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VCの皆さんは未来に投資していると思うのですが、どのように「これから伸びるマーケット」を見つけているのでしょうか?非現実的な未来予測の話ではなく、よく言われている「半歩先」のイメージです。

質問

VCの皆さんは未来に投資していると思うのですが、どのように「これから伸びるマーケット」を見つけているのでしょうか?非現実的な未来予測の話ではなく、よく言われている「半歩先」のイメージです。事業をつくるにあたっては、この半歩先を見据えることが大事だと思っているので、参考にさせていただきたいです。

回答
回答掲載日
2021.02.08
湊 雅之

東京工業大学工学部・同大学院卒(工学修士)。米カーネギーメロン大学経営大学院卒(経営学修士)ボストンコンサルティンググループにて国内大手企業の中期経営計画の策定やトランスフォーメーションの実行支援の戦略コンサルティング、独化学大手BASFにてエンタープライズ営業および新規事業開発に従事したのち、VCの世界へ。STRIVE(旧GREE Ventures)、Salesforce Ventures、DNX Venturesにて、日本のB2B/SaaSスタートアップ約40社へのVC投資および成長支援を担当。ロンドン在住。過去の投資実績は、ココペリ、コミューン、イエソド、エンペイ、カウリス、アガサ、Resily、MyReferなど。

マクロ視点とミクロ視点の両方を意識的に情報を取って、投資仮説を作ることが多いです。
マクロ視点は、国内外の一般紙(日経新聞やEconomist)で話題になってることや、法規制の変化等を見てます。加えて私の場合、SaaSがメインの投資テーマなので、国内外の資金調達のニュース、欧米のSaaSに強いキャピタリストのブログやポッドキャスト、レポートを乱読するのに、週3-6時間位使ってやっています。

ミクロ視点では、B2Cテクノロジーで流行っているものは無いか、なぜ流行ってるかを考えるために、サービスを使ってみることを意識的にやっています。当たり前ですが、SaaSの利用者は、ワーカーであると共に一般消費者です。そのため、コンシューマで流行っているテクノロジーやUI/UXは、長い目で見てB2Bにも活用されることが多いと思います。Slackの絵文字や非同期ビデオメッセージのLoomが良い例です。もう1つは、色んな人と話をすることです。起業家の方々やVC仲間もそうですが、投資DDを通してお話する、企業のユーザーの方や、スタートアップ業界とは関係ない友人・知人に、世の中でどういう変化が起きてるかや最近何を感じているかをざっくばらんに聞くことが多いです。

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