【ベンチャーキーパーソン名鑑】PdM編Vol.9:キャディ 西本 勝利氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
キャディ株式会社における「PdM(プロダクトマネージャー)」の魅力とは?
以下、話者は西本 勝利さん
キャディは、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、世界最大の産業である製造業の変革に挑むグローバルスタートアップです。キャディが変革したい製造業のグローバルでのバリューチェーンは長く、課題も複雑かつ多様です。それ故に、PdM一人ひとりが製品の発見から市場投入、その後の戦略やロードマップ策定まで全体を具体的に認識する必要があり、非常に面白い挑戦です。
長年解決されてこなかった複雑な課題を解くには、未だこの世にないプロダクトを多く生み出していく必要があります。難しい挑戦ですが、その分、解決した際のインパクトは他のサービスと比べて非常に大きいです。市場規模に比例した大きな効果はもちろん、品質・安全性の向上を通じて人々の暮らしの安心に寄与し、生産性の向上によって生活や社会の進化を後押しするイノベーションにもつながります。ゆえに、PdMとして大きく自分を成長させる環境でもあります。
PdM(プロダクトマネージャー)の処方箋
処方箋 その1:意思決定のスピード
完全な正解が無い中で、実行と観察サイクルの速さを重視します。
処方箋 その2:自我
情報が不完全である中でも、進むべき指針を明確にするには「業界、顧客、事業のためにこれをやるべきだ」という自我が重要だと考えます。
処方箋 その3:解像度
また、意思決定に説明性を持たせる、制約やトレードオフを理解するための解像度(技術的なことから、顧客に関することなど様々)が必要だと考えます。解像度を高めるために、自分の身を動かす(自分で実装してみる、顧客と対話するなど)といったことを意識しています。
PdM(プロダクトマネージャー)を学べるオススメコンテンツ
オススメ:「シンプルに結果を出す人の 5W1H思考」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | 渡邉 光太郎 |
| 出版社 | すばる舎 |
| 出版日 | 2017/7/19 |
| Amazonリンク | ![]() |
フレームワークを多く覚えるのではなく、場面場面で5W1Hを当てはめることで検討に漏れがないかなどを考えています。またこの書籍でいうBig-Whyも日常的に意識することで、プロダクトの本質的な目的を見失わないように気をつけています。
キーパーソン西本 勝利氏から皆さんへのメッセージ
グローバルでモノづくり産業のポテンシャルを真に解放するには未だ無限にやるべきことがあります。その中で仕事がうまくいかずに悩む時でも、課題の広さと意義深さ、挑戦の面白さに立ち返ることで、自然とコトに向かって突き進み続けられる環境です。また、このような環境には多くの優秀で魅力的な人々が集ってきます。その人々と協働・切磋琢磨し、時には一緒に遊ぶことも、私にとってのキャディの醍醐味であり、支えになっています。あなたもこの環境で自身のポテンシャルを解放しませんか?
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こちらの記事は2025年11月07日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
連載ベンチャーキーパーソン名鑑
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