なぜ、スタートアップが薬局を「自前で」創るのか?Linc'wellが真のUX実現のため描く、妥協なき新規事業戦略
Sponsoredクリニックでの診療は、オンライン予約に対応しているクリニックも増えてきて、利便性は高まっている。だが、そのあとの薬の受け取りのために調剤薬局へ足を運ぶ、混雑している時は待ち時間が長い……。
医療のデジタル化が進む現場を取材する中で、こうした声を聞く機会が増えてきた。どれだけ予約や診察案内がスムーズになっても、患者体験の“ラストワンマイル”と言える「調剤薬局での体験」が、また別の壁として存在する。患者からすれば一連の流れとして認識される「予約~診察~処方(調剤)」という体験に分断が残るままでは、デジタル化の恩恵が社会に浸透してきたとは言い難いのではないだろうか。
そんな中、累計800万件以上(2025年12月時点)のオンライン診療実績を有する医療機関向けにシステムを提供するLinc'wellが、その課題をユーザーファーストで抜本的に解消すべく、「薬局事業の垂直立ち上げ」に乗り出した。
まず新橋に2024年5月に「miteme薬局」を新規開設。さらに翌年大田区の薬局を買収(M&A)する形でリアルな拠点を拡大した。現場の薬剤師とエンジニアが一体となって開発する独自のオペレーション・プロダクトを武器に、医療体験のシームレス化に向けた取り組みを進めている。これは、ニーズの増えつつあるデジタル医療が、全国津々浦々に浸透していくための、非常に画期的な動きだと言えよう。
現場で奮闘する薬剤師一人ひとりの「○○が不便」という声が、数日後にはエンジニアによってシステムや自動オペレーションに実装される圧倒的な開発スピード。M&Aで得た拠点のオペレーションを、新橋拠点の薬剤師が該当店舗のスタッフを兼務する形で連携。彼らは、単なる薬の即日配送という利便性向上を超えて、医療体験全体の質を高めようとしている。
なぜLinc'wellは、あえてレッドオーシャン化している薬局業界に踏み込み、プロダクトの内製とM&Aを同時に推し進めるという難しい戦略を選んだのか。本記事では、Linc'wellが目指す「最高の医療体験」の実現に不可欠なピース、薬局事業の戦略とその裏側にある挑戦の物語を、miteme薬局をはじめ、オペレーション関連組織を横断的に管掌する責任者、エンジニア、薬剤師、3者の視点から解き明かす。
- TEXT BY TAKASHI OKUBO
- PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
コンビニより多い6万店以上。巨大薬局市場が抱える“構造的ジレンマ”
オンライン診療の普及は、医療を時間や場所の制約から解放し、その利便性を飛躍的に向上させた一面がある。スマートフォン一つで診察が完結し、多忙なビジネスパーソンや、育児・介護で家を空けられない人々にとって、それは革新的な体験となるはずだった。
だが、その体験は今も、最後の「薬の受け取り」というステップで分断されることがある。
一部のオンライン診療関連サービスでは、この分断がより深刻な形で現れている。「診察予約アプリ」「処方箋連携サービス」「お薬手帳アプリ」がすべてバラバラの事業者に分断され、患者は複数のサービスへの登録を強いられることも見受けられる。それならば、結局は近所のクリニックで紙の処方箋をもらい、そのまま隣の薬局へ行くほうが早い──。オンライン化の恩恵を、患者が享受しきれていない場面もあるのだ。
その背景にあったのが「門前薬局」という独特の構造だ。
クリニックを訪れて診療を受ける場合、患者が診察を終えた後、移動の負担は少なく薬を受け取れるよう、多くの医療機関の近隣に薬局が配置されてきた「門前薬局」モデル。長らく日本の医療を支える仕組みとして整備されたこの構造は、対面診療を前提とするならば、極めて合理的かつ効率的な社会インフラともいえる。
しかし、オンライン診療の普及は、その根底にあった「患者はクリニックに物理的に訪れる」という大前提を覆した。オンライン上で完結するはずの体験が、薬を受け取るという物理的な行為によって断絶される。これは、単なる待ち時間の問題ではなく、約8兆円(*1)の市場規模と約6万店舗(*2)という巨大な市場が、オンラインという不可逆な変化に対し、従来の仕組みだけでは対応しきれていないということだ。
*1……厚労省「令和6年度 調剤医療費(電算処理分)の動向」での調剤医療費は8兆4,008億円。保険外の調剤もありうるため、実際の市場規模はさらに大きくなるという推計も可能
*2……厚労省「令和5年度衛生行政報告例の概況」によると令和5年度末の薬局数は62,828施設。日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア 統計データ」によるとコンビニエンスストアの数は2024年12月末で55,736店であり、薬局のほうが全国で多い計算となる
オペレーション統括として関連組織を横断的に管掌する一寸木氏は、この市場の構造的課題を冷静に分析する。
一寸木薬局を取り巻くマクロな環境を見ると、市場は非常に大きいものの、その伸びは鈍化しています。約6万店舗が存在し、統廃合も進んではいるものの、依然として最大手でも数%程度のシェアに留まるとみられ、特定の企業による独占が進んでいないのが現状です。また、コンビニエンスストアなど他の小売業界と比較して、非常に分散しているのも特徴ですね。
医療財政のひっ迫や薬剤の供給課題拡大などもあり、薬局業界には、いわゆる「かかりつけ薬局」として患者の健康管理に貢献していくことや、スケールやテクノロジー活用を通じて生産性を改善していくことが期待されてきた。だが、現実には小規模なプレイヤーが乱立するとともに、対面診療を主軸とした従来の門前薬局型の事業に依拠し、業界全体としての大きな変革が起きにくい構造が続いてきた。
2020年ごろから、調剤薬局大手企業に加え大手ドラッグストアチェーンも含めM&Aの動きが見られるように、業界再編のトレンドが生まれ始めているが、まだ道半ばといったところだ。
この巨大市場に横たわる「分断」は、患者にとって純粋な体験価値の毀損(きそん)にほかならない。miteme薬局のプロダクト開発を率いる寺山氏は、「患者視点」での違和感をこう語る。
寺山一患者視点で見ると、診療を受けてから薬をもらうまでは、本来「一連の医療体験」としてあるべきです。患者さんは、そこの体験が分断されているとは考えていません。診療を受けたら薬を処方してもらって受け取る、という当たり前の体験を、患者さんがオンラインという手段を選んでもスムーズに実現する。それが満たせないならば、我々がやる意味はない。そこはプロダクト開発において、最も妥協できないポイントでした。
そして、この構造的な課題は、現場の最前線に立つ薬剤師をも苦しめていた。薬剤師の土佐氏は、従来の薬局が抱えていたジレンマを明かす。
土佐薬剤師目線からしますと、どれだけクリニックが効率化を進めても、結局、薬局で患者さんを長時間お待たせしてしまう事態は、患者さんの体験として非常に良くありません。
一方で、薬剤師としては、お待ちいただいている中でも、一人ひとりの患者さんとしっかり向き合わなければならない。この「待たせないこと」と「しっかり向き合うこと」を両立させるのは、従来のオペレーションでは非常に難しいポイントだと感じていました。
患者を待たせているという焦りが、薬剤師から「患者とじっくり向き合う」という本来最も重要な業務に割く時間と心の余裕を奪う。この「患者・薬剤師双方にとって不幸なギャップ」こそが、Linc'wellが薬局事業を通じて正すべき「体験の分断」の正体である。
テクノロジーの力で、分断された医療体験を「シームレスな線」として再設計する。Linc'wellが薬局事業に参入したのは、それがミッションの実現に不可欠な、避けては通れない挑戦だったからである。
大手が参入しない“非効率”な領域。Linc'wellが「自前主義」を貫く理由
こうした市場の課題に対し、Linc'wellはなぜ、外部薬局との提携だけでなく、あえて自ら薬局を運営するという道も選んだのか。
その最大の理由は、既存の仕組みの上では彼らが目指す「シームレスな医療体験」の実現は難しいと判断したからだ。一寸木氏は、その決断の背景をこう語る。
一寸木オンライン診療のシステムを提供していても、その先の薬局体験がバラバラでは意味がない。自前で薬局を運営し、診療後の薬局体験まで含めて設計・改善できないと、患者さんにとって納得感のある体験を担保できない点に、課題を大きく感じていました。
エンジニアとして薬局のプロダクト開発全体を統括する寺山氏も、患者視点での「医療体験の連続性」の重要性を強調する。
寺山一患者視点で見ると、診療を受けて薬をもらうまでは、一連の医療体験ですよね。患者さんの視点で言えば、別にその体験をそこまで分けて考えていないはずなんです。
なぜ、既存の大手薬局プレイヤーではその「分断」を解消することが難しいのか。一寸木氏は、その構造的なジレンマを指摘する。
一寸木既存の薬局の多くは、当然ながら対面の患者さんを前提にオペレーションが最適化されています。もし、目の前に対面の患者さんがいたら、物理的・心情的にもそちらの対応が主軸となってしまう。そうすると、オンラインでの処方箋受付や薬の説明、相談に習熟し、オペレーションを最適化していくことができにくい構造があるんです。
そもそも、オンライン診療経由の患者がどれほどの規模になるか不透明な中で、既存オペレーションの変更やシステム投資に踏み切るのは、大手プレイヤーにとっても容易な判断ではありません。
オンラインでの体験は、片手間で実現できるものではない。オンラインの体験に最適化された人員配置やシステム、そして対面の患者さんへの対応と両立させながらも、オンラインならではのスムーズな体験を実現するオペレーションの構築が不可欠となる。
だからこそ、Linc'wellは自ら薬局を運営する道を選んだ。まずそもそも、Linc'wellが医療機関向けに提供するオンライン診療システムを通じて、オンライン診療後の薬局利用ニーズを一定程度見通せるという点で、大きな優位性をもって立ち上げられるわけだ。
彼らが実現しようとしているのは、大きく二つ。一つは、対面での服薬指導をしながらも、オンライン服薬指導に対応できるオペレーションをゼロから構築すること。そしてもう一つが、そのオペレーション全体を支える「プロダクト」を内製することだ。
Linc'wellの定義する「プロダクト」は、患者が目にするアプリやWebサイトだけを指さない。薬剤師が受領した処方箋の確認・処理から調剤業務までをスムーズに行うための、薬局業務の支援システムはもちろんのこと、その周辺業務を進めるための在庫や人員の管理、配送連携、そして患者への通知に至るまで、薬局におけるUXに関わるすべてのオペレーションまで含め、一つの統合されたプロダクトのように捉えている。
この「UX起点での包括的なプロダクト思想」こそが、Linc'wellの優位性の源泉なのだ。
現場の声が“数日”で実装される開発体制。薬剤師とエンジニアの協働が生む「医療体験の質」
オペレーションとプロダクトの完全な一体化──。それを象徴するのが、プロダクトマネージャーの寺山氏と、現場薬剤師リーダーである土佐氏らから見て取れる、部門を超えた密接な協働体制だ。
まず驚くべきはその開発スピード。Linc'wellは、薬局の根幹となる業務システムを、開発着手からわずか3ヶ月でリリースにこぎつけている。これは、単にエンジニアリング能力が高いというだけではない。
寺山3ヶ月でリリースできたのは、まさに土佐さんたち薬剤師の方々と「本当にコアな機能は何か?」を密にコミュニケーションを取りながら作っていけたからです。薬剤師とエンジニアの“物理的・心理的距離”がゼロだから速い。
例えば、薬局に必要なレセコン(レセプトコンピュータ)や薬歴ソフトといった既存システムの選定段階から開発チームも入り、自社システムとの連携を見据えて最適なものを一緒に議論しました。実際のユーザーである薬剤師の方々と一緒につくることで、本当に必要な機能にフォーカスして開発することができました。
この「現場と開発の近さ」こそが、Linc'wellのプロダクトを進化させ続けるのだ。そして土佐氏は、この環境そのものが前職では得難かった大きな価値だと語る。
土佐Linc'wellでは、「この画面にこれを追加してほしい」と寺山さんにお伝えすると、数日後にはもう改修版がリリースされたりします。例えば、患者さんへの服薬期間中のフォローアップ(状況確認や相談対応)をシステム上で行いたいと相談した時も、最初は機能がなかったのですが、現場の声をもとにすぐに追加していただきました。
さらに「そのフォローアップの回答を、どう他の薬歴システムに効率的に反映するか」といった、より細かい運用面の課題についても、他のシステムの仕様を理解してくださっているのですぐに改善策を実装してくれたんです。このスピード感は、本当に驚異的です。
この開発スピードは、単なる業務効率化以上のものを現場にもたらす。それは、薬剤師の「働きがい」と「医療の質」の向上だ。
従来の薬局業務にあった「患者さんを待たせている」という精神的なプレッシャーから解放されることで、薬剤師は本来最も注力すべき「患者一人ひとりと向き合う時間」を確保できるようになった。薬に関する丁寧な説明や、副作用への不安を取り除くための相談対応など、医療体験の質に影響し得るコミュニケーションに、より多くの時間と意識を割けるようになったのだ。
土佐自分たちの意見がプロダクトに反映され、患者さんの体験が良くなっていく。そのサイクルを日々実感できるからこそ、「自分たちが主体的に医療をよりよくしていけている」という確かな実感が持てるんです。
「オンライン対応も可能な薬剤師・調剤薬局」が実現する多拠点オペレーション
オンライン服薬指導に対応する戦略と、現場と開発が融合した高速の改善サイクル。この二つを武器に、Linc'wellは次なる成長フェーズへと舵を切った。それが、M&A(合併・買収)も含めて描く、物理的な拠点ネットワークの拡大と、それに伴った各拠点に所属(兼務)しオンライン対応も担う薬剤師体制である
Linc'wellは新橋の「miteme薬局」開設に続き、大田区の「くるみ薬局」をM&Aでグループに迎え入れた。この狙いについて、一寸木氏は「即日配送ネットワークの拡充」にあると語る。
一寸木やはりオンラインで薬を受け取る体験の中で、即日配送へのニーズは非常に高い。そのネットワークを拡充していくことが薬局事業の戦略として重要になります。
しかし、言うまでもなく、異なる文化やオペレーションを持つ薬局を統合するプロセス(PMI: Post Merger Integration)は容易ではない。特に、新たにグループインした薬局の既存スタッフに、これまで慣れていないオンライン対応の業務を新たにお願いするのは、大きな負担となりかねない。PCスキルや新しいシステムへの順応度も様々だ。
一寸木M&A先のスタッフの方々は、必ずしもシステムに慣れているわけではないので、そこに負担がかからないよう、オンライン対応ができる仕組みを構築しています。
そのユニークな解決策としてLinc'wellが設計した、オンライン対応も可能な薬剤師が、各店舗に所属(兼務)し、連携して業務にあたる調剤薬局の仕組み。この構造を、全国にこれから展開しようとしているわけだ。
一寸木具体的には、オンラインでの処方箋入力や、患者さんへの薬の説明や相談といった対応は、処方箋を受領した各薬局に所属(兼務)する薬剤師が、オンライン業務に習熟した新橋拠点のノウハウを活用しつつ、各薬局のスタッフとしてリモート対応を行います。一方で、各拠点では、実物の薬の調剤・監査、そして配送業務を中心に担い、オンライン対応は拠点間で連携して対応してもらう。こうした役割分担を設計しています。
法的な建付けとしては、新橋拠点の薬剤師が処方箋を受領する薬局(例えばくるみ薬局)に所属(兼務)する形をとり、処方箋を受領した当該薬局が一貫して責任を持てる管理体制のもとで業務を行えるようにしているんです。
オンライン対応という専門性の高い業務、また業法上、処方箋を受領した薬局が一貫して責任を持って実施する必要のあるオンライン服薬指導。そのノウハウを確立し、滞りなく対応し続ける薬剤師を、Linc'wellが育成・輩出していくというわけである。
服薬指導は、処方箋を受領した薬局に所属(兼務)する薬剤師が担当しつつ、運用上はオンライン対応のノウハウをセンター(現在はたとえばmiteme薬局新橋店)に集約する。各拠点は物理的なオペレーションを中心に担いつつ、センター側の薬剤師とも連携してオンライン対応にあたる。患者から見れば、どの拠点から薬が届いても、オンラインでの応対品質は平準化が図られている。一方、それぞれの薬局の現場スタッフにとっては、複雑なオンラインシステムの習熟やオンラインでの患者対応といった新たな負荷が最小限に抑えられる。
この仕組みこそが、Linc'wellの薬局ネットワーク全体のサービス品質を担保しつつ、全国展開による非連続な成長をも可能にする、効率的なスケール戦略の鍵となっているのだ。
薬を届けて終わりじゃない。Linc'wellが薬局事業において描く、薬局を起点とした「ヘルスケアプラットフォーム」の未来像
オンラインに特化したオペレーションとプロダクトの内製化。そして、その構造を一般化していく全国的な拠点拡大。Linc'wellが推し進めるこれらの戦略は、すべて、彼らが描く未来の医療体験を実現するための布石だ。
彼らが見据えるのは、単に「薬をスムーズに届ける」というミッションの、さらに先にある。
例えば、自宅と勤務地が離れているビジネスパーソンが、日中働くオフィス近くでその日のうちに薬を受け取れる──。そんな、多様化するライフスタイルに合わせた利便性の追求も、彼らが目指す世界の一つ。
だが、Linc'wellの薬局事業構想はそれだけに留まらない。彼らが真に目指すのは、薬局を単なる「薬の受け渡し場所」とするのではなく、患者の健康ジャーニー全体を継続的にサポートする「ヘルスケアプラットフォーム」へと進化させることだ。
一寸木薬局が薬の処方やデリバリーをするだけに留まらず、服薬した後のフォローアップをきちんとしていくとか、あるいはその患者さんの健康状態に合わせてOTC(一般用医薬品)含めて提案をしていくとか、患者さんのヘルスケア改善に寄与する領域は、より幅広くしていけると確信しています。薬局を起点としてそういうところまで広げていきたいなと考えています。
寺山氏も、その構想を「線から円へ」という言葉で表現する。
寺山診療から薬をもらうまでが一つの線だとしたら、線をそこで途切れさすのではなくて、その後のフォローアップでしたり、当社で展開するOTCのECとかを組み合わせた、より良い患者さんに最適な提案をしていく。そうして、何かあった時にまた適切な医療機関での診療を受けてもらうといった、円を途切れさせずにループしていくような体験を作っていきたいんです。
具体的には、服薬後の効果の実感や副作用のような症状をアプリを通じて確認するフォローアップ機能の充実。Linc'wellが提供する「クリフォア」アプリと連携し、飲み忘れを防ぐための服薬リマインダーや、複数の医療機関からの処方情報をまとめて確認できる電子お薬手帳機能の強化。さらには、処方薬だけでなく、患者の状況やニーズに応じた市販薬やサプリメントを「mitemeドラッグ」などの自社ECを通じて選択肢を提示・購入できる仕組み。
これらが実現したとき、薬局はもはや、病気になった時にだけ訪れる場所ではなくなる。日々の健康管理から服薬・セルフケアの継続支援まで、あらゆる場面で頼りになる「健康のパートナー」へと変貌を遂げるだろう。
診療から薬の受け取り、そしてその後のセルフケアまで。医療と患者の間にある、あらゆる分断をなくし、すべての人に最高の体験を届ける。Linc'wellの挑戦は、薬局というラストワンマイルの革新を通じて、日本のヘルスケア全体の未来を描き始めている。
こちらの記事は2025年01月13日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
執筆
大久保 崇
写真
藤田 慎一郎
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