【ベンチャーキーパーソン名鑑】PdM編Vol.3:SWAT Mobility Japan 河野 陸也氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
SWAT Mobility Japanにおける「PdM」の魅力とは?

以下、話者は河野さん
私はPdMとして、マーケットリサーチ、新規機能の要件定義から開発の進捗管理を行っています。大企業では複数のポジションで担う業務範囲を一人で経験できる為、急速な成長を感じています。
日本で提供する3つのプロダクト(分析事業、オンデマンド交通事業、物流事業)を全て管轄しており、オーナーシップを持ちながらシンガポール本社のPdMと連携し、業務を遂行できる貴重な経験をしています。
PdMの処方箋
処方箋 その1:
コンテキストを理解する
不確定要素が多い中、適切、かつ迅速な判断力が求められています。その判断力を担うには以下3つが重要です。1つ目は、コンテキストを理解することです。ユーザーが持つ課題の背景を好奇心を持ちながら理解することによって、機能要件が明確になり、価値あるプロダクトを提供できると考えます。
処方箋 その2:
チームメンバーへの信頼
2つ目は、チームメンバーへの信頼です。一人がアウトプットできる限界があるため、プライドを捨ててチームメンバーに助けを求めないといけないことがあります。その為にも、チームメンバーとの信頼関係を日頃から構築していることが重要です。
処方箋 その3:
技術への興味を持つ
3つ目は、技術へ興味を持つことです。自身の技術力を向上させる努力をし続けることは、開発者が実現しようとしている内容の難しさや必要な労力を正しく把握することに繋がります。PdMは、ビジネス側と認識されるかもしれませんが、実際には、自身でコード書いて、ライブラリーを利用して見ないと分からないことも多いです。実際にトラブルが発生した時は夜中までコードベースを見ていたこともあります。
PdMを学べるオススメコンテンツ
オススメ:「人生の経営戦略」
次のキャリアに悩んでいる中、PIVOTチャンネル「人生の経営戦略」の中の「人生というプロジェクトの原理」に背中を押されました。前職でやりがいは感じていましたが、業務内容に慣れが生じて、自分の中で成長の天井が見え始めた時期がありました。以前から、環境や業務を変えることが急成長に繋がると思っており、現職のSWAT Mobility Japanへの転職を決断しました。
スキル、知識、経験は圧倒的に積み上げられていて、日々楽しく働けているので、機会を逃さずに決断したのは良かったと思います。
キーパーソン河野氏から皆さんへのメッセージ
私が、担当しているプロダクトであるオンデマンド交通運行システムや分析システムは、高齢者の移動の足となっていたり、ドライバー不足の中、効率的な路線バスの運行に向けたダイヤ改正に利用されていたりと社会貢献性が非常に高い事業であり、働くモチベーションにも繋がっています。
自分の職種の範囲以外でもお互いサポートし合うteam spiritがある組織です。やる気とハングリー精神さえあれば、各自の責任範囲を超えて業務を行うこともできますし、自らが望んでいるキャリアパスを築くこともできると思います。私自身、プロジェクトマネージャー出身でありながら、周りの評価・期待の元にPdMに職種転換をして働いています。
弊社は、間違いなく、他社に比べて、成長できる環境です!
貴社の急成長を支えるキーパーソンの「仕事術」も、この連載で解き明かしませんか?掲載ご希望の企業様はこちらのフォームよりご応募ください。
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こちらの記事は2025年07月17日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
連載ベンチャーキーパーソン名鑑
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