

倉林氏は、そんな彼らの姿を静かに見守っていた。

倉林苦しい時にこそ、人間の本性が出ます。逃げたり、ズルをしたり、数字をごまかしたり。でもInsightXは、そうなりかけることすらなく、誠実に事業に向き合い続けた。その姿に、私たちも信頼を深めていったんです。

2年間の潜伏期間。それは単なるプロダクト開発の期間ではなく、「何のための会社なのか」という問いに対し、全員で議論して答えを出し続けた期間でもあった。そして、その答えが整理されたタイミングで、事業面ではPMFがあり、次のステージへ進む準備が整ったというわけである。

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DS×FDEモデルが、「Palantirの二番煎じ」ではなく「必然」だった理由

ところで、「AIスタートアップ」と聞けば、多くの人は受託開発、あるいはSaaS型のツール提供を思い浮かべるだろう。

InsightXが構築したのは、その“間”のような事業モデルだ。どの企業に対しても「個別開発のような柔軟な価値提供」が可能であり、かつ、初めの導入は非常にスピーディーに進めることができる。そんなプロダクトを、Deployment Strategist(DS)とForward Deployed Engineer(FDE)が導入後に深く入り込み、どんどん大きな価値を生み出していく形にしていくというもの。

だが一見、労働集約的過ぎるアプローチのモデルにも思える。読者からも「時代に逆行しているのではないか?」という声が聞こえそうだが……。

中沢ものすごくハイタッチで重たいコンサルティングが必要なプロダクトに見えてしまい、スケールしにくい事業戦略だという印象を与えてしまうかもしれません。

ですが、実際の中身は、みなさんの想像以上にライトなものにできています。

その秘密は、徹底的なAI活用にある。InsightXではエンジニアだけでなく、ビジネスサイドのメンバー全員がGit(ソフトウェア開発で使われるバージョン管理ツール)を使いこなし、かつ全員がAIとペアで仕事をしているのだ。提案書や事業計画書といったビジネスドキュメントまでもがレポジトリで管理され、ドキュメントのドラフト作成から、レビュー、プルリクエストのマージ判断に至るまで、あらゆる工程でAIが介在する。戦略コンサルティングファーム出身者も、Kaggle Masterも、皆同様に、AIを相棒に、同じ開発プロセスの中で働いているのだ。

また、話が少しそれてしまうが印象的な事例として、以前、InsightXのメンバーは「今日のランチをどこにするか」を決めるためだけに、わざわざアルゴリズムを組んでランダムに決めるという遊びをしていたというエピソードがある。そんなギークな一面があるチームである。

「息をするようにAIを使う」とは、彼らにとってもはや比喩ではないと言えるほどである。

中沢情報収集やコーディング支援のようなわかりやすい部分はもちろんのこと、経営・事業戦略の策定や、提案書の作成、クライアント企業内のデータの分析など……。すべての業務の裏側で、AIをフル活用しています。

特に、ハイタッチに見える「元戦略コンサルタントや、Kaggle Masterの称号を持つエンジニアによる、プロダクトの導入・活用支援」については、徹底的な型化・自動化を進めています。先ほど紹介した元楽天のエンジニアであるCTO岸本が、この部分を力強くリードしてくれました。

そうして、人間が汗をかくべき「顧客との対話」以外の時間を、極限まで圧縮できるようにしているんです。

“ハイタッチ”な手厚い支援によるクライアント体験を、“ロータッチ”寄りと言えるくらいの工数での対応で実現する──という難題に挑み、そのための組織を設計してきた。

DSやFDEという役割名を見て、もしかしたらアメリカのスタートアップ・Palantir Technologiesのマネをしているように感じた読者もいるかもしれない。だが、役割定義が似たものになったのはあくまで結果論である。掲げるミッションと、その実現のための事業モデルをゼロベースで検討してきた中で、最も適切な組織設計と役割定義として、DSとFDEによるプロジェクト推進体制が生まれたのである。

そして、その結果として、高いARPA(平均顧客単価)と、チャーン(解約)ゼロ、そして継続的なバリューアップによる驚異的なNRR(売上継続率)を実現。新田氏は投資家として、このモデルの競争優位性にも高い期待を寄せている。

新田今、世の中にはLLMのAPIを叩いただけの「ラッパー」と揶揄されるようなサービスも増えています。そんな中、InsightXは違う。まず初めに、泥臭く現場に入り込み、仮説検証を繰り返し、事業・プロダクトとして生み出すべき価値の特定に注力してきた。そして、その価値の発揮に最適なモデルとして、Palantir Technologyと似た形にたどり着いたというわけです。

詳細は明かせませんが、我々が見てきた中でもトップレベルでtime to valueが短く、且つARPAの高い事業となっています。しかも、他社が持っていない「現場の一次データ」を扱える状態で入り込んでいますから、アップセル・クロスセルの余地はまだまだ大きい。プロダクトを増やしながら、AIの精度も上げていくことで、ものすごい成長をこれから期待していけそうで、楽しみなんです。

倉林「導入すれば、売上が増える」ということをファクトベースで提示できるので、クライアント企業側から見てもそのエコノミックバリューが明確です。導入がまだまだ増えていくと確実に期待できます。本当に楽しみですね。

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「成功したい」よりも「役に立ちたい」を目指すInsightXへの、DNXの期待

倉林「成功したい」ではなく「役に立ちたい」というマインドが、やっぱり大事だと思うんです。この点で、中沢さんは本当にピュア。出会った時から今まで、変わることなくこのマインドを感じます。

ピュアだからこそ、強い事業をつくってこれたし、優秀なメンバーも集まってきた。そしてシード期の2年間の粘りと成果があった。今回のシリーズAでは6億円の投資となりましたが、まさに「投資しない理由がなかった」と言えます。

このまま、小器用に立ち回る経営者になんてならず、その「人懐っこさ」と「泥臭さ」を持ったまま、突き抜けてその結果として成功するというところに至っていってほしいですね。

新田私たちも引き続き、変わらず支援していきますし、特に目先は組織化について一緒にじっくり向き合っていこうと思っています。新しいメンバーも含めたチームが皆、中沢さんたちと同じ目線で、より良い事業展開が進むように支援できればというところです。

良い事業・プロダクトがすでにあるのですが、より強くしていくための重要なフェーズです。新たな仲間が貢献できるチャンスがあります。こんなに面白いチームはそうそうありませんから、ぜひ広く興味をお持ちいただきたいですね。

中沢今の戦略上、メンバーを一気に100名規模などにまで大きくしていくわけではありません。引き続き精鋭組織としてやっていくわけなのですが、そんなチームだからこそ、一人ひとりの貢献が非常に大きくなり、やりがいは強い環境だと思います。

InsightXはシリーズAラウンドに入り、事業検証フェーズから拡大フェーズへ大きな一歩を踏み出した。

だが、きれいな事業モデルとプロダクトがあるように見える部分があったとしても、壮大なミッションの実現に向けてはまだほんの小さな一歩目に過ぎないともいえる。

そんな同社が求めているのは、正解のないカオスな環境で、引き続き難しい仮説検証を自律的に進めていけるメンバーだ。

AIなどの最先端の武器を当たり前のように活用しながら、泥臭く現場にも飛び込み続け、クライアント企業含め誰もまだ気づいていない課題を言語化し解決していくメンバーを増やしていこうとしている。

もしあなたが、成功よりもむしろ、「誰かの役に立つこと」にこそ強い関心を持つのであれば、InsightXこそがまさに合致する環境になるのではないだろうか。

こちらの記事は2025年12月29日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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藤田 慎一郎

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