コラボレーションSNS、xRTech、製造業DX。
新市場をつくるGMO VP投資先3社が一挙登壇──FastGrow Pitchレポート

登壇者
佐古 雅亮
  • Spready株式会社 代表取締役 

2008年(株)インテリジェンス(現:パーソルキャリア)に新卒入社。人材紹介事業にてキャリアコンサルタント、リクルーティングアドバイザー、法人営業部門のマネジメントを経て、スタートアップ支援事業を立ち上げ、当該部門を管掌。2017年10月、同事業の解散に伴いfor Startups(株)に移籍。2018年5月Spready Inc.を創業、代表取締役。慶應義塾大学文学部卒。

林 範和
  • バルス株式会社 CEO 

早稲田大学卒業後、大和証券SMBC(現、大和証券)に入社。株式・債権の引受やM&Aのアドバイザリー業務に従事。 2012年にPEファンドのフェニックス・キャピタル入社、投資及び投資後のバリューアップ業務を担当。 2015年、事業会社の経営企画部門で経営管理及び新規事業開発を経て、 xR技術を用いたコンテンツ開発に可能性を感じ、2018年にバルス株式会社を創業。

石原 誠

新卒で株式会社キーエンスに入社。東京営業所にてコンサルティングセールスに従事。2001年より社内ベンチャープロジェクトとしてキーエンス初のインターネット事業「iPROS(イプロス)」の立ち上げを行い、執行役員として「サービス開発」「メディア運営」「経営企画」を担当。2014年3月にイプロスを退職後、教育系(EduTech)スタートアップである株式会社ポリグロッツを創業。英語学習者向けiPhoneアプリをリリースし、2014年のAppleベストアプリに選出される。2014年9月に創業した株式会社エデュート(Edut)では、教育向けアプリ構築プラットフォームサービスをリリース。数々のビジネスコンテストで受賞を経験。その後、アペルザの前身である株式会社クルーズを創業し、2016年7月の株式会社FAナビ及びオートメ新聞株式会社との経営統合を期に株式会社アペルザの代表取締役社長に就任。

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「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowが、「この会社、将来大きなイノベーション興しそうだ!」と注目するスタートアップをお呼びして、毎週木曜朝7時にオンライン開催する「FastGrow Pitch」。

登壇するスタートアップが目指すビジョンや事業内容、創業ストーリー、どんな仲間を探しているのかなどをピッチ形式で語るイベントだ。今回はGMO VenturePartneres(GMO VP)とのコラボレーション企画として、GMO VP投資先のみが集まる限定回として開催した。

登壇したのは、Spready、バルス、アペルザの3社(登壇順)だ。本記事では、ピッチの模様をダイジェスト形式でお届けする。

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Spready株式会社:信用でつながる「コラボレーションSNS」を提供

Spready株式会社

最初に登壇したのは、「人と組織の新しい”つながり”をつくる」をビジョンに掲げるSpready(スプレディ)代表の佐古雅亮氏。佐古氏は、HR領域でキャリアを重ねてきたスペシャリストだ。新卒でインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、キャリアコンサルタントやリクルーティングアドバイザーとしてIT・インターネット関連領域の採用・転職のサポートに従事。2015年には、同社でスタートアップ支援事業の事業責任者を担当し、2018年にSpreadyを創業した。

同社の事業における最大の特徴は、「Social Capital(社会関係資本)」と呼ばれる「人のつながりや信頼が持つ価値」の可視化に挑戦していることだ。具体的には、個人が応援・共感する企業へ友達を紹介できるコラボレーションSNS『Spready』や自分自身の年表を手軽につくってシェアできるプロフィール作成サービス『Profiee』などを運営している。なかでも『Spready』は、事業開発から法人顧客開拓、人材採用まで、シーンを問わずにあらゆる人探しで活用できる点が魅力だ。同サービスを通じて、ローンチから約1年間で1,500を超えるマッチングが実現したという。

また、2020年5月には、法人向けのクラウド社員名簿サービス『Profiee Teams』の提供も開始した。コラボレーションSNSのクラウドサービスを複数展開するとともに、OEM提供も積極的に行うことで、まずは強固な収益基盤の確立に取り組むのが現在のフェーズだと佐古氏は語る。今後は、『Spready』をはじめとした各サービスのPMF達成とグロースに力を注ぎ、その先には「ソーシャルキャピタルデータ」を活用した送客プラットフォームの構築を見据えている。

佐古2020年現在、日本の副業経済規模は約8兆円で、今後も拡大を続けると言われています。働き方が多様化するにつれて、私たちにとってのビジネスチャンスもますます大きくなっていくはずです。

今後も「社会性との関わりの中で人が持つ、“つながり”資産の可視化」を合言葉に、HR産業におけるイノベーション創出に挑戦していきます。もし、Spreadyで働くことに関心を持ってくださる方がいましたら、私のFacebookからお気軽にご連絡ください。

サービスに興味があれば登録もぜひ、お願いします!

※コラボSNS『Spready』はこちら、プロフィール作成『Profiee』はこちら

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バルス株式会社:“xRTech”を駆使したライブプラットフォームを展開

バルス株式会社

続いて登壇したのは、ライブ配信に欠かせない機能を複数備えたプラットフォームサービス『SPWN(スポーン)』を運営するバルス代表の林範和氏。同社は、xRTech(エックスアールテック、ARやVRなどをはじめとする先端技術の総称)を活用したライブ配信やポータルサイトの運営支援などを行い、ライブ市場が抱えるさまざまな課題の解決に取り組んでいる。

2019年3月にリリースした『SPWN』は、単にライブをオンライン化するだけのサービスではない。最大の魅力は、他社サービスでは従来別々のサイトを利用せざるを得なかったチケット配売や物販EC、動画視聴などの機能を一つのプラットフォーム上で提供できる点。これにより、コアなファンの利用・購買データの取得や販売チャネルの一元化と購買促進、利用顧客のデータベース構築などが可能となる。

林氏は、新卒で大和証券SMBCに入社し、PEファンドや新規事業開発を経験。その後、xR技術を用いたコンテンツ開発に可能性を感じ、2017年にバルスを創業。2019年5月には、3.5億円の資金調達を実施し、現在はNTTドコモや日本テレビなど複数の大手企業も『SPWN』を導入している。

私たちはプラットフォーマーであると同時に、Netflixのように、オリジナルのコンテンツを企画・開発することにも注力していきたいと考えています。「エンタテイメントであふれた日常をつくる」という目標を達成するためには、ただコンテンツを届けるだけでは不十分だからです。

今後は大企業だけでなく、個人向けのサービスも提供していく予定です。また、AR・VRデバイスの普及に合わせた「CtoCのxRライブプラットフォーム」を展開する構想もあります。グローバル展開を見据えながら、テクノロジーを最大限に活かしたライブ事業を拡充していきます。

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株式会社アペルザ:総額12億円調達済み、製造業向けに多様なサービスを提供

株式会社アペルザ

最後に登壇したのは、製造業向けにさまざまな事業を展開するアペルザ代表の石原誠氏。同社は、製造設備の情報収集や製品購入が可能なポータルサービス『アペルザ』や、製造業向けクラウドサービス『アペルザクラウド』を提供している。

アペルザの事業のユニークな点は、製造業のなかでも自動車や家電のような最終製品ではなく、工場にある製造設備機器の取引に狙いを定めたことだ。石原氏によれば、日本にある製造設備機器のメーカー数はおよそ12万社。しかし、そのほとんどがインターネットを使いこなせていない一方、買い手側もアナログな情報収集や比較検討に頼らざるを得ない状況だという。アペルザは、新規取引の機会を創出する「アペルザ」や、既存取引をデジタル化する「アペルザクラウド」を提供し、製造設備産業のDXを推進することで、製造設備機器の取引におけるミスマッチを減らしている。

石原氏は、新卒でキーエンスに入社し、同社では初となるインターネット事業の立ち上げに携わった。20年弱勤めた後は、2014年に教育系スタートアップの立ち上げを経験し、2016年にアペルザの前身となるクルーズを創業。24兆円規模と言われる製造設備産業に着目し、事業を成長させてきた。

石原製造業のバックグラウンドを持たないメンバーも多く活躍していることが、アペルザの特徴の一つだと思っています。楽天やIBM、メルカリなどのIT業界出身者も多く、価値観や興味関心も含め多様なメンバーが揃っています。

現在は、エンジニアからビジネス職まで、全方位で採用を強化中です。製造業に対する知識がほとんどなくても構いません。「日本の製造業をより良くしたい」という想いを持った方と共に働けたら嬉しいです。

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過去記事:「メルカリ小泉氏がエンジェル投資した、 製造業ベンチャー“アペルザ”とは何者か」

Spready、バルス、アペルザに出資しているGMO VenturePartnersは、これまでにユーザベースやラクスル、マネーフォワードといった、急成長企業にいくつも投資した実績を持つCVCだ。今回のピッチに登壇したスタートアップたちの、今後のさらなる飛躍を期待したい。

今後も毎週木曜朝7時の「FastGrow Pitch」では、注目スタートアップが登壇し、自ら事業や組織について語る機会をお届けしていく。ぜひ、チェックしてもらいたい。

こちらの記事は2020年08月05日に公開しており、
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金村 容典
  • 株式会社フラミンゴ  代表取締役社長CEO 

1993年京都生まれ。立命館大学法学部を卒業。文科省EDGEプログラムの一環でシリコンバレーでインターン、またサンブリッジグローバルベンチャーズのアクセラレーションプログラム、株式会社ディー・エヌ・エーの新規事業である”Anyca”のマーケティングに従事。その後、両親ともに海外にルーツを持つこともあって幼い頃から外国人の暮らしに強い興味を持っていたこと、シェアリングエコノミーの可能性を強く感じたことをきっかけに、2015年夏、株式会社フラミンゴを創業。

松木 健人
  • 株式会社いえらぶGROUP 商品開発本部部長 

1989年生まれ。慶応義塾大学卒。代表への直談判により新規事業を託された内定者期間を経て、2013年に株式会社いえらぶGROUPへ新卒として入社。翌年、新規事業の法人化を実現し、新卒2年目にしてグループ会社の代表取締役に就任。5年間代表を務めた後、本社の商品開発本部部長に就任し、内勤部署の統括と商品企画の責任者を兼任。クライアント数10,000社を超えるSaaSの自社開発・提供や、UiPath社と提携しRPAサービスの企画・開発を管轄するなど、PropTechの普及を進めている。

公開日2020/08/12

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