連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

フィンテックの未来~10年後のフィンテックはどうなっているのか? | お金とテクノロジーの未来 vol.4

筆者は社会人キャリアを通じてずっと「金融×テクノロジー」を追いかけてきましたが、その中でも、インターネットやモバイルデバイスの登場は金融のランドスケープを大きく変化させた印象深い出来事でした。 2013年頃からは、新しく「フィンテック(FinancialとTechnologyの造語)」という言葉が使われ始め、スタートアップ企業を中心に「より安く、正確で、使いやすい」金融サービスが続々と登場し、既存の金融機関にも大きな影響を与えるようになったのは記憶に新しいところです。 10年前の2013年といえば、iPhone5sがドコモからも発売され、大手3キャリア全てがiPhoneを取り扱うようになった[1]ことで、多くの日本人にiPhoneが行き渡るようになった年でもありましたし、昔懐かしいグーグルグラス(メガネ型ウェアラブル端末)が発売されたのもこの年でした。2009年に登場したビットコインの価格は、2013年に10ドルから1000ドルに急騰したのち500ドルに急落し世間の注目を集めもしました。 もし読者の皆さんが10年前に2023年を予想していたとすると、どの程度予想が的中していたでしょうか?私の場合、「ビットコインが資産クラスとして一定の地位を確保する」という予想は当たりましたが、「コンタクトレンズ型ウェアラブルデバイスが普及し始める」という予想は見事に外れてしまいました。 今年2023年は、フィンテックが10周年を迎える年とも言えるわけですが、今回の記事では10年後のフィンテックを予想してみたいと思います。…

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