連載パナソニックが提唱するミッションドリブン 〜人生100年時代の新・キャリア戦略〜

直感に素直になり“自分らしさ”を見つけよう──パナソニック伊藤氏が提案する“やりたいこと”の見つけ方

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インタビュイー
伊藤 眞依子

慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、2014年パナソニック入社。3年間、マーケティング部門で照明器具の商品企画・販促企画に従事。その後、パナソニックの社内公募制度eチャレンジを活用し、ブランドコミュニケーション部門へ異動。パナソニックの家電やリフォームの提案をする、新形態のコミュニティスタジオの立ち上げプロジェクトに参画。現在はスタジオ内の展示企画を担当し、お客様に寄り添ったライフスタイルや住まいの提案を行っている。

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書籍やインターネットで“How to”を手に入れやすい時代となった。しかし同時に、小手先のテクニックに拘泥し、自分なりの“生きる意味”、すなわち“ミッション”について考えたことのない若者も少なくないようだ。

そんななか、一人ひとりの社員のミッションを大切にしている企業がある──パナソニック株式会社だ。

ここで働く人たちはいかにミッションを見出し、仕事と接続しているのか。その追体験は、必ずやキャリアの指針を考える参考となるだろう。

本連載『パナソニックが提唱するミッションドリブン〜人生100年時代の新・キャリア戦略〜』では、自分らしいミッションを大切にしながら、仕事に取り組んでいるビジネスパーソンを紹介していく。

今回は、パナソニックの住宅設備や家電を中心に住まいづくりの提案をするライフスタイルのコミュニティスタジオ“RELIFE STUDIO FUTAKO”の企画に携わっているパナソニック 伊藤眞依子氏だ。彼女は自身のミッションについて「気付けていないだけで、きっと心のどこかにミッションの種はある」と捉えているという。

彼女の話を聞いていくと、無理な背伸びをしない“自分らしいミッションの見つけ方”が浮かび上がってきた。

  • TEXT BY MONTARO HANZO
  • PHOTO BY TOMOKO HANAI
  • EDIT BY MASAKI KOIKE
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学生時代、マーケティングコンペティションに参加。そして気付けた“ミッションの種”

2018年3月にオープンしたライフスタイルのコミュニティスタジオ“RELIFE STUDIO FUTAKO”。従来のショウルームとは異なり、パナソニックの住宅設備や家電に加え、たくさんの関連書籍・雑貨・インテリアを掛け合わせた、新しいスタイルの提案スタジオである。

パナソニック株式会社 ブランドコミュニケーション本部 スペースクリエイツ部 伊藤眞依子氏

伊藤私は、このスタジオ内の“展示”を担当しています。展示といってもカタログで紹介している住空間をただただ忠実にリアル空間で再現しているのではありません。

「このスタジオに来たからこそ、WEBやカタログでは分からなかった新しい気付きや発見があった!」と思っていただけるよう、このエリアに集うお客さまの趣向や価値観に寄り添うことを大切にし、展示の魅せ方・伝え方を工夫しています。

スタジオに来てくださるお客さまの日常を、より楽しく快適にするきっかけづくりができればと思い、仕事に取り組んでいます。

「日常をより快適に、そしてワクワクする気持ちをプラスしたい。」この言葉は、彼女が入社以来ずっと大切にし続けてきたミッションの原点だ。

自身のミッションの種に気付いたのは、大学3年生のころ。彼女は、慶應義塾大学 環境情報学部(湘南藤沢キャンパス、通称SFC)出身である。その大学では、日常を観察していくようなフィールドワーク型の授業、メンバーでアイデアを出し合うグループワーク、プロダクトや空間を提案するクリエイティブな授業がたくさんあった。その授業の一つひとつがとても楽しく、「もっともっと広い世界で挑戦したい」という想いが募っていった。

いつかは大学を飛び出し、自分の考えたアイデアを世の中に提案してみたいと思っていたところ、友人から「外資系化粧品メーカーが開催するマーケティングコンペティションへ参加しないか」と誘われる。そのマーケティングコンペティションで日本代表に選出され、国際大会へ出場したことが初めてミッションを意識するきっかけとなる。

伊藤国内選考の会場では周りの熱気やレベルの高さに圧倒され、一刻も早く家に帰りたいと思っていたぐらいでした。

「日本らしさが詰まった提案で世界の人々にワクワクを届けたい」という一心でプレゼンに臨みました。私たちは米ぬかを使った化粧品と米ぬかのフェアトレードシステムについて提案したのですが、国際大会出場の切符をいただくことができるなんて想像もしていませんでした。だから、選考発表の時はうれしさよりも驚きのほうが大きかったです。

36か国の学生が集うフランス パリでの国際大会は1ヶ月後。日本代表になったものの全く自信がなく、不安で押し潰されそうでした。日本代表となり、企画をブラッシュアップしていく中で、「自分たちの提案はまだまだ机上の空論で、これでは感動を届けることができないのでは?」と焦りを感じる場面もありました。

机上の空論だと不安になるのだったら、しっかりと知識を深めようと思い、農業×地域活性化の研究をしている先輩のところへ足を運びました。現場をご存知の先輩にアドバイスを頂くことで、よりリアルな提案に落とし込む努力を重ねました。

また、国際大会でのプレゼンということで文化や価値観が異なる人たちにわかりやすく伝えるために、プロダクトデザインを勉強している友人に協力してもらい商品サンプルやパッケージを作りました。もちろん英語でのプレゼンテーションの練習は100回近く重ねました。

国際大会のプレゼン後に「日本チームのアイデアは、NEW & DIFFERENCEだ!」という言葉を審査員から頂いた時、1ヶ月の努力が報われた気がしました。

様々な壁にぶつかりながらも、とにかく目の前のできることを一生懸命頑張ることが自信に繋がっていくのだと感じました。自分が“出来ないこと”“分からないこと”は恥ずかしいことではない。それを理解した上で、行動に移せるのかが大切だと学びました。この学びは、社会人になった今でも活きているように感じます。

偶然参加したマーケティングコンペティションだったが、こだわりを持って奮闘したことで彼女はその後のキャリアの道しるべを見つけた。そのキーワードは、“日本らしさ”“くらし”“楽しさと快適さ”の3つ。よって、家電やトイレ、文房具メーカーなど“くらしをつくっている会社”を中心に就職活動をしていたというが、最終的にパナソニックを選んだ理由はどこにあったのだろうか。

伊藤自分らしさを大切にしながら、ミッションの実現に向けて邁進できる場所で働きたいと考えていました。直感を大切に、“社員の人柄や会社のカルチャーが自分とマッチするかどうか”をポイントに就職活動をしていました。

具体的に言うと、お会いした社員の方々と一緒に時間を過ごした時に、無理をしたり、背伸びをしたりせずにありのままの自分で過ごせるかという視点を大切にしていました。

パナソニックが目指す姿“A Better Life, A Better World.”と自分のミッションの原点である「日常をより快適に、そしてワクワクする気持ちをプラスしたい」がリンクしたことに加え、就職活動中に出会ったパナソニックの社員の方々からは温かみと芯の強さを感じました。また、そんな魅力を持った女性の社員の方々にもたくさん出会えたことで、さらにパナソニックで働きたいと思いました。

そして何より、パナソニックでなら、パナソニックの人たちとであれば、何か新しいことにチャレンジするときに「きっと一緒にチャレンジしてくれる仲間や面白い仲間に出会い、ワクワクしながら仕事が出来そう!」「年齢、性別に関係なく活躍できるチャンスがありそう!」そんな想像が自然とできました。

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日常にアートを。“ワクワクする気持ちや遊び心”を家電に吹き込んでみたい!

パナソニックに入社した彼女が配属されたのは、国内マーケティング本部の“ライティング商品課”。お客さまや営業の声、そして市場のトレンドや競合他社の動向を踏まえ、あらゆる部門と連携しながら、商品企画・市場導入に向けたロードマップ策定・販促施策・プロモーションを担っている。パナソニックのDNAである家電の“心臓部”とも呼ばれる部署に配属された。

伊藤学生時代のマーケティングコンペティションへの参加経験から、私はマーケティング部門への配属を希望しました。内定時点では配属先を確約されていた訳ではありませんでしたが、縁あってマーケティングの仕事に携わるチャンスをいただくことができました。

配属時から入社後の今も感じていますが、強い想いや意欲を持って努力をしている人には挑戦する機会を与えてくれるところが、パナソニックの魅力の1つです。

私が配属された照明器具を扱うライティング商品課は総勢11名。その中で私は、商品の魅力をお客さまに向けてどう伝えるのかをプロデュースする“販促・プロモーション施策”と、お客さまや販売現場に近い立場から、どのような商品をつくるべきかを提案する“商品企画”を担当していました。

デザイン、技術開発、営業、コミュニケーションなど多岐にわたる部門の垣根を越えて様々なメンバーとコミュニケーションを取りながら、より良い商品をお客さまへお届けすることに日々、楽しく奮闘していました。

ライティング商品課で、彼女は学生時代に気付いたミッションの種が育っていく経験をする。空間に浮かんでいるような薄くすっきりとしたデザインが特長のLEDシーリングライト、“AIR PANEL LED”の新しいプロモーション企画を担当したことがきっかけとなった。

伊藤LEDシーリングライトのデザインは天井になじむシンプルなデザインのものが一般的で、「省エネで明るければOK!」の世界でした。しかし、機能面だけでなく“AIR PANEL LED”のスタイリッシュなデザイン面の魅力をお客さまにお伝えするために、従来のLEDシーリングライトとは異なる新しい販促・プロモーション施策が求められていました。

そこで私は、照明器具を部屋にアートを飾るような感覚で、くらしを楽しくするインテリアのひとつとして“AIR PANEL LED”をお客さまに提案し、“あかり”を通して日常にワクワクを感じてもらえたらと考えました。お気に入りの服を着て出掛けるとハッピーな気持ちになるように、お気に入りの“あかり”と暮らすと毎日がハッピーになる提案ができたらと思いました。

ターゲットは、今まで機能性重視の商品が多かったためにアプローチ出来ていなかった“女性”。

インテリアの大切な要素の一つである“テキスタイル”を切り口に様々な検討を重ねる中で、商品の中にたくさんの遊び心が詰まっており、「幅広い年代の女性に愛され続けているファッションブランド“TSUMORI CHISATO”とコラボレーションできたら」と考えました。

私のミッションの原点であった「日常をより快適に、そしてワクワクする気持ちをプラスしたい」とも繋がるところがあり、「これだ!」と思いました。

そして、思い切って“TSUMORI CHISATO”の事務所にコラボレーションのお願いに行きました。

私たちの「お客さまに驚きや喜びを感じていただけるあかりを作りたい」という想いをお伝えすると、津森さんも「TSUMORI CHISATOらしく、楽しみながら、おもしろいことを一緒にやりましょう!」と共感頂き、コラボレーションを快諾してくださいました。

既存のシーリングライト“AIR PANEL LED”を土台に、全灯、白い色、暖かい色、センター光、パネル光という、シーンに合わせて切り替えられる様々なあかりを活かしながら、何度も打ち合わせを重ね、形にしていきました。

そうして、まるでアートを天井に飾っているような“HAPPY STUFF”“キラキラ太陽”“魔法のランプ”の3つのデザインが完成しました。(*数量限定発売。現在は完売)

初めての挑戦ばかりで大変なこともたくさんありましたが、チームの垣根を越えて一緒にプロジェクトの成功に向けて協力してくださったメンバーやいつも親身になってアドバイスをくださる先輩社員のお陰で乗り越えることができました。

伊藤遊び心のプロフェッショナルである津森さんとお仕事をさせていただいたことがきっかけとなり、さらにミッションが育った感覚があります。入社時は「日常をより快適に、そしてワクワクする気持ちをプラスしたい」という想いでしたが、津森さんとのお仕事を経て、学生時代に気付いたミッションの種=「日常をより快適に、そしてワクワクする気持ちをプラスしたい」という想いが「製品に“遊び心”を吹き込みたい」へとミッションがバージョンアップしました。

パナソニックの製品は、実直で“王道”といったイメージがあると思います。しかし、時に“10%の遊び心”を吹き込むことで「家電の新しい可能性を広げることができるかもしれない!」と、私は考えています。

また、“遊び心のある家電”がきっかけとなり、王道のパナソニックの家電にはあまり興味がなかったお客さまにもパナソニックの家電に興味や愛着を持っていただくチャンスに繋がるのではないかと思っています。

画像提供:パナソニック株式会社

伊藤先程、学生時代に気付いたミッションの種がバージョンアップしたように感じるとお伝えしましたが、私にとってミッションは“自分らしさ”とも言い替えられます。

その“自分らしさ”をどんな時に感じられたかと言うと、チャレンジや行動をする中で自分の気持ちと素直に向き合うことで見つけてこられたように思います。

難しい試練や機会を与えられたときに、自分なりに熟考した企画や戦略の中で、「私だからこそチームに貢献できることは何か?」、「お客さまに対してお役立ちできることは何か?」を常に考えるようにしています。

自分自身の感覚を研ぎ澄まし、“自分らしさ”を問い続けることで、普段は気付けていなかった“自分のミッション”を見つけることができるのではないでしょうか。

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自分のミッションを実現するための、あえての“遠回り”

そんな彼女にも、“ミッション=自分らしさ”への想いの優先順位に悩んでいた時期があった。「もっと現場でお客さまの声を直接聞いたり観察したりしながら、くらしの提案をしてみたい」という想いが強くなり、パナソニックの社内公募制度である“eチャレンジ制度”を活用して“RELIFE STUDIO FUTAKO”の立ち上げプロジェクトに参画したばかりの頃だ。入社4年目のことであった。

伊藤「従来のショウルームとは異なる新しいスタイルでお客さまとコミュニケーションできる場を創りたい」という強い想いをもって異動してきた私ですが、それまでの仕事内容がマーケティングだったこともあり、“展示”について素人だった私は、チームの戦力になれていないと感じる部分も正直ありました。

とにかく1日でも早くチームに貢献したいと思うばかりで、自分のミッションを意識する余裕などほとんどない状況でした。

そんな状況下で、彼女は自分自身のミッションを一旦“脇に置き”、チームのミッションに貢献することに注力した。チームのメンバーは展示に関してベテランばかり。そんな「彼らの手が回っていないところや、自分でもできることを見つけ、気付いたことはどんなことでもやるようにした」と話す。

当時を振り返り、彼女は「自分のミッションへの実現を常に意識することが必ずしも正解ではない」と語る。

伊藤自分のミッションを一旦脇に置き、チームの目的が達成できることを最優先にして行動することは、結果的に自分のミッション実現への近道だったりすることもあるのだということを学びました。

“RELIFE STUDIO FUTAKO”がオープンするまでの期間は思うようにパフォーマンスを発揮することが出来ず、ジレンマを感じることもありました。しかし、心地よい場所から勇気をもって1歩踏み出すことで、また新しい角度から物事を捉えることができ、視野が広がるとても良い機会になりました。

そして“RELIFE STUDIO FUTAKO”のオープン以降は、自分のミッション実現に向けた仕事ができていると感じています。

現場でお客さまや接客スタッフに寄り添いながら、異動した当初よりも「ワクワクや遊び心が詰まったくらしを提案するにはどうしたら良いのか」をより深く考えながら毎日、楽しく仕事ができています。

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「チャレンジしようよ」と言ってくれるカルチャー

彼女はこれまでのキャリアを振り返り、「パナソニックでなければ、ここまで自分のミッションには向き合えなかった」と語る。その理由として、パナソニック独特のカルチャーを2点教えてくれた。

伊藤1つは、多様性を“前提”と考える土壌があることです。パナソニックは“A Better Life, A Better World.”という目指す姿に対して一丸となっています。しかし、一方で“中小企業の集まり”と表現されるように、様々な歴史的背景、事業、お客さまに向き合っている組織があります。

そのため、意見や価値観の食い違いを邪険にせず、“みんな違って当たり前”という前提に立ち、各人を尊重しながら最善策を考える雰囲気があります。

伊藤もう1つは、結果の見えないものにこそ、チャレンジする価値があると考える社員が多いことです。私も就職活動中には“大手企業は画一的かつ保守的”というイメージがありました。実際、多くの方々にパナソニックのような大手企業は“挑戦を避けていそうな会社”という印象を持たれていると思います。

しかし入社してすぐ、その考えは払拭されました。パナソニックにはチャレンジを求め、応援する土壌が存在しています。

AIR PANEL LEDのコラボレーション企画を起案した際も、はじめは“照明器具にアートを施す”ことの価値に共感してくれるメンバーは、ほんの数人でした。しかし、決して否定せず、「私たちには具体的なイメージができない部分もあるけれども、チャレンジしてみたら?」と挑戦させてもらえたことはパナソニックならではだと感じています。

そして、頑張っていると必ず誰かが助けてくれますし、気軽に声を掛けてくれるところもパナソニックの人の温かみを感じるところです。やはり、「就職活動時の直感は当たっていたな」と思います(笑)。

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“合う”“好き”だけでなく、“合わない”“嫌い”も含めて“自分らしさ”

大学3年生のころに気付いた「日常をより快適に、そしてワクワクする気持ちをプラスしたい」というミッションは、いまでも彼女の原動力となっている。

伊藤私は、「“ミッション”は無自覚だったとしても心のどこかに常にあるものなのかな」と思っています。でも、“ここぞ”というときにフツフツと湧き上がってきて、頑張る原動力になってくれるものだと思っています。

ミッションを自覚できていなかったら、ここまで前のめりにワクワク働くことはできず、「ただ言われたことだけをこなす毎日を送ってしまうかも」と感じています。

最後に、これからキャリアのことを考えようと思っていたり、キャリアに悩んでいたりする学生や若手の社会人に向けて、彼女なりの“ミッションを見つけるコツ”を教えてもらった。

伊藤最近の大学生や後輩社員を見ていて感じるのは、自分自身に合う“正解”を探すあまり、視野が狭くなり、選択肢を見失ってしまう人が多いことです。そんな人には是非、「合う」という感覚に加えて、「合わないな」と思う感覚も大事にしてほしいと思っています。「合わないかも」と思うことは、決して悪いことではないと思います。

これは自分に「合わない」と感じたとき、「なぜそう思うのか」「何が合わないと思うのか」など、 これまで見えなかった新しい選択軸、つまり自分の“好きと嫌い”が見えてくるかもしれません。例えば、「張り切ってチャレンジしてみたのに何だか気持ちがワクワクしないな」「自分らしくいられないな」と感じたときに、素直に自分の感情を観察してみてください。“嫌いなもの”を知ることで、“好きなもの”がはっきりと浮かび上がるはずです。

そうした「合わないな」という感覚を知るためにも、違和感を感じる“経験を得るための行動”をどんどん起こせると良いと思います。“合う or 合わない”“好き or 嫌い”“どちらでもいい”のカテゴリー分けが経験に基づいて自分の中でできていれば自分のこうしたいという想いや自分らしさがより浮かび上がってくると思います。

そして、学生の方だったら、やってみて違和感があったらすぐに“やめる”行動に移しやすい環境にいるのでどんどんチャレンジしてほしいです(笑)。

論理的に考えることが重視される現代だからこそ、あえて感覚的に行動することも大切だと思います。自分自身の直感は、様々なことにチャレンジする中で変化する自分の気持ちを観察、言語化することで研ぎ澄まされてきます。

日々、行動する中で「どう思っているか」、「どう感じたか?」と自問自答し、その気持ちを言語化、記録し続ける。

その営みの繰り返しから、自分が追いかけるべき“ミッション≒自分らしさ”にたどり着けるのではないでしょうか。

こちらの記事は2019年07月22日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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姓は半蔵、名は門太郎。1998年、長野県佐久市生まれ。千葉大学文学部在学中(専攻は哲学)。ビジネスからキャリア、テクノロジーまでバクバク食べる雑食系ライター。

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花井 智子

編集

小池 真幸

編集者・ライター(モメンタム・ホース所属)。『CAIXA』副編集長、『FastGrow』編集パートナー、グロービス・キャピタル・パートナーズ編集パートナーなど。 関心領域:イノベーション論、メディア論、情報社会論、アカデミズム論、政治思想、社会思想などを行き来。

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長谷川 賢人

1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。

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