「SaaS×3Dデータ」で、常識を変える──成長産業創出の手触り感を、DataLabsの開発陣3人が語る

インタビュイー
佐藤 大輔

広島県尾道市出身。酒とバッティングセンターとハイキングが趣味。 京都大学で物理の博士号を取得後、海外で5年間ポスドクとして研究に従事。 その後、東大数学発AIベンチャーで研究開発・受託開発(分野は画像認識・3Dデータ処理・機械学習・ロボティクス)を行い、2020年4月より同社のCTOに就任。採用・エンジニアリングのプロセス改善などの全社的な活動も行った。 2022年4月にCTOとしてDataLabs株式会社に参画。

中村 博祐

東京都出身。地方出身者の地元話に入り込みたいけど入り込めない性格。ニートを経験した後、なんとか大学と大学院(農学)を卒業して、想定していなかった航空測量会社へ就職しキャリアをスタート。カメラやLiDARなどのセンサに囲まれ、GISとCADに奔走されながら地図や航空写真の作成業務に従事。その後、通信会社でドローン事業開発を担当し、サービス立ち上げの苦労を経験。2021年9月にDataLabsに入社。

清田 雄平

愛知県からフルリモート勤務中。趣味は車と魚料理。夢は北海道移住。 大学で電気の勉強をして電力会社に入社したところ、なぜかITの部署に配属される。その後何だかんだでITが面白くなり、新規事業部署で内製開発チームを立ち上げてアジャイルやプロトタイプ開発を実施。 2021年10月にDataLabsに入社し、SaaSのプロダクト開発〜PdMを担当。好きな技術はServerlessとOpenID Connect。

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2018年に日本経済新聞が「SaaS元年」と報道してから久しい。日本でもさまざまなSaaSが生まれてきた。ホリゾンタルSaaSでは、業務効率化に資するものが多く、バーティカルSaaSでは特定の業界課題を深く解いていくものが多い。

そんな中、特にユニークなSaaSを展開するのがDataLabsだ。扱っている「3Dモデル」は現在建設や製造業界を中心にトレンドとなりつつあるが、実は、さまざまな業種・業界への提供へとつながる可能性を秘めている。つまり、ホリゾンタル、バーティカルの“いいとこどり”とも言えるような、SaaSの新常識を創ろうとしているのだ。

DataLabsが展開するのは、無数の点から成る「点群データ」による三次元モデリングや環境シミュレーションなどを一体的に提供するSaaSプラットフォームである。点群データの自動モデル化ツール『Modely(モデリー)』や三次元データの可視化・共有ツール『LinkedViewer』など、業界ごとのニーズに応じたサービスを提供している。

今回は、そんなDataLabsで活躍する、技術開発やプロダクトの責任者3人の話から、同社の事業領域である3Dデータのおもしろさ、同社の強みについて探っていく。

トレンドに敏感なビジネスパーソンなら、まずは無限のポテンシャルを秘めた「3Dモデリング」という分野についておさらいしておきたい。その魅力を、CTOを務める佐藤氏から熱く語ってもらった。

  • TEXT BY WAKANA UOKA
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建設だけではない。将来的にはtoCも!?
発展途上の「3Dモデル」の領域

3Dモデルは、製造業や建設業の設計・見積もり作成で活用される例が多く、今その需要が拡大している。だがそうした足元のニーズにとどまらず、メタバースやデジタルツインでの活用も期待され、toCにもすそ野が広がる可能性を秘めているのが3Dモデリングという分野だ。“わかりやすさ”が1番の特徴で、設計や製造指示、製造現場で活用される他、営業時に資料として3Dデータを用いるケースが増えているのだという。

「まだまだ発展途上で、挑戦しがいのある分野なんです」。DataLabsが扱う3Dモデリングの魅力について、佐藤氏は次のように語る。

佐藤3Dデータ処理は、昨今AIがgithub copilotなどのサービスでわかりやすく力を発揮するようになった自然言語処理と比べると、使われている手法は理論物理にやや近いものです。と言ってもわかりにくいかもしれませんが……(笑)。

3Dモデリングの基となる点群データ処理でのAIの活用は難しく、まだ実用レベルに達していないのが現状。挑戦しがいがある点が魅力なんです。

3Dモデリングで重要となるのが「点群データ」だ。その名の通り、無数の点により構成されたデータのこと。これを活用すれば、あらゆるものを3Dのモデルとして浮き上がらせることができ、完成前の建物や商品など、従来は平面の設計図でしかシミュレーションできなかったものを可視化することができる。国土交通省の「i-Construction」施策推進などにより、建設業界やプラントで急速に普及している。

清田氏も「3Dモデリングというジャンル自体、市場として成長期にある」と述べる。加えて、「目に見えること」を魅力に挙げた。

清田最終的にできあがったものが目の前に形として見えるので、見ていて楽しさを感じられるんですよね。そこが点群データの良さだと思っています。

たとえば、完成前の商品や、全体を見渡すことが困難なぐらいの規模の建物だったりすると、形が見えるのはわくわくしますね。

渋谷地下3Dデータ 、©3D City Experience Lab. 、【表示4.0 国際】ライセンス

https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/(DataLabs提供)

領域や技術としてポテンシャルがあるだけでなく、ニーズが確実に広がりつつある。今、研究開発業務を主に担当している佐藤氏は、「入社当初と比較して、最近はDataLabsが狙うべきニーズが徐々に見えてきている」と話す。

佐藤代表の田尻を始めとしたビジネスサイドの人とお客様の元を訪ねる中で、予想していなかったニーズが見えてくるんです。たとえば、建設現場で使う鉄筋をシミュレーションしたいというご要望をいただいたことがあるのですが、現場のお客様とお話しすることで初めて発掘できたニーズだと思っています。

「国交省が、建設業界での3次元モデルの利活用を推進しているタイミングであることも追い風になっています」と佐藤氏。まずは建設業界を中心に、足元のニーズが当面は拡大しそうだ。

一方、「今後は誰でも点群データを取得、活用できるようになる時代がくる」と話すのは中村氏。つまり長い目で見ると、建設や製造といった特定の業界はおろか、toBだけでなくtoCサービスにも転用しうるというのだ。

中村この10年ほどは、まだ特定の業種や業界でしかデータの取得ができませんでした。点群データを取得するにも、特殊なカメラで対象物を計測したり、その情報を処理する過程で高度な技術が必要だったからです。

それが近年では、スマホや小型カメラの性能が向上していることで、自動運転の車やスマホに点群データを取得する計測機能を付けられるようになってきているんです。将来的には、専門的な知識や技能を持った人だけではなく、スマホを片手に当たり前のように点群データを取得する時代がくるでしょうね。

こうした今まさに技術が発達している活発な世界である点がこの領域の楽しさですね。いずれは、点群データを使った、3次元版のTikTokやInstagramのようなサービスが出てくるかもしれません。

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ジョインの決め手は「自分の手で成長産業を創れること」

3Dモデリングは、建設、製造にとどまらず、あらゆるシーンで普及するポテンシャルがあることがお分かりいただけただろうか。そうした3Dモデリングのリーディングカンパニーに躍り出ようとしているDataLabsにジョインした3人は、どのようなキャリアを辿ってきたのだろうか。

ここで、今回話を聞かせてくれた3人の経歴、DataLabsにジョインした理由に迫ってみたい。三者三様の動機があるものの、「無限のポテンシャルを秘めた事業ドメイン」「スピード感を持って仕組みを創っていく組織風土」という共通点が見えてきた。

佐藤氏は理論物理を専攻しており、京都大学で博士号を取得。その後、5年ほど海外でポスドクを経験した後、AIベンダーのArithmerに入社。機械学習や画像認識、3Dデータ処理の研究開発に携わった後にCTOに就き、採用活動や全社的なエンジニアリングプロセスの改善にも取り組んでいた。

佐藤前職でさまざまな領域にかかわるAIの研究や受託開発に携わる中で、腰を据えて特定の技術領域をじっくり積み上げる経験をしたくなりました。そのため、自社サービスを作っている、もしくは作ろうとしている会社にジョインしたいなと考えていたんです。

世の中に存在するあらゆる技術のなかで、3Dモデリングは自分が1番おもしろいと感じた領域だったんです。まだ画像認識におけるAIほど実用化されていない領域なので、まだまだ発展途上な分野を作り上げていくのが魅力に感じましたね。その分野でのリーディングカンパニーを自分たちで創っていけるチャンスだと思ったので、DataLabsへのジョインを決めました。

中村氏のファーストキャリアは、国際航業で測量や地図の作成を中心に従事。測量の経験を活かし、2社目となるKDDIでは、ドローンを使ったサービスや測量サービスの立ち上げを経験した。その中で、「さらにスピード感を持って事業をグロースさせたい」と考えるようになったという。

中村前職は大企業でしたから、大きなリソースを動かせることや、取引するお客様の数や規模が大きく、市場に対する影響力という面ではとてもやりがいがありました。ただ、影響が大きいだけに、新規事業を立ち上げようと決めても、実際に本質的な業務に取り掛かるまでに6か月を要する、ということもあって……。

もちろんビジネスの規模も魅力だったのですが、もっとスピード感を持って進められる事業のほうが、自分には合っているのではないかと考えるようになりました。

そんな中で出会ったのがDataLabsです。3次元計測や解析領域をどうビジネス化していくのか、具体的な話をしていただけたのが大きかったですね。コンペで連戦連勝してきている実績もあり、将来性に興味を引かれました。

代表の田尻氏は、これまで数々のビジネスコンテストで入賞経験がある。NEXCO中日本が主催するビジネスコンテストで優秀賞ソニーや京セラが主催するコンテストではグランプリにも輝いた。他にも下記のようなタイトルがある。

DataLabs、パナソニック エレクトリックワークス社などが主催するスタートアップ支援プログラムに採択

DataLabs、JR東日本スタートアップ株式会社・東日本旅客鉄道株式会社が開催した課題先行型マッチングイベント「STARTUP PITCH#3」に採択

『アクセラレーションプログラム未来X(mirai cross) 2022』にて【AI/IoT/DX 部門】最優秀賞及び「GAPグラント賞未来X(mirai cross)2022」ダブル受賞

国土交通省中部地方整備局の現場ニーズ・技術シーズマッチングに採択

「面接で田尻さんの実直さに惹かれましたね」とも明かす中村氏。事業の構想だけでなく、代表の人柄にも惹きつけられたという。

「良い意味で仕組みが整っていない点はやりがいにつながっています」。そう語る清田氏も、中部電力という大企業の出身者だ。大学では光電線や光通信に関する研究をしていたというが、情報系のチームに配属となった。そこでITの面白さに目覚めたという。

清田新卒入社後に情報システムやITサービスについて学び始め、前職には丸8年ほど在籍していました。特に興味が強まったのがITサービスで、自分で会社を立ち上げてプロダクト開発を行ったりもしてきました。

そんな中で入社を決めた時のDataLabsは創業1年程度だったので、まだメンバーは数人ほど。3Dモデリングという分野の面白さももちろん魅力ですが、ゼロから事業を創っていくダイナミズムを味わえるのもチャンスだと思いましたね。

ちなみに今も、自分のプロダクト開発を副業で続けています。

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ゼロからルール作りができる環境。
やりがいは「全部と言えば全部」

三者三様の思いを胸にジョインした3氏だが、入社後の活躍に迫ってみたい。

現在、研究開発をメインに担当している佐藤氏。特に、3Dモデルを点群から生成する研究開発がミッションのメインだという。アカデミアが長い佐藤氏のキャリアともマッチしている役目だ。今の仕事内容について、佐藤氏は次のように語る。

佐藤田尻さんをはじめとしたビジネスサイドのメンバーが持ってくる顧客課題の解決法を考えたり、東大の先生との共同開発をしたりしています。

代表例が点群から3Dモデルを自動生成する『Modely』の開発ですね。工事現場の鉄筋などを3Dセンサーで点群情報として取得し、そこから、施工管理や建造物の維持管理に活用します。BIM/CIM(Buiding/Construction Information Modeling)と呼ばれる、建設用の3Dデータとして使いやすいものを自動生成するサービスのための技術研究です。

一般的なWebサービスを作るベンチャー企業と比べると、専門的で高度な技術を要する領域だ。これまでのキャリアで、どういった経験が今に活きているのだろうか。

佐藤前職での機械学習や画像認識、3Dデータ処理の研究開発の経験が、今行っている3Dデータ処理の研究開発業務に活きていると感じます。直接的にというよりは、野球をがんばるために鍛えた身体が、結果的にサッカーの上達スピードにも繋がっているというレベル感での話ですね。

前職の開発経験を活かし、DataLabsでは自ら開発の仕組みやルール作りをしている佐藤氏。そんな佐藤氏について、自身でもWebサービスの開発経験がある清田氏は次のように語る。

清田私が過去の仕事と比べて感じているギャップは、SaaSの中でも、活用している技術の深さがすごいので、イメージしにくいことが多々ある点ですね。理論上の話を実際にWebサービスに落とし込むわけで、思っていたよりだいぶ難しく感じています。乗り越えるべき谷がいくつもあって、私は苦戦してばかりですね。

でも、同じような課題に向き合っている佐藤さんは、いつの間にか乗り越えているので、月に1度は「すごいな」と思わされています(笑)。

いま注力しているのが建設業界向けのプロダクト開発で、現場で不自由なく使ってもらうためにも、とにかく高い精度が求められます。進めるのがとても大変なのですが、前職でCTO経験のある佐藤さんがジョインしたことで、エンジニアリングの文化や開発上のルール、ノウハウといった知見がもたらされ、非常にスムーズになりましたね。

中村佐藤さんはお客様からの要望を受けて、開発の優先順位を振り分けるのが上手い。このバランス感覚はどのように養えばいいのかと、ずっと気になっています(笑)。

展示会で来場者に「Modely」の説明をする中村氏(DataLabs提供)

開発の優先順位や仕組みを自らの手で創っていけるフェーズにあるのが、今のDataLabsの魅力だ。

「自分が作ったものが動き、お客様からフィードバックをもらえるのは新鮮」と語るのは清田氏。加えて、大企業からベンチャーへの転身によるメリットも感じていると語る。DataLabsにジョインして以来、開発現場にとどまらず上流工程にも携わるようになるなど、役割を拡張させてきた。

清田前職は大企業だったので、リソースやアセットが揃っていましたが、DataLabsではそもそも、まだ誰が何をやるのかという整理が十分にされていません、創業期のスタートアップなら当然ですが(笑)。

なので、自分の考え次第で役割を広げられ、それが事業の成長にもつなげられている実感があります。

上流工程から関わったのは「Modely」の開発で、設計書から田尻、佐藤と議論しながら作っていったものになります。開発現場だけでなく、プロダクト戦略や将来構想の設計にも役割を拡張できていますね。

展示会で来場者に「Modely」を説明する清田氏(DataLabs提供)

順調に役割を拡張させていった清田氏だが、実は「技術力には入社前から不安があった」と話す。その不安はどのように乗り越えたのか。

清田入社後3カ月くらいまでは多少無理しながらがんばっていたかなと(笑)。入ってみて大変だったのは工事現場の用語に対応することです。専門用語がかなり多く、お客様が何を言っているのか全然わからないこともあるんですよ。社内でわかる人や鉄筋業務の経験者に聞きながらキャッチアップしています。

逆に、そうやって自学するのは当たり前のカルチャーなので、とにかく「キャッチアップしたい!」という熱意さえあればどうにでもなる環境ですね。

中村氏はやりがいについて、「全部と言えば全部。ないといえばない」という印象的な言い回しをした。

中村やりがいのあるなしをわざわざ考えたこと自体がないんです。強いて挙げるのであれば意思決定の速さと責任の重さですかね。組織として意思決定のスピードが速い上、マネージャー職なので社長の許可を得られたらすぐに取り掛かれます。その分責任はありますが、やりがいがあるとも言えるでしょう。

また、自分のやっていることがクライアントにどう役立っているか実感しやすい点もやりがいに繋がっていると思います。

意思決定の速さについて、DataLabsでは開発を外部に委託することがほとんどなく、自社で営業から開発までワンストップで行っているため、社内ですぐに意思決定ができるのだという。とにかくスピード感を持って事業を進めたい、というビジネスパーソンには打ってつけの環境だろう。

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スピード感と貪欲さが、未来の“3Dモデルのリーディングカンパニー”を創る

3Dモデルを基にバーティカルSaaSを開発し、広い事業展開を構想するDataLabs。今後、さらに事業に注力するためにも、採用は重要な課題だ。佐藤氏らと同様、いや、より優秀な人材を採用するため、技術レベルの向上に努めていると一様に語る。

佐藤普通に考えて、CTOより技術レベルの高い人に入社してもらうのは難しいでしょう。言い換えるなら、CTOがその企業の技術レベルを決めているといっても過言ではない。だから、自分の技術レベルを上げることは採用面においても重要だと考えています。

自ら技術を深めていくだけでなく、Webサービスの実用構築に関する知識を清田さんから教わったり、点群処理について共に研究している東大の先生にいろいろ質問をして貪欲に教わったりしています。

会議に参加する佐藤氏(左)(DataLabs提供)

中村氏も、「雑な言い方だが、自分より優秀な人に来ていただけるようにがんばりたい(笑)」と語る。しかし、スキル以上に重視したいのは人となりだとも添えた。

中村佐藤さんの表現で言うと「気合がある人」。与えられたことや目の前にあることを、とにかくがんばれるような、目標に対して何が何でもコミットする人が今のDataLabsに合うと思っています。

そういう中で、会社が向いている方向性と自分のやりたいことが合致すると、ものすごく楽しいですよ。目標や興味や知見はバラバラなのに、方向性を同じくできているのは結構すごいことなのではないかなと(笑)。

最後に、清田氏はスタートアップならではの変化の速さを挙げ、「変化への適応が何よりも重要」と強調した。

清田スタートアップは、事業面も組織面も、変化のスピードが速い。DataLabsも例外ではありません。入社時の想定が数カ月後には変わり、求められる役割ややるべきことも大きく変わっていくことがあるでしょう。

そうした変化に適応し、自分ごととして捉え直し続けて取り組める人が、将来を担ってくれるのだと思います。

スタートアップならではのスピード感があるからこそ、技術を一段と引き上げ、より良い事業・プロダクトを実現できる。これからより一層注目を集めていくであろう3Dデータのおもしろさと、そこに挑戦し続けるやりがいについて、熱く伝わってくる取材だった。

こちらの記事は2022年09月14日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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